タイプⅡaについて | アンレーおじさんのブログ

タイプⅡaについて

皆さん こんにちは!

 

今日は 「”タイプⅡa”に惑わされないで下さいね!」 という記事です

 

ネット上にタイプⅡaがいっぱい売りに出されている中で こんなダイアがございました

 

 

 

 

ダイプⅡaの証明書はなぜGIAではないの? と思われるかもしれませんが 最近の流通の流れから

インドからGIA付きのダイアが輸入され ほとんどがCGLで取り直されます

その過程で自動的にCGLにてタイプⅡaが認識されます

CGLでしたらそれだけ証明書を取れば良いからです

GIAでしたら必ずタイプⅡaだと分からないので検査費用+証明書代が掛かるからです

 

さてダイアモンドのタイプとは 結晶中の不純物(主に窒素やホウ素)の有無と状態により

Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱbの4種に分類されます

宝石としては色や稀少性に直結し 天然ダイアの大半はⅠa型 最も純粋なのはⅡa型 

青い希少石はⅡb型に多いとされています

 

 

 

ただⅡaと言っても 「窒素からフリー」というだけで 稀に違う原子と置き換わっている場合もあります

 

 

このように100%炭素原子だけだったらとてもピュアで その色は”D”カラーでも”C”カラーがあれば

Cカラーと言って過言ではないほど抜けています

しかし自然界なので タイプⅡaだからと言って全てがCカラーのようかと言えばそうではありません

 

時には窒素以外の原子と置き換わり

 

 

 

私の経験では画像のようなEカラーやFカラーが出た経験もあります

これは今はもう存在しないAGTのソーティング・ペーパーですが 私的にはこのソーティングが一番

好きです

これが発行されたのは2009年7月10日今から17年前ですが この頃はタイプⅡaの証明書は

まだGIAでも発行されておらず ほとんど100%と言っても良いくらい皆スルーと言うか

タイプⅡaの存在すら知らなかったと思います

 

唯一スイスの鑑別機関「グベリン(GUBELIN)」はタイプⅡaの証明書をずっと以前から発行しておりました

かなり権威のある鑑別機関です

 

 

これは2003年当時のグベリンのタイプⅡaの証明書のコピーですが 私はこのダイアを海外から

借りて初めてタイプⅡaの存在を知りました

このダイアはオーバーDカラー 明らかにDカラーを超える色でした

 

ネット上には3ct G-IF ペアシェイプダイアのタイプⅡaが一千四百三十万円で売りに出されていました

 

 

見るからにカットもカットですが タイプⅡa でGカラーっていうのは ひょっとしてブラウン系のダイアでは

と思うのですが 一度確認してみたいものです

 

 

さて前置きが長くなりましたが0.31ct D-Fのダイアの鑑定書は↓

 

 

クラウン角が40.6度でその%が42.5%です

この数値は適正基準外のダイアで暗いです

 

 

タイプⅡaだからと言って 盲目性はなく暗いダイアなのです

 

先日記事にしましたChatGPT に聞いた「ダイアモンドの魅力の本質」の回答に;

「ダイアモンドの魅力は 単に「きれいだから」では説明しきれません いくつかの本質的な要素が重なって

特別な存在になっています

まず大きいのは 光との関係です ダイヤモンドは非常に高い屈折率と分散を持っていて 入った光を

強く曲げ 虹色に分けて反射します この現象は全反射や分散によるもので あの「キラキラ」は

物理的にかなり特別な性質です 単なる透明な石とは違い 「光をあやつる素材」なんです

……」

 

ChatGPT的に言えば 「光をあやつり全反射や分散によるあのキラキラがダイアモンドの魅力の本質」

ということだと思います

つまりダイアモンドがダイアであるためには光を漏らしてはいけないのです

 

 

私の長年の経験から ダイアモンドがダイアであるための条件は一般の業者さんやユーザーの方々が

思っている以上に厳しいものです

大まかに明暗で3通りに別けてみました↓

 

キラキラ↓

 

 

ふつう↓

 

 

くらい↓

 

 

本当にダイアがダイアであると言えるのは キラキラ(白く明るい輝き)だけかと思います

光が下側漏れることなく全反射して目の側に戻るからです 

 

 

この光を漏れさせてはいけないのです

今日例に挙げた0.31ct D-F タイプⅡaは「暗い」部類に入り存在感はないのです

 

ファンシーカットのダイアは全ての光が全反射はしないですが 明るい暗いの見分けは

つけやすいです

そんなに内包物がないとすれば 明るい暗いはカット(プロポーション)の違いから来ます

 

 

 

ダイアモンドがいくら大きくても暗い方だと 気持ち的には大きさで安心を得ているかもしれないですが

実際は光との関係が上手く行かず「どんよりした物」を身に着けるだけになっているのです

 

このように「ダイアモンドは光とのかかわりなんだ」を正しく知ることがとても大切です

余計なお金を払わず正しく買われて そして正しく加工にお金を掛けられて 

唯一無二のダイアモンドジュエリーをお求めになって下さい

 

D-IF やVVS1より余程キラキラで魅力的なE-VVS2/VS1 もいっぱい存在しますから

 

 

 

                                          アンレーおじさん