卑弥呼と会津<10>
ニュースを見ていたら、小学6年生の女の子が同級生の言いがかりを受けて、兵庫県の警察署に連れていかれて、警察官から長時間取り調べを受け、やってもいない行為を無理やり調書に取られてサインまでさせられたという事件が報道されていた。
その報道では、教師の対応が全然出てこない。普通なら、教師の対応で、こんなバカなことは絶対起きないはず。この事件を見る限りでは、まず、この学校の校長の罷免が先決だし、次に警察署所長、そして市の教育委員長の罷免ぐらいは当たり前のことだ。
このまる1週間というもの、今から3年前に、まるでこのような事件に巻き込まれていて、やっと本日、その降ってきた火の粉を振り払うための、とある事務手続きを完了したところだった。
間違いなく15年間ほどは、ゴールド免許だったから、運転には注意を払っていたので交通違反の嫌疑をかけられたときは、驚いた。嫌疑をかけてきた警察官は、この現場を直接見ていたわけではない。近くにいた警察官(多分上司)に指摘を受け、ミニパトで一人追いかけてきたに過ぎない。
警察官に聞いた。もししっかり見ていた上での指摘ならば、当然目に入るべき、こちらの車両の前後の特徴を見たかどうかを尋ねた。明らかに見ていない。代わりに、ドラレコをつけているかどうかを聞いてくる。「証拠がない」、これは明白だった。
これで終わるはずだった。用事があるので取り調べはこちらから署に出向く、と言い実際に30分ほどして、署に出向いた。十人以上の警察官が入れ替わり立ち替りしての、長時間の取り調べである。ともかく調書にサインをするよう求められた。やってもいないことにサインすることなど、出来はしないし、まして毫もこちらの言い分など聞きもしない。疲れたから帰ると行って、そのまま帰宅した。
あまりにひどいことなので、県警本部長宛に、謝罪を要求した内容証明郵便を送った。なぜか、返事(?)は課長から電話であった。謝罪ではなかった。
2ヶ月ほど過ぎたある日、講習を受けろとの通知が来た。いつの間にか交通違反をしたことにされていた。どうして、という思いで、あちこち調べたら、検察庁に送致(違反を確定するために司法の判断を仰ぐための手続き)していたことが分かった。すぐに、検察庁に連絡をした。とっくに「不起訴にした事件」と言われた。後のことがあるので、「不起訴状」をもらった。冤罪所ではない、不起訴事件を、「違反」としたのだ。
どうやら、交通違反がないのに、あったこととして、違反登録、これは今や県に留まらずなんと「警察庁のコンピュター」に電子登録され、全国版になっていたことを知った。不起訴になった後にだ。
まさに降りかかった火の粉、だった。初めてのことではあり、勉強のつもりで、冤罪なるものを晴らすにはどうすればいいのか、それは裁判しかないだろうとの、少しばかり面倒なことになるのを覚悟で、はじめは東京地方裁判所に「仮処分」の申し立てをした。これは多分、被害額によらず一番安く裁判にする方法。郵便代を別にすると1件2千円也。
裁判官が直接連絡をくれて、多分受けたくなかったのであろう、裁判地を変えて欲しいとのこと。こちらは、冤罪が晴らせて、名誉が回復でき、罰金が戻ればそれでいいと思っていたのだが、なんと、裁判官は「国家賠償事件」という。
火の粉どころが、「烈火」になってしまったという次第。そして本日、この「烈火」は、「送り火」にしてようやく「国会」に送り返したという次第なのです。
そのための空白の7日間でした。先ずはご報告まで。
小学6年生相手に調書取り、情けない国家になってしまったもんだと思う。