サンタ・マリア・ノッベラ駅の待合室
この日はいよいよフィレンツェからナポリへと、
イタリアのフェラーリ特急「イタロ」での旅なのでした。
これまでのコースは大型観光バス「ビアンコ号」でずっとたどって来ましたが、
バスだと5時間?かかるところを2時間半くらいでの移動が可能となります。
毎日お世話になっているバス運転手のサルヴァドーレさん(イタリアのナイスガイ)が、
みんなのスーツケースを積み込んだバスを走らせてくださるため、
わたしたちは身軽でOKなのでした。
くじ引きで決まった座席は、添乗員さんの隣りでした。
転職の話はともかく(笑)、このようなハードな仕事をしている45歳の人のことには興味があってあれこれ聞いてみたかったので、ちょっとチャンスと思いました。
イタリア専門というわけではなく世界中のあちこちを飛び回られてるみたいですし、
完全じゃなくても数ヵ国語は習得していそうだし、
前日までにも宗教、歴史、地史などをとてもわかりやすく説明してくださって、
(ガイドさんの説明とはまたひと味違った語り口にバス内から思わず拍手がわき起こった)
「自分は大学生の時に宗教に興味を持った」ということからも、面白そうな人物だと思っていたのです。
あと旅行社が決めた「人気添乗員」というのに登録されているエリート感からも、
「順調にしっかり勉強して来たタイプの人なんだろうな」と、
高校~大学と遊びほうけてしまった自分としてはそういう人の話を聞くのがけっこう好きなのです。
Oさん:いえ、高校~大学の頃はライブに行ったり遊んでばかりで、
あの時がダメだったから今頑張ってるという感じなんですよ。
外交官とかやっているような人と話すと、若い頃から本当に一生懸命やって来た人たちだとつくづく思うし。
(人生にはそれぞれ頑張り時というのがありますもんね)
Oさん:あと、大学を卒業してサラリーマンだった時期もあったけど、途中で辞めて海外を放浪したり。
今は別国での仕事と並行してフリーランスで年の2/3くらいを世界中飛び回っているそうです。
やさい:語学は?どんなふうにしたら習得できるんでしょう?まとまった勉強というのをしたんですか?それとも仕事をしながら身に付けていった感じ?(←語学の習得になみならぬ関心あり)
Oさん:勉強は全然。覚えようと思ったこともないし。それは仕事を始めてからも同じ。
そんなに出来るわけじゃないし。
言葉が全然わからないでやっていた時の方がスリルがあって楽しかった。
やさい:うわ~!(それはわたしには考えられない心臓だわ)
そんな感じで気になっていたことを聞いたり、
その時はまだわたしのドジぶりは露見していなかったのでもう一度だけスカウトされたり、
(添乗員というのは旅行社専属ではなくたいがいフリーなのだということをその時知りました)
映画『ポンペイ』のネタをバラしたりしながら、
束の間だけどお互い爆睡もしているうちにナポリに到着しました。
そうそう、肝心な「イタロ」の感想ですが。
300キロ以上の速度が出ている瞬間もありました。その時々の速度が電光掲示で表示されるんです。
車窓からの眺めは田園風景が多く、信越線とあまり変わりありませんでした(笑)
その日のホテル(ホリデー・イン・ナポリ)からの眺め。
イタリア唯一の高層ビル街。
イタリアでは寺院より高い建物は神を見下ろすものとして憎悪の対象とさえなるそうです。
そのため、初めて高層ビルを建設したオーナーは非難の的となりましたが、
高層ビルのてっぺんに神を祀ったことで解決。
以降高層ビルオーナーはその方式を真似るようになったとか・・・。
ヴェネチアのホテル以外はみんなカードキー方式なんですが、これがスムーズに開いたためしが無いと言っていいほどで・・。
部屋の前で「開かない、開かない」と手こずっていると必ずカードキーに長けた紳士が何度か試みてくださってやっとどうにか開くというパターンなのですが、
この不調なキーのおかげで、ツアー参加者どうしが馴染んでいくきっかけにもなったほどでした。
そんな「不調なキー」という先入観があったせいかもしれませんが、
その日もキーが開かなくてカードがパリッと割れてしまった年長者Tさんの騒動に気を取られていたせいか、自分の部屋じゃない部屋に差し込んで「開かない、開かない」と言っていたわたし・・・。
フロントで一度カードを変えてもらったにもかかわらず開かなくて(当然です)、
添乗員さんを呼んだり隣室の夫婦を巻きこんだりの挙句、部屋が違っていることが判明しました![]()
これ、一つ目の失敗。
ディナーで同席したのは群馬から参加の熟年ご夫婦。
ご主人がなんとも気さくな方で、
「なんで一人で参加なんよ~?」「今度はいい人と来いよ」「娘~」など、何かと声を掛けてくださいました。
両隣は栃木から参加の女友達どうしで、
「わたしも以前ツアーに一人で参加したので」といろいろ気づかってくださいました。
翌日はカプリ島「青の洞窟」です!
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イタリア旅行のことは他県に住む子供たちには伝えてありませんでした。
だってこれまでいろいろあった息子は大学に入ってやっと自分のペースをつかんで「このままペースを崩さずやるよ」と、ジーンとするようなことを言っていましたし、
推薦狙いの受験生の娘は1学期までの定期テストですべてが決定するものだから、
毎日寝食を削ってゲッソリやつれるほど勉強していたようですし、
そんな状況でとても旅行のことなど言えないので事後報告にするつもりでした。
昨日やっと試験から解放された娘が数か月ぶりにブログをアップしていて、
ずっと読んでいなかったわたしのブログも目にしたようで、
『わたしが最後の晩餐だのイタリアの歴史だのを必死の思いで勉強している時に、
本場で実物を見ていた人がいるらしい。自由か~(母)』と書いてあって爆笑しました。
メンゴメンゴ。
でも母は自分が選んだ道とはいえ、この2年弱は突っ走って来たからね~。
月に3~4回の休日にデパ地下に行くこととブログを書くこと以外の娯楽を持たず、
お金を使うヒマも無く来たのでね。
な~んて。たいていの立場の人が(友人たちも)同じような状況なので自分だけが大変だったみたいに言うつもりはないけど、息抜きしないとおかしくなっちゃいそうでした。
今度ふたたび就職活動・・・。
無事の帰国と今回の旅行を心から喜んでくれた両親でしたが、
早速に母が就職のことを心配しているようです。ありがたいことなんですが・・・。
就職の事は調べていますので。
でも出来たら夏休みの子供たちと会ってからにしたいんです。
それではまた~![]()
いつもありがとうございますm(__)m
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