魔法の薬
うちの病院の看護師さんの娘さんが不登校になったのだという。こういう話はどこでも良くあると思う。ただ、不思議なのは、こんな時、あんがい精神科医に診せようとしないこと。
精神科の病棟で働いていると、自分の娘(息子)は入院している患者さんたちとは全然違うという否認みたいなものがあるのかもしれない。確かに不登校だけで入院している子供はいないし。そんなこともあり、次のような依頼を受けたのである。
「子供を精神科に受診させるのは、本人がとても傷つくことなので正式には受診させない。外来に子供を遊びに来させるので、先生、遠くから様子を見て、どんな風なのか診て下さい」
ワロタ。なんとも難しいこと言いますなぁ・・
「遠くから見るだけでもわりあいわかるけど、少しでも話さないと信頼性が・・」ともう少し診察条件が良くなる方法をお願いしたのである。というわけで、たまたまその子が母親の勤める病院に遊びに来たという設定で、偶然、僕が外来の待合室でその子と会いちょっとだけ話をした、というストーリーに決まった。
ちょっと会ったと言っても、たぶん1分以内。ただ、会う前に遠方から数分間様子を眺めていた。
判明したこと。
1、 明らかに統合失調症ではない。
2、 抑うつというようなものもたぶんない。
3、 アスペルガーなどとも程遠い。
4、 つまりは何もないということでしょう。
あと母親の話の範囲からだけだが、強迫などもなさそうだった。あくまで機能的なもの、普通の不登校なのであるが、そうわかっても気の効いた良い方法がなかった。だいたい、親が精神科に受診させないと言っているんだもん。
母親について感じたこと。
1、 きわめて他罰的である。(担任、友人、あるいは友人の母親を酷評していること)
2、 母親は特に精神疾患なし。
3、 不登校について困ってはいるが、積極的に何かをしようとしていない。現状を消極的に受け入れている。(診察を受けさせないわけだし)
4、 ある意味、非常に過保護である。
うーん、全体がみごとにシンクロナイズしている。というか、その時点で僕はやることないわけだし。一応、「鼻咽腔クロールチンク塗布療法」でもさせる気があるなら紹介状は書きますが・・などと言ってみたが、「本人が嫌がるから無理でしょう」などと言っている。
当時、1年間くらい不登校だったらしい。こういう人たちって医療にのらないよね。まあ一生懸命かかわっても、ダメなこともあるわけだけど。1つだけ良いかもしれない方法がありますが、やってみますか?と言った。
僕が提案したのが、「レスキューレメディを飲むこと」。これはお茶やジュースに4滴落として1日3~4回服用すれば良いわけで、服薬しているようなストレスはほとんどない。医療を受けさせないのに、こういう方法しかないでしょ。
しかも日本製のバッチフラワーではなく、ネルソンバッチを薦めた。理由は日本仕様のものは高価だから。ネルソン社製のバッチフラワーはイギリスで製造されており、20mlボトルで1200~1900円くらいで買える。値段の差異は買い方による。日本製は定価販売だと10mlボトル2310円だが、割り引いてくれるお店が多くもう少し安く買えることが多い。デパートで買うともちろん定価である。日本製はなぜか値段が倍以上している。
ネルソン社のバッチフラワーは日本仕様のものとは異なり、ブランデーベースで良い香りがする(日本製はグリセリンベースなので無臭だが味は甘い)。水に数滴を溶かすだけなので酔わない。直接舌に落とした場合、日本製に比べちょっと苦い。バッチフラワーはブルジョアのセラピーであり、少しでも安いほうが良い人にはネルソン社のバッチフラワーもあると教えている。
結果だけど、単にレスキューレメディを1日2回服用しているだけで、学校に行くようになったという。まだ数ヶ月だけど、それまで1年間も行かなかった子なので大変な改善である。
あの子はとうてい薬など飲むような感じではなかった。もちろん親も受け入れるようなタイプではなかった。ちょっと不思議だったので、何と言って飲ませているか聞いてみた。
「魔法の薬」と言って飲ませているらしい。
参考
オリーブはうつ状態の全身倦怠感に効くのか
デプロメールとレスキューレメディ&PMS
バッチフラワーレメディ
子供の頃から希死念慮が続いている人
精神科の病棟で働いていると、自分の娘(息子)は入院している患者さんたちとは全然違うという否認みたいなものがあるのかもしれない。確かに不登校だけで入院している子供はいないし。そんなこともあり、次のような依頼を受けたのである。
「子供を精神科に受診させるのは、本人がとても傷つくことなので正式には受診させない。外来に子供を遊びに来させるので、先生、遠くから様子を見て、どんな風なのか診て下さい」
ワロタ。なんとも難しいこと言いますなぁ・・
「遠くから見るだけでもわりあいわかるけど、少しでも話さないと信頼性が・・」ともう少し診察条件が良くなる方法をお願いしたのである。というわけで、たまたまその子が母親の勤める病院に遊びに来たという設定で、偶然、僕が外来の待合室でその子と会いちょっとだけ話をした、というストーリーに決まった。
ちょっと会ったと言っても、たぶん1分以内。ただ、会う前に遠方から数分間様子を眺めていた。
判明したこと。
1、 明らかに統合失調症ではない。
2、 抑うつというようなものもたぶんない。
3、 アスペルガーなどとも程遠い。
4、 つまりは何もないということでしょう。
あと母親の話の範囲からだけだが、強迫などもなさそうだった。あくまで機能的なもの、普通の不登校なのであるが、そうわかっても気の効いた良い方法がなかった。だいたい、親が精神科に受診させないと言っているんだもん。
母親について感じたこと。
1、 きわめて他罰的である。(担任、友人、あるいは友人の母親を酷評していること)
2、 母親は特に精神疾患なし。
3、 不登校について困ってはいるが、積極的に何かをしようとしていない。現状を消極的に受け入れている。(診察を受けさせないわけだし)
4、 ある意味、非常に過保護である。
うーん、全体がみごとにシンクロナイズしている。というか、その時点で僕はやることないわけだし。一応、「鼻咽腔クロールチンク塗布療法」でもさせる気があるなら紹介状は書きますが・・などと言ってみたが、「本人が嫌がるから無理でしょう」などと言っている。
当時、1年間くらい不登校だったらしい。こういう人たちって医療にのらないよね。まあ一生懸命かかわっても、ダメなこともあるわけだけど。1つだけ良いかもしれない方法がありますが、やってみますか?と言った。
僕が提案したのが、「レスキューレメディを飲むこと」。これはお茶やジュースに4滴落として1日3~4回服用すれば良いわけで、服薬しているようなストレスはほとんどない。医療を受けさせないのに、こういう方法しかないでしょ。
しかも日本製のバッチフラワーではなく、ネルソンバッチを薦めた。理由は日本仕様のものは高価だから。ネルソン社製のバッチフラワーはイギリスで製造されており、20mlボトルで1200~1900円くらいで買える。値段の差異は買い方による。日本製は定価販売だと10mlボトル2310円だが、割り引いてくれるお店が多くもう少し安く買えることが多い。デパートで買うともちろん定価である。日本製はなぜか値段が倍以上している。
ネルソン社のバッチフラワーは日本仕様のものとは異なり、ブランデーベースで良い香りがする(日本製はグリセリンベースなので無臭だが味は甘い)。水に数滴を溶かすだけなので酔わない。直接舌に落とした場合、日本製に比べちょっと苦い。バッチフラワーはブルジョアのセラピーであり、少しでも安いほうが良い人にはネルソン社のバッチフラワーもあると教えている。
結果だけど、単にレスキューレメディを1日2回服用しているだけで、学校に行くようになったという。まだ数ヶ月だけど、それまで1年間も行かなかった子なので大変な改善である。
あの子はとうてい薬など飲むような感じではなかった。もちろん親も受け入れるようなタイプではなかった。ちょっと不思議だったので、何と言って飲ませているか聞いてみた。
「魔法の薬」と言って飲ませているらしい。
参考
オリーブはうつ状態の全身倦怠感に効くのか
デプロメールとレスキューレメディ&PMS
バッチフラワーレメディ
子供の頃から希死念慮が続いている人