■ つらい時ほど、つらいと言えない
長男が私の書いたブログを読みながら、
いよいよ終業式の日になった。
〜引っ越しはほぼ終わり、
あとはアパートを引き払うだけだ。
冬休みは新しい家で過ごし、
そして年を越すことに決めた。
新しい暮らしのスタートに、
ホッと胸を撫で下ろす。
私はこの頃3人目の子がお腹にいて
妊娠7ヶ月に入っていた。
『冬休みは友達と遊んだりできないのかな...。遠いし、赤ちゃんがお腹にいるのに、ママが運転するのも危ないよね...』
長男は毎日いろいろな感情と
葛藤しているようで、
見ていて時折切なくなるほどだった。
新学期に備えて
学校を見学させてもらったり、
新しい学校生活のための準備をした。
ある日の夜...
『友達に連絡したら、転校したらもう遊ばないって言われた...』
と、泣きながら話してきた。
子供たちの関係性はわからない。
きっと、相手は軽い気持ちかもしれない。
しかし、引っ越しで
情緒不安定になっている長男の心には、
大きなダメージとなってしまったようだ...
気持ちの波が大きくなり、
次男をあやす以外は
あまり笑顔を見せなくなってしまったのだ。
親に心配をかけないように、
悟られないように、不安やストレスを
内に溜め込みすぎたのだろう。
ある夜、いきなり大声をあげて泣き叫んだ。
『もう、いやだ!無理だ!やっぱり帰りたい!』
私は話を聞くことしかできなかったが、
真剣に長男の気持ちを受け止めた。
ひとしきり泣き、
やっと気持ちが落ち着いた頃に、
深い深い胸のうちを話してくれた。
『ずっと1人だったから、弟ができて嬉しかった。弟や妹ができればいいのにって、○○が考えてた夢が叶ったから、新しい家が必要になったんだよね。』
そう言いながら、
お腹におでこを寄せた。
『お兄ちゃん頑張るからね。家族になってくれてありがとう。早く会いたいなぁ。』
涙を流す私を
長男と次男は笑いながら見ていた。
『もう大丈夫だよ。○○はお兄ちゃんだから!』
ここで、5人の暮らしを始めよう。
家族を導いてくれた、新しい命とともに...
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