管楽器専門店ということで、これまで足を運ぶ機会のなかった楽器店“ダク”。地階には小さなホール「スペースDo」があり、定員100名ほどの小空間=キャパとしてはYAMAHA銀座のコンサートサロンに近い規模。それでも 天井が高いせいか圧迫感がなく、想像以上にゆったり感じられる 心地よい場所でした。今回は、みやけん(宮原健輔)さんのスペシャルコンサートを聴きに。
プログラムは前半が“ユーチューバーみやけん”としてのピアノ演奏、後半が“プロ奏者:宮原健輔”としてのトロンボーン独奏。さらに、ところどころで作曲家としての顔も見せてくれるという、まさに三刀流のステージ。
馴染みのある曲は多くなかったものの、ショパン《ノクターン》は爽やかなポップス風に、ベートーヴェン《悲愴》はトロンボーンのソロへと大胆アレンジ。『グレイテスト・ショーマン』の名曲も、柔らかなトロンボーンの音色で聴くとまた違う心地よさがありました。前半はポップス寄り、後半はクラシック寄りという構成ですが吹奏楽的な感覚があり、新鮮な聴き心地。そういえば、トロンボーンのソロをじっくり聴く機会って意外と少ないものですね。
そして今回、とりわけ印象に残ったのが、城 綾乃さんのピアノ。みやけんさんのエンタメ性あふれるピアノとは対照的に、プロフェッショナルなタッチで音楽をガラリと変えてしまう。まったく同じ楽器とは思えないほど音の世界が違って、「ピアノって面白いなぁ」とあらためて感じました。使用ピアノはスタインウェイ O-180。金管との共演ということで屋根は全開、伴奏といえど伸びやかに弾いていて、とても楽しそうでした。
MIYAKEN(Pf&Tb)、城 綾乃(Pf)




