第五章 最期の夜~夫婦~


神様は何のために、この三か月を母に与えたのだろう。

あの三か月には、どんな意味があったのだろう。

母にとって、幸せな時間はあったのだろうか。

今でもわからない。

ただ、ひとつだけ思うことがある。

父と母は、あの三か月で本当の夫婦になれた気がする。

夫婦って、最期まで連れ添うと、こんなふうになれるんだと知った。

長い人生の最後に、二人はちゃんと夫婦だった。

それだけは、きっと確かだった。

母のことは、これでひとまず終わりにしようと思う。

本当は、まだ書ききれていないこともたくさんある。

それでも今は、ここまでにしたい。

この数日間、私は自分の悲しみをただ綴ってきた。



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