の続きです。
それでは、どういった思考のクセが、「認知のゆがみ」と呼ばれるものなのか、
具体的に挙げていこうと思います。
白黒思考
ものごとに対し、白か黒か、ゼロか百しかないと言った
オールオアナッシンングな考え方。
例) ほんの少し失敗しただけでも、
全てがダメだと、諦めてしまう。
好きな人の、たったひとつの言動で
この人はもう、自分には気持ちがないのだと思う。
この考え方の人たちは、中庸を許さないので、
ストレスを溜めやすく、挫折を経験しやすいです。
これ、以前の私もそうだったから、よーく分かりますが、
摂食障害の子たちには、この傾向が強いです。
生真面目で、完璧主義。
白か黒だけじゃなく、グレーの考え方や
○か×だけじゃなく、△の考え方も出来るようになること。
「曖昧」を、自分に許せるようになること。
「いいかげん」は、悪いことではなく、「いい加減」なのです。
過剰な一般化
ひとつ嫌なことがあると、
「いつも決まって~だ」「すべてが~だ」と、考えること。
例) アルバイトでうまくいかなかった経験があるため、
どうせ次もうまくいかないだろうと、考える。
「案ずるより生むがやすし」
やってみなければ、結果なんて分からないのに、
この考え方の人たちは、ひとつの失敗にとらわれてしまうことが多いため
前に進めなくなってしまいます。
このような考え方をしていると、嫌なことが繰り返し起こっているように感じるので、
憂鬱になってしまいます。
心のフィルター
ひとつの良くないことに、こだわってくよくよ考え、
他のことはすべて、無視してしまうこと。
例) 仕事のプレゼンで、たいていの人からは大変評価が良かったのに
たった1人から言われたアドバイスが頭から離れず、落ち込む。
良かったことを、そのままに評価出来ず、
悪いことばかり心に留めてしまうので、
自己肯定感も低下するし、
気持ちも落ち込んでいきます。
自己関連づけ
何か良くないことが起こった時に、自分には責任のないようなことでも
自分のせいと捉えてしまうこと。
例) 同僚が挨拶をしてくれないのは、自分が何か悪い事をしたせいだと考える。
夫が家で不機嫌なのは、自分が嫌われているからだと思う。
他人に、100%の影響を及ぼすことは、不可能です。
けれども、全て自分のせいなのだと背負い込むと、
罪の意識を感じることが多くなり、自己肯定感が下がります。
相手には、自分の知らない相手の事情というものが、存在します。
それをすべて自分に結びつけて考えることは、
ある意味自己本位であり、自意識過剰ともいえます。
過大評価と過小評価
自分の短所や失敗を大げさに考え、
逆に、長所や成功したことを、あまり評価しないこと。
例) ひとつ面接に落ちたくらいで、「私は一生就職できない」と思う。
みなから褒められるぐらいの仕事の成果をあげたのに
「これはマグレだ。次はない。」と思う。
最初に挙げた「白黒思考」に被るところもあり、
このように「認知のゆがみ」の思考パターンは、どれか一つの分類に当てはまる
というものでもなく、
互いに重なり合っているものも、多いです。
③に続けます。
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