2024年11月16日 かかかぶぶぶきき!!!ドキュメンタリー動画を見た感想 | 2コ下のブログ

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星乃宮せな推し

 

【ドキュメンタリー】777人無銭ワンマンへと続くかかかぶぶぶききき!!!の軌跡

 

ハロウィンパーティーが明けた11月3日(日)、メンバーが三三五五「武道館に行って来た」というポストをしていたので、へー有志で行ったのか?と思っていたのだけれど、ドキュメンタリーのロケだったんですね。すっごく天気が良くて最高の撮影日和だったんじゃないでしょうか。

 

まずは、こんな立派なドキュメンタリーを作ってもらってよかったねというのが率直な感想です。61分46秒という長尺にも驚きましたが、登場人物を知っている人にしてみると、これはとっても貴重な映像だと思います。普段、ステージで話せる時間はごく短いし、ファンサタイムだってたったの3分しかありません。単独でMVKを入れたっていいところ10分。どうしたって、まとめて取捨選択して、ちょっとカッコつけて話すことになってしまうのだけれど、この動画はもちろん編集でまとめているところはあるとしても、基本的に尺を切るって姿勢が見られなくて、メンバー達が思いの全てを語り尽くしているように思えます。

 

メンバーそれぞれに経緯も、グループの中の居場所も違う。だから目標は同じでも思いはそれぞれ違う。それが赤裸々に率直に語られていて、そうか、こんな風に見えていたんだとか、こんな思いを抱えてやっていたんだな、と知ることで、誤解も解けるだろうしより積極的に応援できるじゃないかと思う。だからこのタイミングで普段語りきれない思いを語ってくれたことは良かったと思う。

 

TSUBASA、SAYURI、RUIの3人組は武道館を背にして隣接する北の丸公園に向かってトークをしながら歩く。私事だけれど、息子がようやく自分の足で歩けるようになった頃にトレーニングを兼ねてよくこの公園で遊んでいた思い出の場所だから、どこで撮影しているか一瞬でわかってエモかった。

かかかのエース3人組で1期生(初期メン)だが、3人とも余裕をもって今のポジションにいるわけじゃない。特にTSUBASAはいきなりセンターが固定ポジションだったメンバーが突然いなくなる中で押し上げられてセンターポジションを務めた戸惑いや苦悩を語っていたのが印象的だった。SAYURIとRUIはいつも明るくて平然と何でもこなしているような様子に見えるが、それぞれに思う事も苦労も、理想とする姿とのギャップもあって、やっぱり前例のない初期の選抜メンバーとして揉まれる中で成長してきたということがよくわかる。

 

次は、YUYU、RIA、KAMYUの3人。シアターメンバーとしても、選抜としても活躍経験があって、歴もそれなりにあって、しっかりヲタクもついている、グループの中堅どころであり屋台骨だ。この3人の中では一番しっかりしているYUYUが自分の思いを話しながらもナビゲーターのように他の二人の言葉を引き出してゆく。きっといつも楽屋裏ではこんな感じなんだろうなと思わせる関係性だったけれど、ヲタクの目に付くところでこういう様子が見られるのは貴重だと思う。動画を見る前にこのドキュメンタリーについてポストしたYUYUの文章に、「ゆゆめっちゃ喋ってるよ」と書いてあったので、他のメンバーを置いといて自分の事をマシンガントークしているのかと思ったけれど、そんなことなかった。寧ろ、喋り足りないんじゃないかって思うくらい、他の2人を意識した語り口だった。そういうところがとても大人だし、後輩達に頼りにされるところなんじゃないかと思う。RIAには遅咲きの苦悩が、KAMYUにはデビュー後間もなく選抜入りした戸惑いと、その次の期間シアターメンバーとして過ごしまた返り咲いたという複雑な思いが語られていた。シンボリックなヲタクに絡めて結果を語ることは容易だけれど、実はそうでもない、やっぱりそれぞれのポジションやプロセスにおける成長というものがあって今があり、結局結果も自然とついてくるものだということが二人の話を聴いているとよくわかる。

 

NOZOMI、RUNEの二人。次の選抜戦でNOZOMIはエースになるし、RUNEは中堅どころになることが期待されている、目下急上昇中の二人。普段ステージでRUNEは大きく見えているので、二人で並ぶとこんなに身長差があったんだね、というのがまずシンプルに驚きだった。自分の事ばかりじゃなくて、グループのことを本当に真剣に考え抜いているNOZOMIの語ることは説得力があるし、志の高さも伝わってくる。いつも頑張りすぎていて、しかもそういう姿を隠さず晒しているので、「体力、大丈夫?」と心配になりがちだけれど、自分のご機嫌を取るのも上手だし、このトークを聴いていれば湧き上がってくる底知れぬパワーがあれば余裕で乗り切れる、大丈夫だと確信できる。RUNEは高い理想と実力の持ち主だから、まだ9ヶ月と繰り返し言っていたけれど、とてもそうは思えない中堅の安定感がある。ただ、その理想の高さ故に努力とか苦労とか複雑な思いとか外に出さないで仕上がった結果だけを見せるから、スマートに何でもこなすコみたいに見えていたけれど、夏頃から徐々に変ってきてホンネを出してくれるようになって、更に魅力的になってきたと思う。このドキュメンタリーでも、恐らく過去最大級に率直に自分の思いを語っている。いきなり放り込まれて選抜メンバーになったエリート故の戸惑いや苦悩が語られている。

 

北の丸公園でのグループロケ以外に、シアターで16名の個別トークが織り交ぜられている。

 

TSUBASA

 

RUI

 

SAYURI

 

RIA

 

KAMYU

 

YUYU

 

RUNE

 

NOZOMI

 

AKI

時期を気にすることなく二代目リーダーを名乗っているので収録したのは継承式後なのかもしれない。でもこの堂々とした語りを聞いていると、既にリーダーとしての自負や責任感がしっかり根付いているのがわかる。前例に捕らわれることなく、どんな活躍をしてくれるのか期待しかない。

 

MARIKO

ふざけたりしないで、柔らかくかつ真剣、このグループの理想的なあり方についての考えを語るMARIKOサマ。当たり前のようで、実現するのは結構難しいこと、でもそれがいつも頭の中にあって公演やイベントに取り組んでいるんだなということがわかる、素顔が見えるようなトークだった。

 

MOMO

真面目な人なので、とっても低いテンションで訥々と語っていますが、そんな中にも自分を推してくれているヲタクの信頼を受けてしっかり自信を持っている様子が見えて、これはいよいよグループを支えるような活躍をしてくれるんじゃないかという期待が持てる内容だった。やっぱりアイドルはお神輿なので、みんなから大切にされて憧れられることで輝く存在なんだということが、今のMOMOを見ていると説得力を持って感じられる。

 

IROHA

志半ばにしてステージを降りなければならない悔しさや苦悩を率直に語りつつ、グループや自分自身の未来について希望を語り、最後は笑顔を見せて明るくまとめてくれているところがこの人が本来もっている優しさの現われだし、普段からそうだけれど、とことんヲタク思いだと思っている。最近卒業したメンバーが言っていたように、自分自身の人生においても通過点だし、グループも今後成長しながら続いてゆくので、この人柄の良さと美貌があれば今後の人生も勝ったも同然だと思っている。

 

HANA

この人のユニークなところのひとつは、無茶振りされても一旦受け止めて、自信満々に語って見せるところだと思っている。人から見られる仕事には、ホンネは隠して期待される姿を演じて見せなければならないところがあるので、それを感じさせてしまうのはまだまだだけれど、方向性や姿勢としてとても良いと思っている。先日入ったばかりでまだ公演曲だってフルにはできないのに、いきなり選抜戦が始まりワンマンに向けて思いを語れと言われたって普通は言葉に詰まってしまうと思うのだが、役者である。

 

MINAMON

どっからどう見てもギャルなのに中身はとっても真面目で努力家で清純派のMINAMON。かかかで唯一の正統派ギャルだけあって、もっと若い世代にアピールしたと目標を語る。きっとシアターデビューして、お客さんがオッサンや爺さんばかりで驚いたんだろう。でも、対バンだって最前付近には若者が集まっていて、ピョンピョン跳んでいるのは若者だけれど、客席を冷静に見たら、オッサンと爺さんで占められているから、シアターが特別に平均年齢高いわけじゃないんだけどな。でも、MINAMONが言うように現場に若いヲタクが増えると活気づくからウエルカムです。どうせオッサンと爺さんは呼ばなくてもその辺から勝手に沸いて出てくるから。

 

RANA

アイドルになることが自分の夢、そして武道館ライブを成功させることがその先にある大きな夢だと語っている。その夢を実現するためにヲタクについてこいと語るRANAさん。結構スパルタタイプなのかもしれない(笑)

 

UMI

ワンマンを成功させることと、何とは言わなかったけれど直近に自分の目標があると語っていた。まずは目先の2つの目標を達成させたいけれど、その先にはもっと大きなステージに立ちたいと。

 

TSUBASA

最後に3rdワンマンの座長としてTUSBASAが締めくくった。

 

総勢16名がLED前に集合して、11月24日のワンマンライブへの意気込みを語った。

 

 

 

 

■感想

冒頭にも書いたように、尺をたっぷり使って一人一人の思いを語ってくれたので、普段なかなか見えないホンネとか、秘めた熱い思いが伝わったんじゃないかと思う。ドキュメンタリーといえばAKB48グループは最初からドキュメンタリー映画を出すつもりで常にカメラが舞台裏を撮っていて、過去何度も映画館で上映されたし、DVDはかなりの高額で販売されている(上に並んでいるものはほんの1部で、沢山ある)。

 

撮影、編集して仕上げるのに相当の労力を必要とするので、ライブアイドルにはドキュメンタリーなるものはほとんど存在しないのだが、今回こうやってドキュメンタリーを作ってもらって、本当によかったねと思う。通過点でしかないと言っても、「今」が切り取られて後から見返せるというのは本当に価値のあることだ。

 

ワンマンついては、無料にしたことは悪手だと個人的には思っている。高価すぎて行かない、ということはあっても、無料だから行くわけではないというのがその理由だ。無料=無価値とは限らないが、自らそう宣言しているようにも見えてしまう。無料にすることで、招かざる客も来る。当然ながらコストはかかるので、どこかでそれを回収しなければならず、無理が生じる。とにかく見てくれ、見ればわかる、という気持ちは理解できなくもない。しかしそれならYoutubeでMVを無料公開しているのだからそれで十分ではないか。みんな頭を使いたがらないので業界横並びで、例えば対バンではご新規様チェキ無料とかやっているけれど、あれが客層を拡げる役に立っているとは到底思えない。100円でも、500円でも、払ってでも撮りたいという客を集めるべきである。積極的なグループなら「無料だから是非1枚いかがですか~」と勧誘してくれるが、「推しが見てるからヤダ」、「無料でもいらんわ」、「面倒臭いからいい」といって大抵断られるのではないか。つまり無料だから行くという客は限られているし、そんなことよりみんな時間の方が大切なのだ。ワンマンライブなら、ドリンク代も含めて2,000円なら十分安いのだから、そのくらいは申し受けるべきなのだ。来場するドルヲタの大部分は、日曜日だから複数の現場を掛け持ちしていて、どうスケジュールを組むか悩んでいることだろう。だから尺を短めにして2部制にするとか、前物販もやるとか、間口を拡げて「行ける」機会を増やす方がずっと効果的だったと思う。昭和の時代には、「タダより高いものはない」という教訓が生きていました。今すっかり世の中から忘れ去られているのは、ガラケーの時代からやっていた「ご新規無料」とか、SBのやった「インターネット無料」のパラソル部隊のせいだと思っている。ガラケーは当時の価格で3万から6万はしたのに、それが無料になるわけがない、という当たり前のことを忘れさせたことでその後長期にわたって搾取される情弱を産んだのだが、その後遺症が今も続いていることに忸怩たる思いを禁じ得ない。

 

ただ、みんな「配られたカードでゲームに参加するしかない」のだ。例えそれがどんなカードであっても。ステージの上でパフォーマンスできるのはメンバーの皆さんしかいないのだ。建て付けの悪さを跳ね返して価値のある良いステージだったと言わせるのはメンバーにしかできないことだ。気持ちや意気込みも、真剣さも、よくわかった。是非本番には頑張って素敵なステージを見せてほしい。