昨日の記事で

人は“セルフイメージ(大前提)に合う現実をつくる(見る)”というお話をしました。

例えば
「どうせ私は愛されない」
を持っている人は
愛されていない証拠を探しやすくなる。

逆に
「私は大切にされる」
を持っている人は
同じ出来事でもそこまで傷つかない。


では
その「セルフイメージ(大前提)」は
どうやって作られるのでしょうか。

実はその多くは
子どもの頃の“体験”から作られます。

ここで大事なのは
「事実」ではなく
“子どもがどう感じたか”です。


例えば
仕事で忙しいお母さんがいたとします。

毎日バタバタしていて
子どもの話をゆっくり聞く余裕がない。

すると
幼い子どもは
「お母さん忙しいんだな」とは考えません。

子どもの心はもっとシンプルです。

「私は後回しなんだ」
「私は大事じゃないんだ」

と感じることがあります。

もちろん
親は愛していないわけではありません。

でも子どもは
親の事情までは理解できない。

だから
“自分がどう感じたか”が
そのままセルフイメージ(大前提)になっていくのです。


例えば、泣いた時に

「うるさい」
「我慢しなさい」

と言われ続けた子は

「感情を出すと嫌われる」

というセルフイメージ(大前提)ができることがあります。


すると大人になっても

本音を言えない
怒れない
嫌と言えない

でもその代わり

我慢がたまって
突然爆発する

本人は
「なんで私はこうなんだろう」と思う。


これは
昔の自分を守るために覚えた
“生き残る方法”
だったりするのです。


また、頑張った時だけ褒められた子は

「頑張らない私は価値がない」
という前提を持ちやすい。

だから大人になっても

休めない
無理をする
ちゃんとしてしまう

そして苦しくなる

でも本人は
「頑張るのはいいこと」
だと思っている。

なぜなら
それが“愛される方法”だったから。


つまりセルフイメージ(大前提)は
子どもの頃に
自分を守るために作った“世界のルール”。


だから厄介なのです。


 

本当はもう必要ないルールなのに
大人になっても
無意識にそのルールで生き続ける。

「嫌われないようにしなきゃ」
「迷惑をかけちゃダメ」
「頑張らなきゃ価値がない」
「私は愛されない」

そんな前提で世界を見続ける。

すると現実も
その前提に合うように感じられてしまうのです。


でもここで
ひとつ安心してほしいことがあります。

セルフイメージ(大前提)は
“生まれつき”ではありません。

後から作られたものです。

ということは
少しずつ書き換えていくこともできる。

もちろん、長年使ってきたメガネなので
すぐには変わりません。

でもまずは
「これは事実ではなく
私が昔作ったルールかもしれない」
と気づくこと。

そこから少しずつ新しい見方が始まります。


そして本当は
あなたに問題があったから
そのセルフイメージ(大前提)ができたわけではありません。

あの頃の小さなあなたが
一生懸命、自分を守ろうとしていただけなのです。