メレダイアを取り巻いたペアシェイプダイア!!
いつもお世話になっているパリ在住のお客様からご注文を頂いていたものです
ペアシェイプダイアは0.71ct メレダイアは直径2.4mm強(0.055ct)を11pcsー0.614ct
使っています
このペンダントを作らせて頂く上で色んな思いが交錯し 最後は納得できましたので
余談も多いですが ゆっくり語らせて頂きます
時々触れる枠の仕上げの重要性についてです
私は元々ダイアモンドのルース卸しを営んでいましたので ジュエリーの加工については
全くの素人 ジュエリーに興味をお持ちのユーザーの方より知っていなかったと思います
お店を始めたとき 手作り(鍛造)の方が耐久性があり綺麗なものが作れると聞いて
”鍛造”をウリに致しました
しかし進めていくうちに 手作りだと全てが高く付くので やはり鋳造も必要となりました
加工法に5段階のランキングを付けると 最高ランク”5”の製法は;
鍛造であれ鋳造であれまず必要なパーツを作りそれをロー付けして組んでゆくことです
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パーツごとにすみずみまで綺麗に仕上げて組んでゆくので 出来上がりも綺麗になるからです
ただこの製法の問題は加工代が高くなることです
逆に製法のランキングの最下位は 一発吹きの枠を仕上げを施さず ダイアを留めてしまうことです
(昨日の記事がそれです)
鋳造製法でお客様にコストを抑えてご提案をするには”一発吹き”になるし といって
どこもそうなのですが鋳造をお願いする工房では表側の簡単な仕上げしか施して頂けません
だから殆どのお店が扱う枠もそうなっているのです
ギメルさんに相談をするとホントに親切に ギメルさんの下請けの工房をご紹介して頂き
一発吹きの枠の仕上げをお願いすることができました
ハッキリと違いを感じたのが よく載せるこの画像です↓
上の列と下の列で明らかに違いますでしょ
上は工房Yの上り 下はご紹介頂いた工房Fの上りです
上の列は言わば並品で下の列は洗練された上級品と言えると思います
ただこの頃は では綺麗なダイアを留めてどこまで差が出るのだろうか という疑問は
残っていました
そしてお店を閉め ブログを通じてお越し下さったお客様に対応するようになった当初は
鍛造(手作り)でしか対応できない スリーストーンリング・4本爪2段腰のエタニティリング等
鍛造のみの対応でしたが ヘイローのリング・ペンダント・ピアスに対応するときに
鍛造との価格差がとても大きいのでやはり鋳造対応が必要になりました
しかしそのときは工房Fは大将がお歳で 閉められていました
仕上げどうすればええんやろう と解決策がないままに工房YにここはCAD→原型→鋳造製法が
可能でしたのでお願いを致しました
従ってこの間 さて何人位いらっしゃるだろうか10人弱位と思いますが
一発吹きのヘイロー系の枠を仕上げを出来ずにお納めしてしまいました
綺麗なメレダイアを留めていますので それなりにはキレイではありましたが
今でも心に残り「申し訳ございませんでした!」という思いを強く持っております
去年でしたかテニスブレスのご注文を機に 名古屋の名匠アトリエSにお願いするようになったとき
途中で枠の可動域はこんな感じで良いかメールが来たときでした
心配になり「この枠って汚いですが仕上げは??」と失礼な質問をぶつけてしまいましたところ
「もちろん もちろん仕上げはします これは可動域を見て頂きたかっただけですから」
とやさしく返してくれましたが 「あほなことを聞くな⁉」と思われただろうと思います
私的には初めて「ハイジュエリーを作られる工房では仕上げは当たり前なんだ!」と
分かったのでした
よし自分の眼でその差(仕上げをするしないで)を確かめてみようと思い立って
鍛造(手作り)と工房Yで鋳造をお願いしてみました
そして比較をしてみました↓
サイズは鍛造の方が1個0.2ctで 鋳造の方が0.1ct と違うのですが 両方うちの在庫で
とても綺麗な黄金比率のダイアを使っています
この眼で比べてみました 「やっぱり違うなぁ~!」と認識できました
そしてそもそも
ひょっとしたら上の列のような中古品的な枠に留めてお納めするってお客様に対して
失礼なんちゃうん と思うようになりました
ということは80~90%位のジュエラー・お店がお客様に対して失礼を働いているのかも
とも思えます
そして上級品と並品 ハイジュエリーと(ロウ)ジュエリーの差はまず「仕上げだ!」と
ハッキリ言い切れるようになりました
ダメ押しに今留めをお願いしているI さんに伺ってみました
I さんはハイジュエリーばかり留めておられます
「お宅に来る枠はどんな状態ですか? 仕上げをしていない汚い枠も来ることがありますか」と
I さんの返事は「いやいや そんなの来ないですよ みな綺麗に仕上げをされています」と
「ショック うちだけやん そんなんを出していたのは」 ガックリ
こんなに違うものかと認識さされました
そんなことを思い巡らしているときの このペアシェイプダイアのご注文でした
次に続く
アンレーおじさん










