お読みいただきありがとうございます。こゆびです。




高1次男の三者面談が近づいてまいりましたが、


わたしね、三者面談で忘れられない思い出があるんですよ。







あれは確か6年前、長男が高校2年生の三者面談のこと、だったかな。



その日私は少なからず緊張して気合いが入って、それでいて非常に憂鬱でした。




高校生って急に手が離れていく感じがしませんか?


小学生中学生のときって行動範囲が広くはないから


子供がどこで何をしていかはわかるじゃないですか?


それってやっぱり、子どもが考えてることも親の考えの範囲にある。わからないことも無くは無いけど、中学生までは子どもを見ていればわかることも多いんですよね。



だけど高校に入るとそれまでとは違って行動範囲も広くなって

友人関係も把握しきれなくて、わからないことが増えて、


手がかからなくなるから楽になるのかと思えばそんなことはなく、なんだかいつも漠然とした心配がありました。


長男に限っては高校時代が一番大変でした。





長男は野球部だったので、私も練習試合などの応援で校内のグランドに出入りすることは何度もあったし、


その際、チームメイトのお母さんたちとのおしゃべりの中から少しだけ子どもたちの学校生活を伺い知ることもありました。


まるっきり何もわからなかったわけではないけれど




けれど、


なんせ当時の長男は高校入学から転げ落ちるように成績は下がり、《落ちこぼれ》ていたので



三者面談でどんなことを言われるのだろうと、気の重いことといったら…。




とはいえ、先生から何か改善策を提示してもらえるかも知れないという期待もあったりして、

緊張と不安と、落ちるだけ落ち込んだ成績にももしかしたら光が見えるかもしれないという期待と、なにかと複雑な気分で三者面談へ向かったんです。





三者面談当日、平日の夕方なので長男は部活の時間。

生徒はほぼみんな部活の時間で、面談の時刻になれば部活を抜けて、担任と保護者の待つ教室へ各々向かいます。



私が予定より早めに教室に着くと、長男はまだ来ていません。




担任と雑談をしながら待ちました。




担任は、長男本人が来ないと本題に入らないようです。





予定時刻になりましたが長男はまだ来ません。





さらに待って





待って 待って





5分過ぎて





10分過ぎて










終了時間になっても





長男は来ませんでした・・・。






もう、担任の先生に申し訳ないったら・・・






長男が面談を忘れていたわけはないんです。




夜、帰ってきた長男を問い詰めると

「忘れてた」って言ったけど

そんなことあるわけない。



「面談だからね」って、前の晩も言ったし、家を出る時も言ったし、日中もスマホに連絡したし


部活中だってその数日はずっと、部の誰かが入れ替わり立ち替わり面談だったはずで、それ見て思い出さないわけないし。






以上を踏まえまして


故意にすっぽかしたってことで


完全にクロです。




長男はきっと、


成績が振るわなくて情けないとか


勉強しなくちゃいけないのにもうどこから手をつければいいのかもわからないとか


思いどおりにならない何もかもに、ちゃんと向き合うことが辛かったんだと思う。




担任と、親と、不甲斐ない自分、という

向き合いたくないトップ3とがっぷり正面きって向かい合わなければならない三者面談は、長男にとってそれだけ逃げたかったってことだったんでしょうね。



逃げたって仕方ないのに。

問題を先送りにしてさらに自分を追い込むのに。


高校生になってもまだまだ幼かったんだな。



あの日、長男が来ないまま帰る時間になってしまい、平謝りする私に先生が言ったのは

「本人が来ないと意味ないですから」

って言葉でした。



その時は先生の真意を図りかねましたが、

今になって思うのは、あの言葉はきっと


「本人が、現状を何とかしたいとその気になってこの場に来ないと、話をする意味は無いですから」


そんな意味だったのだな、とわかりました。




先生はその翌年も担任で、三年生の三者面談では、年度の後半徐々に成績を上げていった長男を、本当に良かったなぁ、と喜んでくれました。

(とはいえ高過ぎた目標には届かず浪人したんだけど)




2年生の三者面談から3年生の三者面談まで、ほんの一年間。


この間、長男に何があって、誰とどんな会話をして、何に、誰に、いつ、どんなことに影響を受けたのかは、私はほとんど何もわかりません。


こういうことを思い返すとき、親が出来ることは少ないなぁと感じます。


子供が家の外で存分に生きられるように、


せいぜい、食事を作ってお風呂をわかしておくくらいでしょうか。


家が、私が、子供らの安らげる場所でありたい。


とか言って、朝ごはんはセルフだし、お風呂は先に入りたい人が洗うシステムだけども。



今、高1の次男はこれからどんなふうに変わっていくんだろう。


きっとあの子もこれからいろいろあるんだろうな。


次男がしくじって悩んでつまづいてすっ転がっても、黙っておとなしくあったかいご飯作って待ってる……のが理想です。理想ね。理想。





ちなみに、表題の『苦い思い出』の苦い理由は、長男ではなく私です。


もっと温かくゆったりと見守ってあげられたら良かったのに…っていう気持ちですね。

あの三者面談の晩、私ギャンギャン言ったと思う。よくおぼえてないけど。



でも後悔しても仕方ないんで、今日も笑顔でがんばりますよー。