GAKUのリゾットと就活と、の巻 | カフェときどき読書

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昼休みのひとりランチ、迷ったときは会社近くの時計台ビル(北1西2)へ。

中華かリゾットか、今日はリゾッテリアGAKU の方へ行きました。

リゾット専門店で、トマトベースにクリームベースなど、とにかく種類が豊富。

今回はツナと野菜のトムヤムクンリゾット(ブロードベース)。辛さが効きます。


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斜め前の席の女子2人の話が聞こえてきて

1人は先輩、1人は後輩で、どうやら就活の相談のよう。

先輩の方は、わたしでも知ってる超有名電機メーカーに内定したみたいで

就活ノートを後輩に渡していました。


世の中クリスマスムードで華やいでいるけど、就活生にとってはそれどころじゃない時期なのね。


自分のころもそれなりに大変だったけど(なんとか今の会社に引っかかってよかった)

実際に説明会だ面接だと動いていたのは、運がよかったのか?半年ほど。

今は、ネットでの説明会エントリーなど、長期化してもっと大変そうな印象。

そして正社員のポスト自体、どんどん減ってきているし…


おまけに、入ってからの方がむしろ大変そう。

それは当たり前といえば当たり前なんだけど、

わたしが入った頃はまだ、学生を育てる余力があった気がする。

入ってから鍛えればいいさ、的な。

今は合理化で、最小限の人数でこなすことを求められ、

でも仕事は減るわけでなく、それぞれに重くのしかかり、

企業側も「すぐ使える人間」を求めている気がする。すぐ結果出せなきゃ必要ない、くらいな。

おまけに昨今のグローバル化で、それこそ上に挙げた電機メーカーなんて、

辞令一つで海外どこへでも。それが魅力という人もいるでしょうが…


もちろん若い時にがんばっておいた方がいいと思う。

多少無理しても、20代のうちのがんばりが、30代の今を支えてくれると、痛切に実感している。

でも、その職場に、がんばろうと思えるだけの何か、があるのか。

華やかな仕事なんてごく一部で、日常は地を這うような、

きつくて地味なひとつひとつの積み重ねだったりするんだけど

それでも、この仕事のこんなところが好きとか、人とかかわるのが楽しいからとか、

踏ん張れるだけの何かがあるか…


そんな風に思っていたところに出会ったのがこの本。

善き書店員/ミシマ社
¥1,890
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あなたにとっての「善い働き方」とは-。

インタビューのプロである著者が、6人の「普通の書店員」の言葉を集めてまとめた本。

本屋さんで働くというのはどういうことか。生の言葉がかなり忠実に再現されているよう。

本屋さんってなんとなく憧れるけど、実際はかなり肉体労働でハードな職場。

ネット書店の台頭、電子書籍の普及、そして本は「嗜好品」でもあって、売れなくなってきていること。

同僚が次々やめていく中で、大きく何かを変えようとしているわけではないけど、

それでもなんとかここで生きていく、働いていこうとする人たちの言葉が、強く心に響きました。


自分も似たような「斜陽産業」の職場にいることや

書店員の方も、インタビュアーの方も、同世代の方が多くて、親近感を持ちました。

そう、書店業界だけの話じゃなくて、

日々の仕事に追われ、悩む「働く人々」、特に30~40代の人には、

共感ポイントがそこここにあると思います。

自分の中にあった「善さ」を思い起こさせてくれるような。


ちなみに、ミシマ社の社長、ミシマさんもわたしと同世代。

こういう人と一緒なら、働いてみたいって思うかも。

もっともご本人は

「(ミシマ社で働くには)1人でなんでもやらなければならないからかなり大変」

というようなことを著書の中でおっしゃっていたけど

人を動かすのって、やっぱり人によるところが大きいんじゃないかと思う。


木村さんの、「普通の人たち」の肉声を集めたほかのインタビュー集もおもしろそうなので

これを読み終わったら読んでみようと思います。