孔明先生ご自身の
文霊&言霊をベースに熱く物語る
浪漫派三国志諸葛武侯伝
前回は 第二十話 でした。
━─━─第二十一話━─━─━─
流浪の民に戸籍を与えて彼らの生活を保障し
兵力と財力を高めるという政策により
数千に過ぎなかった劉備軍は数万になり
言うまでもなく
玄徳殿の孔明先生に対する信頼は
益々大きくなっていきました。
朝起きてから夜寝る間で
玄徳殿は熱心に孔明先生と
天下三分の計実現に向けて
語り合う日々・・・・・・。
しかし、玄徳殿と言えば
若かりし頃、叔父上にお金を出してもらい
盧植先生のもとで学んだものの
学問より専ら狩りや音楽、ファッション
何よりも交友関係に力を入れていたお方。
その玄徳殿が昼夜問わず熱心に語らい

しかも相手は臥龍先生と
呼ばれるほどの叡智を秘めた孔明先生。
ここまで熱心な玄徳殿、見たことがない

今までの玄徳殿と何かが違う

普通ならば
「髀肉を嘆いていたけど
やっと玄徳殿も
新たな一歩を踏み出したんだなぁ」と
歓迎すべきところですが
そんな玄徳殿の変化を見て
不満を募らせる人も出てきてしまいました。
それは
張飛殿と
関羽殿。
玄徳殿、関羽殿、張飛殿の三人と言えば
生まれた日は違えども
同じ日に死のう!と誓った桃園結義の義兄弟。
あれから二十年あまり……
あの日の玄徳殿はどこへやら。
気付けばいつも
楽しげに眼を輝かせて
孔明先生と談義している玄徳殿。
不満が怒りに変わった二人の義兄弟は
四人目の義兄弟ともいえる子龍殿にも
玄徳殿を諌めようと持ち掛けましたが
殿が見込んだお方なのだから
良いではないか。
それより、阿斗様のお世話役を
たまには代わってくれても―
ちっ!仕方がない。
俺たち二人だけで行こう!
そうしよう。
子龍、あと(後&阿斗)のことは頼んだぞ!
・・・・・・。
あの二人は何をしに来たんだ?
こうして関、張の二人は玄徳殿のもとへ
意気込んで行き
日頃の不満を思いっきりぶちまけました。
兄者は何の実績も上げていない
孔明殿を買い被りすぎなのでは?
このままでは昔から支えている諸将に
示しがつきませぬぞ!!!
益徳だけならまだしも、
雲長まで……。
玄徳殿は二人の言い分を聴き終えると
関、張両氏だけではなく
後世にまでも伝わってしまうほどの言葉で
孔明先生との君臣関係を譬えるのですが……
さらには!
孔明先生にとっての君臣関係とは!?
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それではまた後ほどお会いいたしませう!
玄子