バチカン市国でまたまた自己嫌悪(イタリア旅行記14) | やさいのほとり

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40代後半に離婚しました。
元主婦がなんとか再就職して自活。(現在は50代)
涙あり笑いありの再出発日記です^^

ブログはゆる~い駄文かな。(短歌は力入れてます)
多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。

あまりにも唐突ですが2年前のイタリア旅行記の最終章を仕上げることにしました。

 

去年のこの連休は父の誕生日祝いをかねて日帰り温泉に行ったようですが、

(費用は両親持ちという・・・サイテーだぁ(><;))

今年はまだ喉と声が本調子でないため連休は家でゆっくりしています。

 

この機会を利用して自分の中で封印していたアホアホな自己嫌悪的最終章を書くことにしました。

おつきあいいただけたら幸いです。

 

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 バチカン美術館自体は素晴らしいものでした。

今でも写真を見ただけで当時の感動がよみがえるほどです。

 

また館内の女子トイレでツアーのお仲間と交わした会話も鮮明に覚えています。

旅行のあいだじゅう「まるで皇室の方みたいだわ」と憧れの気持ちで見ていたご夫婦が居て、

品が良くて優しくて口元にはたえず笑みがたたえられていました。

その奥さんが初めて顔を曇らせ「もう2度とあの人とは一緒に旅行をしたくないわ」とおっしゃっていたので

「どうしました?意外過ぎる言葉ですね。お二人とも見とれるほどお似合いで素敵なご夫婦ですよ」と言うと、

「全然・・・。自分勝手でとてもついていけないのよ。でもあの行動はもしかするともうボケが始まっているのかもしれないわ」

と旦那さんへのプンプンが収まらないようでした。
 

夫婦というのは本当に傍から見ていたのではわからないものです。

あの品の良い紳士が自分勝手だなんてとても信じられないことだったので、

奥さんがおっしゃるようにボケのせいだといいなぁと思ったほどでした。

(それならご本人に罪は無さそうですから(^▽^;))

と、その時はまだツアーの仲間ともそんな他愛のないやり取りをしていたのでした。 

事は『最後の審判』を見終えて興奮醒めやらぬ状況で回廊を歩いていたときに起こりました。

 

ふとした瞬間、わたしは自分のナイロンバッグが無いことに気付きました。

とっさにいろんな思いが駆け巡りましたが、

「トイレだわ。さっき入ったトイレの荷物掛けに置いて来たことは間違いない」と思い出しました。

 

わたしの焦った挙動に添乗員さんがすぐに気が付いて「どうしました?」と声を掛けてくれました。

「バッグをトイレに・・・」そう答えた直後に「黙っていれば良かった」と後悔しました。

UV上着や折りたたみ傘、音声マイク、旅行パンフレット、水などの入ったナイロンバッグは失くなっても、

厳重に肩掛けしているパスポート、お財布、ケータイ、カメラ入りのバッグの方は無事です。

それさえあれば支障は無いのですぐに

「でも良いんです。こっちがあれば問題無いのであれは忘れます」と言ったのです。

しかし添乗員さんはガイドさんの誘導で前方を行くツアーメンバーの人たちに

「お~い、ストップ!」と既に声を掛けているではありませんか。

 

立ち止まる40人近い人々。

「何が起こったのか」と心配そうな顔。

わたしは完全に居たたまれなくて「いいんです、いいんです」と必死で辞退したのだけどなぁ。

 

すぐに女性ガイドさんが「わたしが行きます。わたしなら逆行も出来る・・・」

と、通常であれば逆行など不可能に思える回廊を問われるままわたしが答えた

「トイレの個室の場所」および「バッグの特徴」だけを手掛かりにすごい勢いで行ってしまいました。

 

その後のわたしのみじめさといったらありません。

旅行後何度目の迷惑だったでしょう。

みんなの足止めをした時間自体はそれぞれわずかなものでしたが、回数が問題です。

ほんどの人が「またアンタか・・・」とため息をついたことは間違いありません。

添乗員さんにも迷惑を掛けっぱなしです。


これだけは画像をお借りしました。(撮影禁止でした)

システィーナ礼拝堂に描かれたミケランジェロの『最後の審判』

 

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「球のある球体」 


 「ピーニャ(松ぼっくり)の中庭」

 

「ベルヴェデーレのトルソ」
 

「ギリシャ時代のモザイク」

 

「赤大理石の棺」
 

「円形の間」

「ラオコーン群像」

立体的に浮き上がる「だまし絵」の精巧さに息を飲みました。




 

豪華絢爛な回廊がどこまでも続く「地図のギャラリー」

 

眼前に次々と飛び込んでくる考えられないほど見事な芸術的歴史物や、

それらを写真に収めることに心を奪われ過ぎました。

 ガイドさんが戻るまで「とてもじゃないけど観覧する気にはなれないです」と中庭から動こうとしなかったわたしに、

添乗員さんが「でも今見ておかなかったらいつ見られるのかわからないから」「せっかく来たのだから」

と、最後に見る予定だった展示物や大聖堂を見ておくことを強固に勧めてくれました。

 

異国の人でごった返したトイレの忘れ物が自分の手に戻ることなど1%も期待していませんでしたが、

ガイドさんの手には奇跡的にわたしのバッグが・・・。

 

バッグの特徴を聞かれた時「ジバンシーの黒い手提げバッグです」と消え入るような声で答えましたが、

ジバンシーはジバンシーでも何十万もするようなジバンシーではなく、

化粧品をある金額以上買った人にプレゼントされるノベルティーグッズ(おまけ品)だったのです。

いくらお気に入りとはいえ金額的価値はゼロ円だったし、

だから辞退したのに~。

(でも感謝の気持ちとともに今もそのバッグは大事に保管しています。ほろ苦い思い出とともに)

荘厳で美しい・・・美し過ぎる「サンピエトロ大聖堂」

 

しかしこのような素晴らしい場所で意気消沈してうなだれていたわたし・・・。

(自身のマヌケさを呪った日でした)

 

 

まだ続きます(汗)



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