ロンドン・コーリングのように

彼のことは先日も出てきたのだが、もう1つ音楽の話を思い出した。よく考えると、彼は過去にいろいろなエントリで出てきている。
彼はずっと若い頃、保護室で、「ロンドン・コーリングをしてしまった」んだそうだ。
僕はそれを聞いてすぐに何をやったかわかった。思わず苦笑い。彼はその日、日本に5本しかない貴重なギターを壊してしまったらしい(本人がそう言っていた)。まさにロンドン・コーリングのジャケットそのままである。
ザ・クラッシュ(The Clash)はイギリスの代表的なパンク・ロック・バンドだが、同じパンクのピストルズに比べ、パンクだけにとどまらずレゲエ、ダブ、ジャズなどにも及び楽曲の幅が広く音楽性も高い(ようには見える)。
それまで音楽評論家によりパンク・ロックは酷評されていたが、この「ロンドン・コーリング」は彼らも絶賛するような傑作であった。このアルバムはイギリスでは1979年、アメリカでは1980年に発売されたこともあり、後にローリング・ストーンズ誌により1980年代最高のアルバムと賞賛されている。(過去のすべてのアルバムでもベスト20~30位に入る名盤)
アナログ時代はアルバムがでかかったこともあり、ジャケットの迫力が断然あったと思う。僕は最初、この2枚組みのアルバムを買った時、ジャケット写真の男が何をしているのかわからなかった。(英国の旗を振っているのではないかと思った)
これはステージの上で、ポール・シムノンがベースギターを叩き壊している写真なのである。この写真はペニー・スミス(女性)が撮影したものであるが、少しピンボケしており、彼女はこの写真をジャケットに使うことを嫌がっていたらしい。しかし、ボーカルのジョー・ストラマーが彼女を説得し、なんとかジャケットに使うことができたという。
このジャケットほど素晴らしい写真はなかなかない。内容をそのまま表現しているからである。
当時、イギリス、パンク・ロック・バンドのピストルズ、ジャム、クラッシュの中では、クラッシュとジャムは少し音楽性が高いと思っていた。ジャムなんて曲作りがおしゃれだと思う。ピストルズはすべての楽曲が同じように聴こえてしまうし。
僕は彼らのアルバムを買ってはいたが、いまいち趣味が合わないと感じていた。僕は当時、ジェネシス、イエス、ピンク・フロイドなどのプログレッシブロックやニュー・ウエーブのバンドが好みだったからである。
今、このアルバムを聴いてみると、当時とはまた違った風に聴こえるのは不思議だ。
Rudie Can't Fail(The Clash)この曲は知ってる人も多いのではないかと思う。この映像だが、笑うに笑えない大怪我もあるような・・
Guns Of Brixton(The Clash)1枚目のアルバムのB面最後に入っている。こういう楽曲は好きだ。
なお、ジョー・ストラマーは心臓発作のため、2002年12月に亡くなっている。
参考
but you can never leave!
Sheena is a Punk Rocker
救急車の豆知識