この『マリー・アントワネット』解釈にドキッ | やさいのほとり

やさいのほとり

40代後半に離婚しました。
元主婦がなんとか再就職して自活。(現在は50代)
涙あり笑いありの再出発日記です^^

ブログはゆる~い駄文かな。(短歌は力入れてます)
多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。



「マリー・アントワネットがキュート」は絶対しらけますよね。

 

この現代風キュートなパッケージから映像美以外の何ものも期待していなかったのですが、

映像美は言うまでもなく内容もかなり惹き付けられました。


※ プレス試写室でブーイングが起こった

※ 歴史映画を期待して見た人たちは失望

※ 女性の目を意識して作られた女性向けの映画


などの情報を知りつつも、

(こういうことを書くから甘ちゃんと言われるのだと知りつつも)、

自分が感じたことをあえて書いてしまいます。


シーンはヴェルサイユ宮殿だけで完結していて民衆の苦しみは何一つ描かれていないのですが

薄っぺらな感じはしなかったです。

14歳でたった一人で異国に嫁いでいった(これは徹底していて侍女や愛犬も同行は許されなかった)

ヒロインの様子が丁寧に丁寧に描かれていて、

表情だけで心理が読み取れるようになっていました。


政略結婚で決して幸福な状況ではないのにヒロインは少しも被害者意識も自分の立場を哀れむ部分もなく、

ただ果敢に華麗に自分の居場所や進むべき道を切り拓いて行ったように描かれていました。

よそよそしい夫の(夫と言っても皇太子のちの国王なんですけど 笑)

心の開き方も健気で良かったです。


民衆の困窮について多少助言する者はあってもあの程度ではまったくわからなかったのだろうな、

イマジネーションの働かせようも無かったのだろうなと・・・

単なる映画で史実では無いし・・・それで済まされることでは決して無いのですが、

アントワネットの肩を持った見方をしてしまいました。

そのくらい既存で想像されがちなアントワネット像から離れて、

丁寧に描かれていたということです。

人の痛みを知れという部分では(まして自国の民衆の痛みです)

とんでもない映画だしとんでもない女性なのですが。


 もっとエグくておどろおどろしい描き方もいくらでも出来たと思うし、

ヴェルサイユ宮が舞台とあれば見る方もそういったものを想像してしまいがちですが、

 

恋を失ってもサラッと・・・悲劇の終焉に来てもサラッと。

それは薄っぺらなのではなく、

ジタバタしないところがとんでもなく高貴な人のエスプリや粋のようで、

まったく別のせつなさがありました。


多分男性はこういうのをほぼ受け付けないんだと思います。(決メツケ~)

こういう時に性差というものを思い知らされます。(決メツケ~)

思い知らされるなんて大げさなものでもないんですけどね^^。

 

今週もあれこれあるゾ☆頑張りますチョキ


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