全5回に分けて発表してきた “表参道で観ておきたい建築” ランキングも、いよいよ大詰め。
混戦必至のベスト10の発表を残すのみとなりました!
栄えある1位の栄冠は、どの建築の上に輝くのか?!
それでは、カウントダウン!!
第10位 SIA青山ビルディング/青木淳
ここに注目!
○高さ64メートルながら、9階建てのビル
○1.15m~2.2mを一辺とする7種類の正方形の窓が一見無秩序に並んでいるような外観
○形状は五角形で、すべての角にアール (曲線) が付けられている
[とに~の呟き]
「まるで落書きで描いたかのようなビル。
下から見上げると、窓のランダムさに、ちょっとイラっとします。
ピシッとしなさい、ピシッと」
第9位 GYRE/MVRDV+竹中工務店
ここに注目!
○各層を回転しながら積み上げて、はみ出した部分にテラス等を配している
○動きを演出するために付けれた外周の階段
○凹凸のある磁器質タイルが貼られている
[とに~の呟き]
「これが後から出来ちゃったことで、似たようなコンセプトのキャットビル (43位) は、きっと涙目。
晴れた日に、外の階段を昇ると、気持ちがいいのってなんのって」
第8位 スパイラル/槇文彦
ここに注目!
○大小さまざまな格子や円錐形、白い柱からなる複雑なファサードは、 都市の断片をコラージュしたもの
○一階奥の吹抜けに、 “スパイラル” の由来となる螺旋スロープがある
○二階に上る階段の踊り場につくったベンチから青山通りを見下ろせる
[とに~の呟き]
「何とも複雑な外観です。
ここを待ち合わせ場所にして、その特徴を人に電話で伝えるのは至難の業。
どこから説明すべきか…と、思考のスパイラルに陥る」
第7位 COLLEZIONE/安藤忠雄
ここに注目!
○3つの直方体と巨大な円筒の組合せを基本とする建築
○微妙な隙間から創り出された空間を回廊、螺旋階段、階段状の広場が迷路のように繋ぐ
○地下2階分のサンクン・コートを有するなど、建築物のボリュームの半分近くが地下に埋まっている
[とに~の呟き]
「横を素通りするだけでは気付きませんが、中に入ってみると、その深さに驚きます。
一見普通の人だが、付き合ってみると、実は深い。
そんな人にも似た懐の深~い建築」
第6位 UNDERCOVER LAB /クライン・ダイサム・アーキテクツ
ここに注目!
○キャンティレバーで箱状の細長い直方体を支えている
(キャンティレバー…片側のみで荷重をささえる構造)
[とに~の呟き]
「これまで数々の建築を観てきましたが、僕の中で暫定1位の衝撃作品!
僕なら、こいつの下に車を停められないです。ガコンと落ちてきそうで。
ショールーム部分の窓から覗く人形たちも、地味に怖い (笑)」
第5位 STRADA/團紀彦
ここに注目!
○用途が違う左右2つの建築からなる
○2つの建築を回廊等で繋げたかったが、敷地境界線は越えられない⇒中心に広場を設けることで解決
○中心の広場にえぐられるような形状の建築
[とに~の呟き]
「物理的に結び付けられなかった2つの建築を真ん中に広場を作ることで解決!
思わず、 “なるほど!” と唸らされた見事な大岡裁きです」
第4位 Dior表参道/妹島和世+西沢立衛/SANAA
ここに注目!
○透明感のある乳白色の建築
○直線的な外壁ガラスによる外観と、ドレープ状に加工されたアクリルの内壁によるダブルスキン構造
○各階の階高 (床から次の床までの高さ) を変えることで、リズム感が生まれている
[とに~の呟き]
「昼間はパッとしないのですが、夜になると途端に妖艶な魅力を放つビル。
アフター5からオンナになる。そんなセクシーな建築です (←何を言ってるんだか)」
第3位 プラダ ブティック青山店/ヘルツォーク&ド・ムーロン
ここに注目!
○“スイスの知性” ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した日本で初めての建築
○菱形状のガラスブロックを組み合わせることで外壁を構成
○この外壁が、そのまま構造となっている (建物内に柱が無い!)
[とに~の呟き]
「あくまで噂だそうですが、この曲面ガラス一枚でベンツが一台買えてしまうのだとか。
さすがに実際はそこまで高くなくても、スズキくらいなら余裕で買えるのかと (笑)
宝石のような建築」
第2位 TOD'S表参道ビル/伊東豊雄
ここに注目!
○ケヤキの木を表したコンクリートとガラスで出来た外壁
○コンクリートとガラスの境界のフラットさ
○外壁が構造となっているので、建築内部に柱が無い
[とに~の呟き]
「コンクリートとガラスという合いそうもない2つの素材が、見事にピタッと合っています。
“建築素材の国際結婚や~” と某グルメレポーターなら、言いますね」
第1位 国立代々木競技場/丹下健三
ここに注目!
○世界でも類をみない吊り構造を採用した体育館
(吊り構造…マスト等を立ててケーブルを張り、膜材料を上方から吊るというテントのような構造)
○平面は、ニつの三日月形スタンドをずらして組合わせた巴形をしている
[とに~の呟き]
「本当にスゴイものの前では言葉を失うものですが、この建築がまさにそれ。
建築について詳しくない人ですら、この体育館が発する只モノでないオーラは感じられるはず」
というわけで、今回1位の栄光に輝いたのは、
日本だけでなく、世界レベルでも、20世紀を代表する建築である国立代々木競技場でした。
丹下健三さん、おめでとうございます!
入れ替わり立ち替わり激しい、建築激戦区の表参道。
また数年後に、ランキングを発表したいと思います (笑)
国立代々木競技場は、見事V2を達成するのか。
はたまた、新生ニューウェーブの建築が1位の称号を勝ち取るのか。
今後も、表参道建築ランキングから、目が離せません!
こちらのランキングも目が離せません (笑)






















