【私の物語⑩】Stillness Speaks(エックハルト・トールの教え) | 使命を生きる “やりたいこと”から“やるべきこと”へ

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対話セラピスト 大野木睦子です。

ひとつ前の記事で、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのことを書きました。
 リンク 【私の物語⑨】いのちのかがやき

クラニオを学び始めたころに、エックハルト・トールを知りました。

最初に読んだのが、『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』




読んで、驚きました。

これ、クラニオの世界そのまま!

私がダイナミック・スティルネスで感じること、そのまま!!


そしてよくよく見てみると、この本の原題は

『Stillness Speaks』


ああ、そうか!
そうなんだよ~。
stillness もしゃべるんだよ~。
おしゃべりな沈黙、なんだよぉ~。


当時の日記を探してみたら、こんなところを引用していました。


「静止の空間」。
これこそが、創造性が誕生し、問題の解決策が見つかる場所なのです。


静止とは、単に音のないこと、空っぽの状態を意味するのではありません。
静止とは叡智そのものです。
それは、万物が生まれくる、形態の奥に横たわる意識です。


叡智は静止することによって、身につけることができます。
なにはともあれ、見つめてください。
耳を澄ませてください。
それ以上、何も要りません。



クラニオでも、「耳を澄ませる」ことをします。
からだからの声に、いのちのざわめきに、耳を澄ませる、のです。
それ以上、何も要らないのです。




この本は、トールが「スートラ」と表現しているように、短いセンテンスの集まりで出来ています。
序文に、こんなふうに書かれています。

古代インドのスートラは、現存する最古のスピリチュアルな教えですが、本書は、その現代版リバイバルとみなしていただいてかまいません。スートラとは、観念的な装飾を最小限に抑え、格言のスタイルをとった、パワフルな真実の書のことをいいます。
(中略)
スートラの特長は、なんといってもその簡潔さにあります。それは、必要最低限しか、思考を要しません。スートラの場合、「そこに書かれていること」よりも、「そこに書かれていないこと」、すなわち、それが指し示すことのほうが、はるかに重要なのです。




シンプルな文章だから、なのかもしれませんが、
日本語で本を読んでいると、ひとつひとつの単語がしっくり来なくなってきました。

たとえば、静寂。静止。
日本語では、なんとなく似ているような言葉です。

どういうニュアンスで、この言葉を使い分けているんだろう。
これは、元々はなんて言葉を使っているんだろう。

と、気になってきました。
思いっ切り、思考していますがあせる

謙遜でなく、私は英語が出来ません。
外国人に話しかけられると、あいまいな笑みを浮かべて、石になるタイプです。

それでも、これくらい簡単な英語なら、ニュアンスはわかるかもしれない。
原文をみた方がわかりやすいかなと思いました。
でも、読むのは大変なので、オーディオ・ブックを購入してみました。
著者本人が朗読しているものです。

エックハルト・トールの声って、好きなんですよね。
なんか、ぼーっと引き込まれます。



それから毎日、通勤電車の中で、日本語の本を見ながら、i-podでオーディオ・ブックを聞いていました。


数日後。

電車を降りて、会社までの道を歩こうとしたときのことです。


世界が美しい...

美しくて美しくて

美しくて泣けてくる


やせっぽちで、
あまり元気がなさそうに見えていた街路樹が、
いのちに満ち溢れて美しい。

街灯までもが美しい。

生物・無生物関係なく、
この世界に存在するものすべてが、
いのちにきらめいて、
美しい。



いきなりの出来事で、
その瞬間はさすがに驚きはしましたが、

「意識が開きっぱなしになっちゃた~」

と、気が付く程度の理解はありました。

時間がたてばそのうち納まる
ということもわかっていたので

「ふ~~ん、どっしようか~」

と、眺めている自分もいました。


でも、何しろ、バリバリ働いていた時期です。

通勤途中で泣いている場合ではない。
こんなところを誰かに見られたら、大変だ。

と、「理性」を総動員して、
感動で泣けてくるのを押さえて会社に行きました。


「仕事をしなければ!」
と、思って頑張るのですが、

うっかり気を抜くと(笑)、
意識が飛びます。

はっと気が付くと、
何もせず、ただ座っている。

「いや、いかんいかん!」
と、また仕事に戻る。


午前中いっぱい、
そんな状態が続きました。


ほんっとに!
何をやっていたんでしょうね(笑)。


自分の理性の強さに、
エゴの強さに、
笑えます。


「目覚め」が訪れると、一瞬で何もかも解決すると思っている人が多いようですが。

そんなことは全くありません。
そういう人は、ごく稀な、いわば天才です。

「覚醒体験をした」という人も、それが自分の中に定着するまでに、かなりの時間を要していることを、実は書いたり話したりしています。(そこはさらっと書いている人の方が多いですが。)

「覚醒体験」というセンセーショナルな言葉に惑わされて、そこをすっ飛ばさないでくださいね(笑)。
いいことだけ、じゃありませんから(爆)。


その瞬間の至福はあります。

でも、「人間として」、
それを生きられるようになるまでは、
葛藤です。

繰り返し、「気付き」はやってきます。
そのたびに、自分はいかに知らなかったか、に気付かされるのです。


それでも、
自分の戻っていける確かな場所があるから、
それは最初からあったということを知っているから、

「安心して苦しむ」ことが出来るのです。



つづきはこちら ⇒ 【私の物語⑪】余計なことをやめる。


【私の物語】目次はこちら
「対話セラピスト☆大野木睦子」が出来るまで



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