
うお目の牝馬に緑川は「この馬は怖がっている、誠と同じだ」
瑞穂「私は本当にあの馬に乗れるのだろうか」
瑞穂は、緑川から馬主の山名を紹介された。
「自動車の原点は馬だからね。君のお父さんからいろいろ教わった。馬は人間とのパートナーだ。あの馬はちゃんとあなたのパートナーとして、走れるだろうか」
瑞穂「大丈夫です」
山名「お願いしますよ」
緑川「シーギリアで山名さんとつながっているとはな。おまえ自身が変わるしかないんだ」
山名はシーギリアの馬主で、緑川はかつてシーギリアの乗って中央競馬で活躍していた。
山名と緑川で相談して馬の名前を決めた。
山名「魚の目と書いて、サメと言うんだったよね」
フィッシュアイになった。
誠は心療内科に行っている。
「まだ監察下にある。DVの父が母親を襲った時に、カッターで母親を救った。しかし母が逆上して誠を襲ってきた。それから声が出なくなった」
農家からもらった新鮮な野菜でバーベキュー。
芦原瑞穂の歓迎会となった。
緑川は「まだ俺たちには勝機がある。今月末の能力試験に間に合わせる。芦原瑞穂を勝たせる。みんなよろしく頼む」
みんなうなづいた。
大泉が来て、ベルフォンティーヌが骨折して殺処分となったことを報告しに来た。
カニ爺「あんちゃん(誠)の見立ては正しかった」
誠は泣いた。
緑川「ベルフォンティーヌの分まで必ず勝とう。俺たちのやり方で」
穂積は何度も落とされ、泥だらけ。
それでも諦めずに、フィッシュアイズに乗り込んだ。
能力試験で結果は4着。
緑川「申し分のないタイムだった」
瑞穂「問題は私なんです。先生は馬の力だけで勝とうとしてません? この馬はもっと早く走れます。走りたがっているはずなんです。不満を持っているんです」
緑川「それでいいんだ」
誠メモ「フイッシュアイズはあなたをもう敵だと思っていない。あなたも信じて」
緑川「馬の力を信じろ、信じきろ。それがお前に足りなかったものだ。あとはお前が馬に操られるだけだ」
緑川が18歳のツバキオトメを調教し並んで走ることになった。
緑川「よしおれについてこい」
瑞穂はツバキオトメを見て「早い」
フィッシュアイズは、ツバキオトメに導かれた。
緑川「もっとフィッシュアイスが走りたいと思うから。ムチはいじめではない、正確な合図になる」
レースでフィッシュアイズは快調に走りだし、それから快進撃が始まり7連勝。
緑川チームは結束力も高まった。
緑川「決まったぞ、中央だ。特別交流レースに出られる」と言ったら、月柴がリーティングジョッキーの池田を連れて抗議に来た。
月柴「君はたまたまいい馬を手に入れただけ。中央に行くのは、池田君をおいてほかにいないんじゃないか」
緑川「彼女だから勝てた。馬鹿なことを言うな」
月柴は山田に向かって「ここにはやくざがいる。マスコミの怖さは君も知っているだろう」
緑川「俺たちは脅しには屈しませんよ。勝ったのは芦原瑞穂の実力だ。あなたにわからないはずが無い」
その後、山田が一人になり、瑞穂が心配になり話しかけた。
「俺さぁ、競馬のノミやをやっていたんだ。やくざまがいの暮らしをしていたのは事実だ。(緑川)コウジとは飲み屋で出会ったんだ。そこは普通の飲み屋だけどな。コウジは人を差別しない、いいやつ。俺をここまで引っ張って来てくれた」
瑞穂「だったらここで戦いましょうよ、先生と一緒に」
山田「ほんと変わったお嬢ちゃんだな」
瑞穂「私は見返してやりたいんです」
緑川「みんな集まってくれ。交流戦で地方競馬の地区代表馬になる。瑞穂、最低でも30勝しろ。騎乗回数が増えたりすれば30回は楽勝」
瑞穂も自分のプランを公表「G1目指すなら、来年の春に3歳の牝馬になります」
一同「ま、まさか」
緑川「どうやら、俺と同じ考えだな」
瑞穂「桜花賞狙います」
フィッシュアイズの実力は底知れなかった。
スキャンダルがネットを駆け巡ったが、フィッシュアイズの活躍が打ち消した。
緑川厩舎も経営が上向いた。
瑞穂はメディアでとりあげられ、武豊とのテレビ共演。
瑞穂「どこまでいけば“女性騎手”から“女性”が取れるのだろう。私はなんのために戦っているのかわからなくなった」
この先はネタバレになります:続きを読む場合は左端の三角マークをクリック
若駒賞レース
月柴が山名に「地方から盛り上げるなんて、お目が高い」すり寄って来た。
山名「私は何もしていませんよ」
月柴「うちのコマンダーボスも見てください」
レースは2頭のせりあい。
池田のラフプレイーによって、瑞穂は落馬した。
病院で起き上がった。
緑川「もう勝つことだけを考えるのは辞めろ」
カニ爺「ゆっくり休むことだ」
一人になった瑞穂に、病室に子どもが入って来て人形を置いた。
池田の妻が来て「すみません」
池田は騎乗停止処分になった。
徳山「なんちゅうことすんねん」
誠は鉄棒を持ち出し、池田のところへ殴りかかるような勢いだった。
山田が必死に止めた。
山田「お前がいなくなったら誰が瑞穂を、フィッシュアイズを面倒みるんだ。お前は厩舎に必要な人間なんや」
誠は泣き崩れた。
山田「声を出して、聞かせてやれ」
山名は瑞穂に「君は桜の木を植えたことを覚えていてくれたのか。お前のお父さんが未来に何か残すことをしたいと言い出したんだ」
瑞穂「父が自分の借金で・・・」
山名「自分のことで悩んでいることを見たことを一度も無い」
瑞穂は退院して、一人で厩舎に戻った。
「フィッシュアイズは?」
カニ爺「片足をちょっと痛めただけだ」
緑川「わざとお前を外に落とした。お前は後続の馬に踏まれなずに済んだ」
瑞穂「フィッシュアイズの様子は変わらなかった。心を閉ざしてしまったのだろうか」
「馬は勝ちたいんではない、人間と一緒に走る」と言うのを思い出した。
瑞穂はフイッシュアイズに「ごめんなさい。あんな走り方嫌だったよね。信じてくれていたのに。その気持ちを裏切った」
誠は何か言おうとしてメモ「馬も君と同じことを考えている」
瑞穂は泣いた「違うよ、あなたのせいじゃない」中に入って、さすった。
海岸を散歩した。
カニ爺「この海岸は馬の傷ついた足を直してきたんだ。いいマッサージになる。瑞穂がわしらを動かしてきたんだ。それだけは自信を持て」
瑞穂「初めて名前で呼んでくれた」
瑞穂はフィッシュアイズに乗り込んだ。
鈴田の役員が「乗り役を変えたい。鈴田競馬場全体のイメージが傷ついたんだ」
緑川「一人のジョッキーとして見てください」
役員「瑞穂が負けたらどうするんだ」
緑川「その時は私が調教師を辞めます。競馬にすべてを賭けています」
これで役員も黙ってしまった。
阪神競馬場での桜花賞トライアルレースへの出場が決まった。
3位以内で参加資格が得られる。
緑川「半端なことじゃねえぞ。あと1ヵ月で仕上げる」
山名は緑川に「心配なのは、芦原瑞穂の方だ。これを渡してくれないか。一緒に見届けようじゃないか」
勝負服だった。
瑞穂は「先生が初めてG1取ったときの勝負服」
緑川「山名さんの粋な計らいだった」
カニ爺も泣いた。
フィッシュアイズのスピードは順調だった。
しかし、高齢のツバキオトメが付いていけなくなった。
池田と月柴妻が来た。
「あわせ馬に使ってください。デルフォンティーヌの件はすみませんでした。今度は信じる」
池田は「中央の騎手免許試験受けるんです。娘はあなたのファンなんです。お前とフィッシュアイズがかってくれなきゃ。俺の罪悪感消えないんだ。頼む、勝ってくれ。お前の闘志だけは捨てるなよ」
池田と瑞穂は並んで走った。
トライアルレース
調整ルームには同期の笹本がいた。
瑞穂「夢みたい」
笹本「お前さあ、ライバルに向かって・・・」
瑞穂「ライバルといってくれるの?」
笹本「当たり前だろ。負けないからな」
瑞穂は恐怖に襲われた。
緊張で食欲が無かった。
当時の所属の稲葉は緑川に「ついに戻って来たか」
緑川「彼女はもともと実力があった」
稲葉「君がだよ」
緑川「勝つために戻って来たんです」
稲葉「中央の競馬は甘くないぞ」
緑川「でしょうね」
カニ爺「芝の走り方がわからん時は、フィッシュに聞けばいい」
瑞穂は父の言葉を思い出し、落ち着いた。
スタートは出遅れたが、冷静だった。
みんなの応援を感じた。
瑞穂はフィッシュアイズに話しかけ「さあ、行こう」
周りを抜かし始めた。
誠「いけー」
結果はフイッシュアイズが快勝。
誠の声を聞いて、山田もカニ爺もびっくりして、抱き合って喜んだ。
瑞穂と緑川は目が合ってガッツポーズ。
そして桜花賞レースは笹本が並んだ。
結果は惨敗だった。
緑川厩舎にとって、大きな一歩の晴れの大舞台だった。
瑞穂と山名は当時植えた桜のところにいた。
きれいな花を咲かせた。
山名「まだまだ伸び続ける、どんな未来が待っているんだろうねえ。自動車業界は100年に一度の大変革期に来ている。どんな未来が訪れても、人と車、人と馬が築づいてきた絆の歴史は忘れたくない。君のレースをみて、つくつぐそう思った。ありがとう」
瑞穂「こうなったら、凱旋門賞目指します。アハハ」
山名は(瑞穂の父が作ったように)養老牧場を作った。
一頭の馬が瑞穂の方に走って来た。
「えっ、シーギリア?」
瑞穂は寄って行って、さすった。
----- ----- ----- ----- ------
前編だけだと暗いドラマかなと思ったが、後編で一気に盛り返した。
周りを見返し、中央競馬に殴り込みが出来た。
誠も少しずつだが、喋ることが出来た。
しかし「中央は甘くはないぞ」の言葉通りだった。
前編で悪役の人たちも仲間になってくれた。
スカッとさせてもらえた後編だった。
今後目指すのは世界となる。
前回の「風の向こうへ駆け抜けろ」の記事はこちら(2022年1月29日)
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
http://ameblo.mom/miyacar/entry-12723856892.html
では、明日。