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今日のパットオースチン


憧れのイングリッシュローズの一本の苗を買い、大切に育てた。
その年の一番に咲く花は、冬の間の養分を蓄えているので、一番大きくて、美しい。
美しいのは想像できたが、嗅いだ事のない花の匂いに参ってしまった。
一輪の花をダイニングに飾り、朝起きてその花の香りと至福の時を過ごす。
お花屋さんには、ない香り。芳しい。
日持ちしないから売れる商品にはならない。
それこそ、今この瞬間の香り、喜びを体感できる。癒しの時間。

多動といわれ、すぐ迷子になる息子とは、どこへも行けず、下の子が3歳になったばかりというのもあって敷地内が遊ぶ範囲だった。ずっとお家だから、できることが限られて、夏はトマトやキュウリを
こどもと作り、
小さいながらも念願のお庭もできて、薔薇を育てはじめた。
しばらくして、お庭でこどもたちが、鬼ごっこをするので薔薇のトゲが危険という事が分かって、
2階のベランダで鉢植えの薔薇栽培が始まった。

植物というのは、愛情をかけたら、かけた分だけ、応えてくれる。
でも、こどもはそうはいかないんだよねと薔薇に愚痴っていたな。(笑)

子育てで悩み、「どこにも行けない」と悲観しながらも、自分の楽しみを見つけることが出来て、良かった。
薔薇と庭仕事をしている時間は、現実逃避の時間。子育て忘れる時間。もともと心が煮詰まっちゃってるから、この時間があって良かったとホントに思うのである。

母の一言が今でも忘れられない。
「まぁステキなお庭ね。」
「悩みの数だけ、
          寄せ植えがあるわね。。。」
その通り。煮詰まると園芸屋さんへ行って苗を買い、寄せ植えをつくる。
今思うと、煮詰まった気で、よくお花枯れなかったなと思う。
園芸屋さんに何時間もいて、植物に癒してもらったんだろうね。
色彩とか、高低さ、育ってきた時の大きさを考えたり、花の咲く時期をずらすように、考えたり、奥が深いのだ。

煮詰まった心のはけ口が、寄せ植え作り。
土を触るとマイナスの気を取ってくれる。落ち着く。
美しいもの見るとテンションが上がる性格。
お家生活もパラダイスになっていった。
仕事を始めるまでの、何年間かだったけど、やりつくした感はある。
次は大自然相手に憧れる。有名なターシャの庭みたいな(笑)。

薔薇はエンジェルのお花。知らないうちにいっぱい助けてもらったのかもしれない。
きっと、そう。


こうして、振り返ると、マイナスのこともあるけど、プラスのこともある。
本当は、「すべてうまくいっているのである。」と気づくのである。


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