<その71>神様降臨 | まなブログ

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脈の変化でカラダの声を聴く『脈ナビ』による施術、セミナーをご案内しています。
大阪府堺市で鍼灸院を開業しています。
日々の気づきをつづります。

あなたの目の前にいらっしゃるのです。


さて、Yさんのメガネはどこにあったのでしょう?

気になる昨日の問題の答えは・・・。



「あっ、お母さん。おかえりなさい。」


廊下に設置された手すりを伝われながら、お母さんが御手洗から戻って来られました。

夜ということもあってか、いつもよりゆっくり歩かれています。


「お母さん、見えにくいのなら、台所の電気もつけましょうか?」

「いえいえ、大丈夫です。」

「そうですか。」

「ただ、最近、目が悪くなったのか、見えにくくて・・・。」


まあ、お母さんもお元気と言えど、96歳ですからね。


うん!?

待てよ。

もしかして・・・。


「あのー、Yさん。」

「はい?」

「その探していらっしゃるメガネですけどね。」

「ええ。」

「フレームが薄いピンクで、柄がえんじ色で。」

「そうですよ。」


やはり。


「形はこんなかんじで。」


空中を指でなぞります。


「はいはい、そんなかんじですね。」


これで、状況証拠が固まりました。


「もしかして、これじゃないですか?」


私が示した先を目で追うYさん。


「えっ?これって・・・。」

「ええ、今、お母さんがかけていらっしゃるメガネなんですが。」

「えっ・・・ハッ!」


息を呑むYさん。


「お母さん、ちょっとこっちに来てっ!」

「はあ、なんですか、騒々しい・・・。」

「いいから、早く・・・嗚呼、なんてことかしらぁ。」


そう、かけていらっしゃったんです。

お母さんが。

2日間。

そりゃ、見えにくかったでしょ。

ご自分のじゃないんですから。


確かに、お母さんのメガネと似てるといえば、似てますかね。

でも、度が違うんだから・・・。

Yさんも全くノーマークでした。

神隠しの「神」とは、お母さんのことだったのです。


「あらら、そうだったんね、ハハハ。」


まさしく神々しい笑顔をたたえられるお母さん。

私は確信しました。

今後も神隠しは続くに違いないと・・・。


-完-



(2010/6/13)