■後悔は一生残る

 
 
あなたには、忘れられない記憶はありますか?
 
 
『過去は振り返らずに』なんてよく言うけれど、忘れてはいけない記憶、
忘れられない記憶は、もしかしたら
誰にでもあるんじゃないかと思っています。
 
 
《お知らせ》
※今回の記事は、小学生当時のいじめの
表現等が含まれます。
 
気分を悪くされる方も
中にはいらっしゃると思いますので、
読み進める際には
ご自身の判断でお願い致します。
 
 
 
◆(4) あの時、勇気を出してたら...
 
 
 
あの子は今どこで何をしているのかな。
 
元気に過ごしているのかな...?
 
 


小学校3年生の時

新しい先生が赴任してきました。
 
 
優しそうな女の先生で、
同学年になる娘さんも
一緒に転校してきました。
 
 
 
彼女の名前はMちゃん。
 
 
 
口数がとても少なく
なかなかクラスや学校に馴染めないのか、
いつも1人で本を読んでいることが
多かった女の子です。
 
 
『お母さんは学校の先生』
 
 
彼女にはそれがとても
後ろめたく感じていることは、
見ていてすぐにわかりました。
 
 
 
彼女のお母さんではあるけれど、
みんなにとっては学校の先生。
 
 
みんなの先生だけれど、彼女にとっては
先生であり、お母さんです。
 
 
先生の授業になると、
いつも以上におとなしく
下向き加減になるMちゃん。
 
 
先生は他の子と同じように接していましたが、クラスの一部の生徒からは、
 
『ずるしてるんじゃないの?』と
言いがかりをつけられてしまうようになりました。
 
 
 
まるで火の粉のように、いじめの連鎖はあっという間に拡がっていく...
 
 
 
注意なんて全く聞く耳を持たない。
 
 
いじめている側は、いじめている自覚がない
 
 
 
先生からの注意も受け流すだけ。
 
 
そのうちに
どんどんエスカレートしていきます。
 
 
教科書がない
 
机のいたずら書き
 
給食をわざとこぼす
 
イスや靴には画ビョウが...
 
 
 
 
Mちゃんは決して泣きませんでした。
 
お母さんが学校の中にいるからです。
 
 
 
たまらず注意しても、
簡単に受け流す男子たち。
 
担任の先生の注意は聞いたフリだけ。
 
 
どうにかしたくても
注意以外は何もできない状況に、
どうしようもない悲しみと怒りを覚えました。
 
 
 
そんな時期、クラス委員の立候補を募る
学級会が開かれたのです。
 
 
 
『一緒にやらない?』
 
 
声をかけてきたのは、
一番の親友でした。
 
 
本当は、学級委員なんて
絶対にやりたくないと思っていたのに。
 
 
 
でも...このままは嫌だ!!
 
 
 
『はい!やります!!』
 
 
震えながら手を上げている
自分がいました。
 
 
 
私は何ができるんだろう...
 
 
この時はまだ、
Mちゃんを助けたい気持ちよりも、
『自分』にばかり気持ちが向いていたのです。
 
 
 
 
助けたいなら、本気で助けなきゃ!!
 
 
そう、思っていたのに。
 
 
 
〜つづく〜
 
 

 

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