連休の間の平日 | kyupinの日記 気が向けば更新

連休の間の平日

今日は、恐ろしいほど患者さんが来た。こちらはヘトヘトである。

漠然と、連休の間の平日はそこまで患者さんが来ないのではないかと思っていたがそうでもない。しかも月初めなのでレセプトがある。レセプトもろくに見られないほどの外来の賑わいなのである。しかも、ある病棟の女性の回診もしたのでゆっくりする暇もなかった。

今回発売のロナセンだけど、まだたいして処方していないし、また日も経っていないけど、かなりの好印象。効果はまだわからん。

どこが好印象かというと、いきなりの脱落者がほとんどいないこと。双極性障害の人に1名、厭世観が出てやめただけだ。(双極性障害は適応外)こういう飲んでいるかどうかわからない水みたいな印象の薬は僕は好きなのよね。

ある統合失調症の男性患者さんは、あともう1つピースが嵌らないでいた。たいていのメジャートランキライザーは病状が悪くなるか、あるいは振戦が出て使えないのである。ロナセンが出る直前の処方は、

プロピタン  150mg
デパケンR  800mg
アキネトン   2mg
リボトリール  1mg


くらいだった。プロピタンは200mgがリスパダール1mgに相当するので、この処方はリスパダール1mg以下の力価になる。過去ログにもあるが、プロピタンはEPSが出にくい薬物で、普通この量ではアキネトンなどの抗パーキンソン薬は必要ない人が多い。しかし、この人は必要な人なのである。

プロピタン150mgで完全に落ち着いているなら、これでかまわないのであるが、この量だと病状が不安定で、時々妄想が出るのである。だから副作用的には良いけど実用にならない処方とは言えた。

ロナセン4mgを追加して、プロピタンを減量しこのような感じになった。

プロピタン  100mg
ロナセン    4mg
デパケンR  800mg
アキネトン   2mg
リボトリール  1mg
(リスパダール換算 1.5mg)


これで、今の時点で問題ないように見えるところがすごいところ。もちろん振戦もない。この人は全般が落着いて以降、リスパダール換算で1mgを越えてEPSが出なかったことは初めてだったような気がする。(もちろん使える薬のうちで)

もう面倒なので、このくらいで数週間良かったら退院させようかと思っている。

現在、あまり大量は使っていないのであるが、少ない量ではロナセンの使い味は軽いのである。これで効果も良いなら、けっこう良い薬だと思う。(まだ発売後10日くらいなので中期的な効果が不明なのである)