物語「想いをカタチにする」 32
第5章 なりたい自分になる
[差し出された愛に気づく、その連続] 2-1
クリスマス前日の事。
私は長女の3者懇談へ出かけた。
遅刻・早退・無断外泊などを繰り返し・・・
‘心に問題を抱えているから’と、
特別扱いを受けるくらい普通の生徒ではなかった。
そんなふうに、私は長女を見ていた。
なおと話し、いろんな事に気づき、
いろんなしがらみを手放し、
気付かぬうちに必要でなくなったものを
昇華させたのだろう。
長女に対して、
私の耳に入ってくる情報に変化があった。
いろんな事はあったが・・・
長女は3年間、保健委員を引き受け、
表彰して貰ったそうだ。
保健委員は楽な仕事ではないそうだが、
‘よく頑張った’
‘3年間続けて、やり通したのは長女だけ’
だと、先生が話してくれたそうだ。
私の心の中が変わり、
長女を見る視点が変わると、
嬉しい情報が入ってくる。
夫が運転する高校からの帰り道、
虹が現れた。
途中、見えなくなったが、
また、虹が現れた。
しっかり、くっきり、しかも、信号待ちもあり、
虹の端から端までじっくりと見る事ができた。
‘腹を割って話す’って、
たくさんの幸せを運んでくるな~。
と、想った。
原稿をする為の打ち合わせをしている時、
伝えたい事の話が盛り上がり、
ちらり、と、なおが言った話をもっと深く
聞きたくなったので、聞いてみた。
すると、その内容は私の想いと繋がり、
‘書きたい!’‘この事を書きたい!’
‘表現したい!’‘表現できたらすごいやん!’
と、想った。
今の私には難しい。
しかし、書き進めていくうちに‘できる!’
そう信じて、今も書き進めている。
なおが‘
文章の量が多くなったら負担になれへん?’
と、言ったが、
私は‘楽しいし<自分>なんだと想う’
そう言うとなおは‘安心した’と言った。
お互いが想った事を瞬時に話していると、
想うように表現できなくても、
時間が差し迫ってきても‘自分’で居られる。
過去の自分だと、
責められているような・焦るような・・・
しかし、‘できる!’と自分自身を信じていれば、
何故だか落ち着く。
それ以上に
想いをカタチにするのが楽しく感じる。
自分の為にしている事が
なおの為になっている。
自分が何かをする事で、
誰かと繋がる。
そんなふうに想いを巡らせ楽しんでいる。