非ヒロイン、恋愛トラップを全力回避!


恋愛よりもゲーム・チョコ・猫が大事。そんな「非ヒロイン属性」の女子高生・星野杏子が主人公。ところがある日、魔法使いリリの介入によって、彼女の大切なゲーム・チョコ・猫が次々と奪われてしまいます。

 

平穏な日常を取り戻す条件は――恋をすること。こうして杏子は、壁ドン、強制同居、急接近イベントなど、あらゆる“恋愛トラップ”を回避しようと奮闘する羽目に。クールな転校生・香月司、幼なじみの速水純太、某国の御曹司・小金井聖といった同級生たちと距離を縮めながら物語はドタバタと展開していきます。


「さて誰を選ぶ?」のお約束が心地いい


料理男子、スポーツ男子、金持ち男子。属性違いのイケメンたちが次々と投入され、「さて、誰を選ぶ?」「えっ、そっち!?」と王道の揺さぶりが続く構成。杏子を恋に落とそうと、これでもかというほどベタな恋愛シチュエーションが発生しますが、お約束だからこそ安心して観られるのがこの作品の魅力です。


最近は構えないと観られない重めの芝居やミュージカルが続いていたので、こうした肩の凝らない娯楽作は素直にありがたい。
しかもクリスマスシーズンにラブコメ、という組み合わせも気分にぴったりでした。


眼福度MAXの夢世界


「ルッキズム? 何それ?」と言わんばかりに、登場人物は男女ともに顔面偏差値高め。主要キャラだけでなく、脇役の大人たちに至るまで美丈夫ぞろいで、徹底して“夢の世界”が守られています。映画は現実ではなくファンタジー。世界観を成立させるためにも、私はこういう振り切り方は大歓迎派です。少子化へのメッセージという建前はありつつも、そこに重きを置きすぎず、娯楽としてきちんと突き抜けている点が好印象でした。


気楽に笑って、ときどきキュンとする一本


深く考えず、流れに身を任せて楽しめるラブコメ。年末の慌ただしい時期に、気持ちをふっと軽くしてくれる作品でした。

 

2025年製作/105分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2025年12月12日

 

【スタッフ】

監督:英勉
原作:百世渡
脚本:山岡潤平
製作:市川南 上田太地
共同製作:弓矢政法 渡辺章仁 増田佳子 佐竹一美
エグゼクティブプロデューサー:臼井央
プロデューサー:臼井真之介 今井翔大 宇田川寧 田口雄介
撮影:小松高志
照明:蒔苗友一郎
録音:加来昭彦
美術:金勝浩一
装飾:前田亮
衣装:白石敦子
ヘアメイク:内城千栄子
編集:相良直一郎
音楽:橋本由香利 睦月周平 設楽哲也
ミラクルテーマソング:なにわ男子
アオハルテーマソング:INI
キュンラブテーマソング:FANTASTICS
音響効果:柴崎憲治
VFXプロデューサー:長井由実
キャスティング:伊藤尚哉
助監督:家次勲
制作担当:弓田悠太
音楽プロデューサー:杉田寿宏
プロダクション統括:大槻厚史

 

【キャスト】
星野杏子:上白石萌歌
香月司:高橋恭平
速水純太:木村柾哉
小金井聖:中島颯太
伏木リリ:髙橋ひかる
リリ:伊藤俊介
高峯咲姫:上坂樹里
冴えない担任:多力
コンビニ沢田:堂日向
語り/魔法界の主審(声):津田健次郎
謎の不良学生:白濱亜嵐
謎の秀才男子:内藤秀一郎
謎の自転車男子:豊田裕大
謎のSAT:藤原丈一郎
謎の刀剣:佐藤大樹
謎の兵士:與那城奨
土屋:竹財輝之助

 

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