「病を診ずに人を観る」、続編です。
Kさんは、27歳のイケメン。
OA機器販売の営業をされています。
「腰が痛くて、座っていられないんです。」
「最近は膝まで痛くなって、歩くのもつらいんです。」
「病院で手術を勧められましたが、したくありません。」
腰椎ヘルニアによる坐骨神経痛。
大阪市内での営業。
私も経験してました。
車より自転車のほうが便利。
「自転車に乗るのもつらくて。」
仕事もつらいけどね。
そこまでひどいと、日常生活に支障が出ます。
足をひきずって、早2カ月。
「腰に痛み止めの注射を打ちましたが、全く効かなくて。」
腰椎穿刺(ようついせんし)ですね。
あれは痛い・・・みたいです(笑)
効かないと、なおさら。
痛みのあまり、夜も眠れない。
最近は、吐き気が止まらず、食事ものどを通らない。
「このままでは、歩けなくなるかもしれないと云われたんですが。」
けど、手術だけは、頑として拒否。
元々、医者嫌い。
さすがに気合いだけではどうにもならず。
得体の知れないどぅる~んの世界へ。
当日は、お仕事帰りにご来院。
婚約者のRさんとともに。
お二人は、同じ職場。
Rさんのお母様のMさん。
私の大切なご友人。
その世界では、超有名なカリスマ。
で、そのカリスマママからね。
「『あそこに行ったら絶対治る』って言われたので。」
「・・・。」
Mさん、お願いしますよ~。
テキトーなこと言わないでください(笑)
「正直、相当痛い治療をされるんだと覚悟してきました。」
「Mさんから何も訊いてません?」
「はい、『とにかく行きなさい』と。」
「・・・。」
「でも、治るなら我慢します。」
ちゃんと説明しておいてくださいよ~(笑)
「治す」ための施術はしません。
それは、結果として起こるコト。
ご本人によってね。
私ができることではないのです。
まずは、この根本的な勘違いを何とかしないと。
「Kさんは、チャレンジ精神旺盛なお調子者ですよね?」
「髪の毛や爪が伸びるのが早いでしょ?」
「やりたいことと周囲への配慮との板挟みになることがありませんか?」
いつもの五行で人を観る。
顔は先天的な要素を示します。
Kさんは、面長で目力があり、眉が濃く、おでこがきれい。
これらは、「木気」が旺盛な証拠。
けど、鼻は丸みがあり、面長でありながら、少し横幅もあり、平面的。
これらは、「土」が旺盛な証拠。
一番旺盛なのは、「木」だな。
次が「土」。
私と一緒だ。
これは話しやすい(笑)
で、「木」と「土」の特性を述べただけ。
「えっ、なんでわかるんですか?」
「爪が伸びるの、めちゃ早いんですよ。」
「他のこともみんな当たってます。ちょっと怖いです(笑)」
はい、まんまと作戦にハマりましたね。
「それはね・・・。」
ってことで、陰陽五行の世界へ。
「へえ~」
「はあ~」
「ほお~」
うむ、イイかんじ(笑)
「この観方に基づいて、Kさんの症状を紐解きたいんです。」
「それに基づいて、ツボを選んで施術をします。」
「けど、施術は、物理、生理、心理のうち、物理的アプローチに過ぎません。」
症状が出たから、施術する。
それは、対処療法。
それはそれで大事。
けど、ほんとに知りたいのは、なぜ、そうなったか?
ご本人がそれを腑に落とす。
で、明日からこうしようと肚をくくる。
心理的アプローチって大事だよね。
長持ちするから。
私が観方をご案内するのは、他力。
ご本人が気づきを得て行動に移されるのが、自力。
どちらかでなく、どちらも。
そこは、意識しておきたいなあ。
で、いつもの五行で紐解いたんです。
今回は、そっちじゃなくてね。
「人を観る」ということで。
Kさんは、二代目なんです。
お父さんが勤務先の社長さん。
OA機器販売でトップセールスを記録され、起業。
Kさんは、二代目だけど、まだ役職にはつかれず。
飛び込み営業の毎日。
「仕事がイヤで仕方がありません。」
「けど、やらなければ仕方ないので我慢してやってます。」
「『社長の息子なのに』という目で見られたくありませんから。」
飛び込み営業。
私も経験しました。
吹っ切れないとつらいよね。
OA機器販売ってね。
コピー機のリプレイスですよ。
「どこのコピー機を入れても正直同じですしね。」
「自分が売る商品に自信が持てません。」
「セキュリティーを切り口にやってますが、個人的には興味ありません。」
お父さんが飛び込み営業で実績をあげられたからね。
会社を興されるぐらいに。
そこは尊敬されてます。
けど、自分は自分なりのやり方でチャレンジしてみたい。
それには、まず実績を出さないと。
「もどかしいんです。毎日が。」
わかるなあ~。
「木」気旺盛だから。
自分なりのやり方でね。
先へ先へ進みたい。
けど、「土」気もあるからね。
周囲への配慮も欠かさない。
葛藤されてるんだろうな。
Kさんは、毎日、毎日。
強烈な「ねばならない」で仕事をされてます。
「きゅっ」の過剰。
「金」の実。
自分なりのやり方で実績を出したい。
チャレンジしたい。
けど、具体的にどうすればいいかは明確に見えない。
気持ちだけが先走る。
イライラ、焦り。
「木」の実。
「木剋土」
「土」は、脾胃を主(つかさど)る。
消化器系ね。
よくお腹がゆるくなる。
私と同じ。
よくわかる(笑)
それだけ、「木」が実すればね。
そのうち、ヘロヘロに虚します。
おまけに痛みで最近は眠れない。
「水」が養えず、虚。
「水生木」ができない。
虚した「木」が回復しません。
けど、仕事中は「ねばらない」。
「金」の実。
「金剋木」
「木」が主る「筋」や「目」にサインが表れる。
「最近、目がしょぼつくんです。」
「筋肉がよくピクピクとひきつります。」
でしょうね。
「木」が虚すからね。
余計にイライラするんです。
で、イラつく自分にさらにイラつく悪循環。
わかるなあ~。
27歳の自分を観てるみたいだ(笑)
東洋の観方で人を観る。
物理、生理、心理の調和をはかる。
陰陽でも、五行でも。
バランスがとれた状態を「平(へい)」と云います。
鍼でも、お灸でも、按摩でも。
すべては、「平」に導くことが目的。
Kさんにとっての「平」って、なんだろ?
「穏やかにおとなしくなる」ことが平ではありません。
その人が個性のままに「らしく」輝けること。
自分を受け容れて、人生を謳歌すること。
それが「平」じゃないかな。
Kさんにとって、「平」を乱している最大の要因。
「仕事がおもしろくない」
これに尽きるでしょ。
カラダの症状は、その結果。
そこが解決しないとね。
すべては、対処療法。
一時的にしか効果は出ません。
私が治療家ならね。
「カラダにどうアプローチするか?」
から始まります。
けど、私は「谷田学」という商品でサービスを提供しています。
その商品特性は、これまでの人生経験から生み出されます。
「いま、自分ができることは何か?」
から始まります。
鍼灸師であることは、その特性のひとつに過ぎません。
仕事がおもしろくなるような観方を伝える。
これしかないでしょ。
いま、Kさんにとって必要なこと。
カラダをほぐすことよりもね。
仕事がおもしろいと観じてもらうこと。
自発的にね。
自力で^気のめぐりがよくなります。
他力でセラピストが気を流すのとは、効果と継続性が違います。
「これ、どっちが欲しいですか?」
「なんですか、これ?」
「見てのとおり、うちわです。」
強烈に痛い治療をされると覚悟してきたKさん。
予想外の展開にとまどい気味。
「くまモ・・・ンじゃないですね。」
「『くだモン』です。」
「ほんとだ(笑)」
「裏が『くせモン』ね。」
「これが去年のうちわです。」
「変えたのですね?」
「オフコース。すでに来年のデザインを考えています。」
鍼灸師には、不要。
経費の無駄遣い。
エンターテイナーには、必須。
事業の根幹を為します。
「で、これが『へぇボタン』です。」
「何に使うんですか?」
「これはね・・・(以下省略)。」
「本気でそんなことやってるんですか?」
「遊び」ではありません。
「遊びゴコロ」で真剣にフザけています。
「めちゃ楽しそうですね。」
Kさん、ウケてる。
「木」の心理は、茶目っ気。
キライなわけがない。
私と同じタイプだから(笑)
「楽しいに決まってるじゃないですか。」
「これ、見て見て~ってかんじ。」
「ウケてくれる人だけが私のお客さんです。」
けど、ここまで来るのに43年かかっています。
Kさんと同じ27歳の頃。
人生で一番迷っていたなあ。
毎日、悶々としてた。
過去記事でいえば、この頃 。
「俺はもっとやれるはずだ」
という根拠のない自信とね。
「そこまでの実力がない」
という突きつけられる現実とね。
板挟みになってたなあ~。
いまのKさん。
まさにそんなかんじ。
「木」気の中庸な心理とは、伸びやかさ。
規則や制約に縛られず。
やりたいことを心底楽しむ。
気を惹かれるおもちゃを与えられてね。
無我夢中で没頭する子どもと同じ(笑)
ここで、五行で観る仕事の遣り甲斐。
・木 → 誰もやったことのない仕事にチャレンジ。自分ならではの企画を実行する。
・火 → 人前で評価される華やかな仕事
・土 → みんなに喜ばれるサポート役
・金 → 使命感に燃える、人生を懸けられる大義名分が与えられる仕事
・水 → 企画を深める、練るなどの思考活動。マイペースでできる仕事。
Kさんは、「木」気旺盛。
チャレンジ精神を刺激してね。
自分ならではの企画を実行すれば、心地よい。
「私がいま飛び込み営業をするならね。」
「はい」
「うちわやクリアファイルのノベルティーを自腹ででもつくりますよ。」
「あっ、それおもしろそうですね。」
「でしょ。確実に顔を覚えてもらえますよ。」
「木」どうし、盛り上がります。
受注できたお客さんに共通する項目を一緒に考えたりね。
お客さんを五行で分け、タイプ別のアプローチの方法とかね。
「なんかおもしろくなってきました。」
そうそう、その調子。
じゃあ、トドメにこれ。
『顧客創造のスパイラル 』
NTT時代からの師匠。
情報工房株式会社 社長の宮脇一(まこと)さん。
教えてもらったこの理論。
常に意識しています。
今日までやって来れたのもこのおかげ。
過去記事 でも。
すべての商行為は、顧客との心理的距離を近づけることを目的とする。
見込み客 → トライアラー → リピーター → ファン → 信者
スパイラルが進むほど、市場は小さくなる。
けど、心理的距離は短くなる。
利益は、その結果として生じる。
「Kさんが受注できた時ってね。」
「はい」
「お客さんは、ほんとにコピー機を買い替える必要がありましたか?」
「・・・いいえ」
「ですよね」
「おまえが気に入ったからって。」
ファンや信者になってもらえればね。
売る商品は、何だっていいんです。
「つまり、コピー機よりKさん自身を売り込むってこと。」
「ああ、それは楽しいかも。」
「とすると、どんな作戦でいきましょう?」
Kさんの目が輝いてきた。
はじけるような笑顔も。
木木してきたぞ~(笑)
婚約者のRさんも、
「しばらく職場で笑顔なんて観たことありません。」
「ずっと眉間にシワが寄ってました。」
「久しぶりに笑顔が観れて私も嬉しいです。」
いちおう、施術もしましたよ。
サクッとね(笑)
イイかんじにどぅる~んとなってね。
ピリピリとしたオーラが消えました。
快活で爽やかなイケメンに。
「なんか明日から仕事がおもしろくなりそうです。」
よかった。
それが何より。
仕事を楽しめてね。
気がめぐれば、カラダも変わります。
あっ、そうそう。
いちおう、訊いとこ。
「ところで、痛みはどうなりましたか?」
施術ルームを歩き出すKさん。
「あれ?」
「痛くない。」
「何で?」
もう足も引きずってません。
「フツーに歩けてるんですけど。」
手術しなくてよかったですね(笑)
「今までの2か月は何だったんや。」
まあ、そう云わずに。
おかげで、大きな気づきを得られたじゃないですか。
カラダの声に耳を傾けられるきっかけにもなったし。
「完治したわけじゃありませんよ。」
また、眉間にシワが寄る毎日に戻ったら。
いつ再発してもおかしくありません。
でも、脈も太くなってね。
伸びやかさが生まれてきました。
「木」気が復活。
Kさんは、もう大丈夫。
ご自分を知ることができたから。
「なんか不思議な体験でした。ありがとうございます。」
いえいえ、私こそ。
当時の自分を観ているよう。
初心に帰らせてもらいました。
それから数日後。
後輩の鍼灸師のTさんにね。
患者さんの症例の相談を受けました。
「谷田先生だったら、どのツボを使いますか?」
ああ、最初から肉体に限定しているんだなあ。
施術の対象を。
まあ、フツーはそうだけど(笑)
鍼灸師だからね。
で、Kさんのお話をさせてもらってね。
「この場合、Kさんのツボはどこだと思う?」
「・・・仕事がおもしろくなるってことですか?」
「そう、ほんとに効くツボってね。」
「ええ」
「肉体にあるとは限らないのかもね。」
物理、生理、心理に境界線がない。
患者さんは、肉体だけの物理的存在ではない。
その心理が結果として、肉体に影響を及ぼす。
そもそもエンターテイナーに「患者」は存在しない。
「お客さん」なんです。
施術に鍼を使わなくなって、早3年。
これも陰陽五行のおかげかな。
見える世界の裏には、見えない世界がある。
象(かたち)が形をつくる。
見える世界を見て、見えない世界を観じる。
その観じ方は、3つ。
「相対」「相補」「相似」
相対(あいたい)するものは、相補(あいおぎな)う。
この世は、フラクタル(自己相似)。
その観方を手に入れるのが、東洋のOS『陰陽五行』。
Kさんにあらためて、その価値を教えてもらいました。
Kさん、ありがとうございます。
ってことで、あなたにもお裾分けさせてください。
はい、セミナーのご案内です。
< 陰陽五行セミナー 基礎編 in 香川(丸亀) >
1.日時
平成27年8月1日(土)10時~17時 ※昼休憩1時間含む
2.場所
丸亀市保険福祉センター
(ひまわりセンター) 4階会議室3
香川県丸亀市大手町2丁目1-7
JR丸亀駅より徒歩10分
3.定員
12名
4.参加費
15,000円
5.内容
(1)この世はどうやってできたのか?
→なぜ、日本人は『八百万の神』なのか?
(2)易に学ぶこの世の法則
→なぜ、かわいい子には旅をさせるのか?
(3)陰陽を学ぶと使える5つの法則
①第1・3法則 一極に偏るほど水面下で対極も大きくなる
→なぜ、高所恐怖症の人は足がすくむのに下を見るのか?
②第2法則 この世はフラクタル
→なぜ、回覧板を手渡しすると領土問題が解決するのか?
③第3法則 相対的であるものは相補的でもある
→なぜ、銭形警部はいつまでも元気なのか?
④第4・5法則 陽極まれば陰となる
→なぜ、高田純次は鬱にならないのか?
(4)陰陽のなかに陰陽あり
→なぜ、燃え盛る炎にも陰があるのか?
(5)陰陽から五行へ
→なぜ、陰(金、水)と陽(木、火)に土が加わったのか?
(6)土が持つ裏の顔
→なぜ、季節の変わり目に「ご自愛ください」なのか?
(7)土は旺じない
→なぜ、「木火金水土」ではなく、「木火土金水」なのか?
(8)象が形をつくる
→なぜ、東洋哲学には「象」が頻繁に登場するのか?
6.申し込み方法
主催者西山夏子さんの以下のアドレスに必要事項を送信ください。
宛先:natsu_soleil520@yahoo.co.jp
(1)お名前 (2)ふりがな (3)ご連絡先電話番号 (4)ご連絡先アドレス
7.キャンセルポリシー
セミナー当日の14日前より、以下のとおり、発生します。
・14日前~8日前 講座料金の20%
・7日前~3日前 講座料金の30%
・2日前~前日 講座料金の50%
・ 当日 講座料金全額
※返金の際の振込手数料は、お客様負担となります。
※振込手数料を差し引いての返金となります。
以上
四国初の陰陽五行。
真夏のうどん県でお会いしましょう。
では、今宵はこのあたりで。




