■ 身代わりになる
実体験、実在の場所、リアルな恐怖に
人はいつの間にか興味が
湧いてしまうのかもしれませんね。
今日は特に気合いを入れて
読み進めていただくことをオススメします。
《これまでのお話》
《前回のお話》
◆ 魂を感じきる
B男の体が乗っ取られたら
本当に危ない!!
私は、自分の体に
そのモノを抑え込むことに決めた。
というよりは
それ以外にもはや無事に帰路につく方法が
見当たらなかっただけだった。
『B男を押さえて!!』
半狂乱から放心状態になっていた友人らは
もはや感覚が麻痺してしまったようで
何も話さずに力ずくでB男を
抑え込むことに徹していた。
ヤ"メ"ロ"ーーーッ!!!
私は、けたたましく叫ぶB男の胸に
両手をあて、そしてそっと額をあてた。
『入りなさい...』
痛い... 熱い...
体が引き裂かれたような感覚が襲う。
『ヴゥッ....』
例えるなら、
メリメリ...!
バキバキ...バキッ!!
体を破壊されるような感覚に
一瞬で意識が遠のいていく...
『イケナイ...イキタイノニ...』
人として命を全うしたはずの魂は
静かに『上』に昇るタイミングを逃し、
怒り憎しみ、とてつもない悲しみに
カタチを変えていた。
恐ろしいのは
邪気を出す生きた人間そのものでもあると
この時初めて身を持って感じていた。
そうだ...
私に入った『モノ』には
痛みや悲しみ、苦しみの
記憶が残っていたのだ。
なぜか私はもう、
何も怖くなくなっていった。
というよりは、
記憶を感じきったことで
感じきる感覚がなくなったようだった...
意識が遠のいた先に視えたのは
白いモヤと人影が歩き、
去るような姿だった。
『モウ、アチラヘ、イクヨ...』
そう聴こえたかと思うと
母がくれた本水晶のブレスレットが
一瞬で弾けとび、
私の意識はコチラへと戻った・・・
〜エピローグ〜
実際に、この後きちんとそれぞれの
自宅へと帰りました。
この後、友人は二度と心霊スポットには
行かなくなったということです。
そして、ある意味
身代わりとなった私の体には異変があり、
腰にベッタリと手の形の
あざがついていたこと。
しばらくは悪夢にうなされましたが、
そのたびに新しいパワーストーンが弾ける...ということを繰り返しました。
絶対に、ふざけた気持ちで
足を踏み入れてはいけません。
じゃないと、すぐそばに...
ほら...
〜つづく〜
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