玉磨かざれば光なし⁉ | アンレーおじさんのブログ

玉磨かざれば光なし⁉

皆さん おはようございます!

昨日関西も梅雨に入りが発表されました 

ただ今朝の通勤時 まだ梅雨独特の蒸し暑さは感じなかったので救いでした

 

さて皆さん「玉磨かざれば光なし!」ということわざを聞かれたことがあると思います

「どんなに優れた素質や才能があっても 努力して磨かなければ輝かない」という意味に使われています

 

今日私は「地金磨かざれば光なし!」を皆さんに強調したいと思います

私はある時(まだ最近)から感覚の中に”光”をより意識するようになりました

ダイアであれば”全反射光” 地金であれば”光沢”です

 

 

「地金は磨かれなければいけないのです!」

それが地金製品の根本・本質なのです

キレイかキタナイかで言うと キレイなジュエリーと言うならば地金は磨かれなければ実現しません

単にバフをアームに当てるだけが磨き(仕上げ)ではなく 石が留められる内側も”当然”磨かれなければ

いけないのです

 

 

事情があったにせよ 私は一定期間↑のように磨かず(仕上げをせず)ダイアを留めていたことを

深く反省しています

 

気持ちの揺れはこんな感じでした

ヘイローリングが流行りお客様から依頼が来るようになった頃です(5年前くらいかな?)

普通に鍛造でお作りしている間はよかったのですが

 

                                      

 

そもそもヘイローという言葉もお客様から教わったのですが ネットでよく売れているというお店のサイトを

見ますと どこのお店も私の感覚からするととても安い値段でヘイローリング・ネックレスを販売していて

「うちで言えば加工代の値段やん」ととても驚かされました

 

 

 

遅ればせながら調べてみると CADでデータ作成→原型→鋳造 という製法で一件手間の掛かりそうな

加工が簡単にできるようになっていたのです

「この製法でもキレイにできるんやろか?」と思いつつ この製法を導入しないと遅れると思い

今思えば少し焦ってうちもこの製法と取り入れました

 

うちがお願いしている鋳造の工房でもこの製法に対応できるとおっしゃって一気に走りました

 

 

 

このあたりのジュエリーがそうでした

磨かずに(仕上げをせずに)ダイアを留めてしまったのですが それでもキレイと言えばキレかったのは

綺麗なダイアに”おんぶにだっこ”だったのです

この頃にこの手のジュエリーを納めさせて頂いたお客様には申し訳ない気持ちです

 

自分のことを棚に上げて言わせて頂ければ ジュエリーの業界は当然なされなければいけない

地金の磨き(仕上げ)を普通に施されていないことに問題を投げかけたいと思います

ハイジュエリーか並或いは汚いジュエリーかの違いの根本は 「磨き(仕上げ)」です

私が知る限りちゃんと磨き(仕上げ)を施している業者さんは非常に少なく やはりギメルさんであったり

ミキモトさんであったり工房で言えばアトリエシュドウさんレベルの人達なのです

勿論うちの鍛造の職人さんもキレイに磨かれます

 

そう言えば昔一度ギメルさんに加工で一番大切なことは何だと思いますか と伺った時に

「仕上げちゃうかなぁ~」と言われたことがありました

 

 

この素敵なギメルのジュエリーの根本に 「磨き(仕上げ)」があるのです あ~

 

 

この画像を見ると認識できないのですが横からの画像を見ると

 

内側が磨かれていないのでキタナイでしょ

こんなんでお客様に納めるのは失礼にあたると感じます

 

 

鍛造で作られたものとは雲泥の差 月とスッポンの差を簡単に認識出来ます

こちらは鍛造品です キレイでしょ

 

 

安くを前面に出す気持ちはユーザーを引きつける上で一番簡単な方法だと言われますが

本来磨かれなければいけない地金を磨かないのは如何なものかと思います

 

というわけである時から 地金の磨き(仕上げ)に注力するようになりました

コストアップになるのですが 光(光沢)を意識するようになったら 当然の工程と認識するようになりました

 

最近もメレダイアを巻いたペアシェイプダイアのネックレスのご注文を頂き

CADを利用して製作をしているのですが 磨き(仕上げ)のため パーツを分けて二パーツにして鋳造し

 

 

これをうちの鍛造の職人さんにお願いして磨き(仕上げ)とロー付けをお願いしました

 

 

 

「わお~~綺麗です!」

 

やはり地金は磨かれなければなりません

ここに綺麗なダイアを留めて初めてハイジュエリーが実現するのです

この磨き(仕上げ)を受けて下さったうちの鍛造の職人さんには「感謝カンゲキ雨嵐!」です

これだけの職人さんになるとご自分に作った枠でもないものの仕上げだけをするなんて

本来プライドが許さないと思います

 

本当に磨き(仕上げ)が出来る職人さんのいないことに驚きました

若い職人さんはCADを使って鋳造ばかりかと思いますが もっと泥臭い根本の磨き(仕上げ)が

出来るようになる方が将来的には必要とされる職人さんになれると思います

 

ダイアにおんぶにだっこジュエリーでは 白く明るい輝きを持つダイアを生かした本物のジュエリーは

実現できるわけがないことを強調したいと思います

 

 

それでは皆さん素敵な週末をお過ごし下さいませ!

 

お仕事の方は頑張って!

 

 

                                                アンレーおじさん