「本当はやりたいのに、なぜか動けない」
そんなこと、ありませんか?
転職したい
本音を言いたい
新しいことを始めたい
もう無理な人間関係を終わらせたい
頭では
「このままじゃ苦しい」
とわかっている。
でも、いざ動こうとすると
急に怖くなる
不安になる
気持ちが重くなる
そして結局、何も変わらない。
そんな時
「私は意志が弱いんだ」
「ダメな性格なんだ」
と思ってしまう人がいます。
心理学では
そこには
“心のブレーキ”が働いている
と考えることがあります。
例えば車。
アクセルを踏めば、本来は前に進みます。
でも
サイドブレーキがかかったままだと
車は重くなる。
アクセルを踏んでいるのに進まない。
心もそれと似ています。
「進みたい気持ち」はある。
でも同時に
「危ない」
「傷つくかもしれない」
「失敗するかもしれない」
という別の気持ちもある。
すると心の中で
アクセルとブレーキを
同時に踏んでいる状態になるのです。
例えば…
「本当は会社を辞めたい」と思っている人。
でも同時に
「辞めたら生活できないかも」
「失敗したらどうしよう」
「周りに反対されそう」
という不安もある。
すると、前に進みたいのに動けなくなる。
恋愛でもあります。
「もっと素直になりたい」と思っている。
でも
「嫌われたらどうしよう」
「重いと思われるかも」
「傷つきたくない」
というブレーキもある。
だから、近づきたいのに距離を取ってしまう。
こういう時
多くの人は
“進めない自分”を責めます。
でも実は
そのブレーキは
あなたを困らせるためにあるわけではありません。
むしろ逆で
“あなたを守ろうとしている”ことが多いのです。
例えば…昔
本音を言って否定された
挑戦して失敗した
怒られた
笑われた
すると
「もうあんな思いをしたくない」と思う。
だから
同じ痛みを避けるために
ブレーキをかけるようになるのです。
つまり
心のブレーキは
過去の自分を守るために覚えた
“安全装置”
だから
無理やり外そうとすると
苦しくなることがあります。
「怖がるな!」
「考えすぎ!」
「早く行動しなきゃ!」
と自分を追い込むと
心はさらに警戒します。
例えるなら
怖がっている小さな子どもの背中を
無理やり押しているようなもの。
すると余計に固まってしまう。
だから大切なのは
「なんで私はこんなに怖いんだろう?」と
自分のブレーキを責めるのではなく
「私は何から自分を守ろうとしているんだろう?」
と見てあげることです。
すると少しずつ
「もうあの頃とは違う」
「今の私は、ちゃんと選べる」と
心が安心し始めます。
ブレーキは悪者ではありません。
あなたが弱いから存在するわけでもない。
その時のあなたを守るために必要だったものなのです。
だからまずは
無理にアクセルを踏み込むより
“どんなブレーキがかかっているのか”
に気づいてあげる。
そこから、心は少しずつ動き始めるのだと思います。