■ バカな娘でごめんね...

 
 
大好きな女性が、自身のブログで
『人生は全てシナリオどおり』と
書いているのを見て、
なるほどなぁと納得しました!
 
 
あなたはあなたの最高の人生シナリオを
歩んでいますか?
 
 
《これまでのお話》
 
《前回のお話》
 
◆ 生きててくれれば、それでいい
 
 
私は彼を失いたくない恐怖と
いつまでも視え続ける『モノたち』から
逃れようと、自分で自分の体を傷つけ始める。
 
 
 
 
左腕を生温かい血が流れていた...
 
 
 
死ぬつもりなんてなく、
ただ彼に自分を見てほしい一心の自傷行為...
 
 
 
切れないカミソリで
繰り返しえぐった左腕の傷痕は
今でもあの頃の記憶を鮮明に甦らさせる...
 
 
 
その日を境に、私はことあるごとに
自らを傷つける行為を
繰り返すようになっていった。
 
 
 
下宿を出たいという
当時高校生の弟と
一緒に暮らすことになった。
  
 
 
 
仕事が休みの日は寂しさが襲う...
 
 
 
彼に距離を置かれてから
孤独に耐えきれなくなった私は
 
30錠ほど入っていた市販の風邪薬を
水でほとんど流し込むという行為に及ぶ。
 
 
精神科で出された、
ありったけの睡眠薬と一緒に...
 
 
意識が遠退き
そのまま完全に意識を失っていった。
 
 
 
どれくらい時間が過ぎたのかもわからない。
 
 
 
『....ぉいっ!!...由香!!なにやってんだよ!!聞こえるか?!わかるか!?』
 
 
目を開けることもままならない
私の頬を叩きながら、
必死に叫ぶ声がする。 
 
 
 
 
 
意識朦朧としたままの
倒れた私を見つけた弟は、
 
どうすればいいかわからずに
『彼』に電話をして呼んだのだと
後から聞かされた。
 
 
 
『バカなことしてんじゃね〜よ!!今、父さん母さんも来るから!!しっかりしろ!!』
 
 
 
 
.......ピーポーピーポー...
 
 
 
ピーポーピーポー....
 
 
 
ピーポー....
 
 
 
 
 
もう、彼の顔も部屋の景色も見えない。
 
 
今でもはっきり覚えているのは
赤ん坊の私を抱いている母の姿を
遠くから見ているような夢...
 
 
 
(これ...あたし...?  お母さん...?)
 
『お母さんっ!!』
 
 
 
もう会えないのかな...
 
バカなことしちゃったな...
 
 
 
そんなことを思った気がする。
 
 
 
その時...
 
 
『由香っ!!由香っ!!聞こえる?お母さんだよ!ここにいるからね...もう大丈夫だからね。』
 
 
 
意識が戻った時、
そこは病院のベッドの上で
私はボロボロと涙を流していた。
 
 
 
右手は母が...左手は彼が
しっかりと握ってくれていた。
 
 
 
父は無言でポンッと、頭を撫でてくれた。
 
 
 
誰も何も言わずに、
ただ『良かった』とそばにいてくれる...
 
 
 
『ごめっ....ごめんっ...ごめんなさぁぁぁぁいっ!』
 
 
『生きててくれればそれでいいの。何があっても、お母さんは由香の味方だから。あんたのお母さんだもの。』
 
 
 
心から両親にも家族にも彼にも
申し訳なくて泣いた...
 
 
 
彼も静かに泣いていた。
 
 
 
 
やっぱり私は彼から離れよう。
 
 
彼のために...
 
 
 
 
私はいつだって
 
ワガママでバカなんだ...
 
 
 
 
〜つづく〜
 

 

 

 

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