回想の浜辺(束の間の幸福・編) | やさいのほとり

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40代後半に離婚しました。
元主婦がなんとか再就職して自活。(現在は50代)
涙あり笑いありの再出発日記です^^

ブログはゆる~い駄文かな。(短歌は力入れてます)
多くの方に読んでいただけたら嬉しいです。


軽々とミラー捻じ曲げ見つめ合う18号線流れゆくまま



段ボールに三十年が畳まれて小さく纏まりゆく此の春を



米櫃が宙に弾けしその日よりあきつしまねはパニックとなる



詩のように佇むホテル「ブレイクス」に招かれゆきし冬を忘れず



テラスまで海の精霊たちこめてわが蜜月の夢を青くす



行儀よきナルシシズムをなぞりゆく合わせ鏡のごとき求愛



享楽の終わりを告げる淋しさよ我だけがまた負けてしまうか



ゆるされて君の隣へ座るとき早鐘を打つわれの脈拍



改札口にさらりと長身の君見えて心に映る黄色いハンカチ



凍りついた物は溶けだし堰を切り予想などもせしこの怒濤なり



飛び散りし涙の束をアルバムにやっと収める夏となりたり



賑やかな人と今更思い知る家じゅう君の声で溢れて



争いを好まざる人笑み浮かべペパーミントの眠りの中へ



横顔に胸熱くしたことなども思い返してみようこの秋に



花園に眠る牡鹿に手をのべて小さきメルヘンひとつ紡ぎぬ



行儀よく羽毛重ねた寝返りのその正しさをあわれと思う



永劫というものあればその姿見た心地する未明の風よ



夕べ見た鹿の寝顔がよみがえり一途に思う君のことをば