日本酒ではありません。
さて、昨日の続きです。
それでも、鬱になってしまったら?
昨日の陰陽論で言えば、鬱は陰の極み。
季節の変化で言えば、冬至ですね。
一年で一番陽が短い日。
でも、その先には春が待っています。
陽も一日ずつ延びていきます。
ここで五行論で観てみましょう。
冬は「蔵」の季節。
春は「生」の季節。
万物が芽吹く春。
そのためのエネルギー。
内に蔵しておくのが冬。
つまり、充電期間なんです。
イクとこまでイッてしまいました。
だから一旦リセット。
次なる活躍へ向け、気が満ちるのを待ちましょう。
これは自然の因果律。
誰にも逆らえません。
頑張ってもどうこうなりません。
ゆだねるしかないんです。
逆に、抵抗すると長引きます。
「鬱はココロの病気だ」って思うとね。
「同情の目で見られる」
「経歴に傷がつく」
「根性が足りない自分が情けない」
とか思ってしまわれるんです。
で、抜け出そうと頑張ってしまう。
頑張るのがもう無理だから、カラダが強制終了したのに。
そういう方のカラダは、ゆるみきってません。
部分的に変なところに力が入っています。
施術では、そのコリをゆるめます。
でも、ご本人が頑張り続けるかぎり、冬のまま。
「その生き方って、あなたに合ってませんよ。」
カラダからのメッセージですからね。
抗うつ薬でセロトニンの分泌を増やしても一時的。
また、頑張り過ぎると再発します。
確かに早く抜け出したいですね。
冬は寒いですから。
でも、冬は「悪い」わけではありません。
四季を人生に例えるなら、必要な時期なんだと。
例えば、水泳の北島選手。
北京オリンピックで華々しく金メダル。
しかし、燃え尽きたように目標を見失って、1年間のブランク。
水泳について見つめ直して出された答えが、
「自分は水泳が好きだから。」
泳ぎ続ける理由を再び見出されました。
その後の見事な復活劇は、ご承知のとおり。
同じ因果律の流れ。
素敵なモデルケースですね。
だから、ゆだねて受け容れるしかないんです。
ご本人が。
焦らず春が来るのを待つしかありません。
周囲もたきつけてはいけません。
最後は見守るしかできない。
鬱は治すものではありません。
また、誰かに治してもらうものでもありません。
ただし、手伝ってもらうのは、大いに賛成。
でも、最後はご自分。
気づきを得て、内なる自分にゆだねるものであると。
その後には、より充実した春が待っていますよ。
では、今宵はこのあたりで。