夕食をお弁当に変えてから、夕方のバタバタが少し減った。
けれど、父の文句言いは悪化の一途を辿るばかり。
あれだけ食べ物に対して好き嫌いが無かった人やのに、
今では、あれが嫌。これが嫌。あれ嫌い。これ嫌い。
好きやし、残しておいて明日の朝に食べるわ。が、翌朝はこれ嫌い。食べない。
まさしく幼児返りしている。
晩御飯時の会話は、ほぼほぼ毎晩のように、
「なんで弁当を食べなあかんねん」
「私がな。お父さんの体に良くて好きなもんを作ってきても、
急に、これ嫌いや。食べへん。とか言うから、作るのんがしんどなったんや。
仕事の合間を縫って、一生懸命作ってもな、手も付けてもらえへんことが多いんや。
他人さんが作ったのんを嫌いやって言われても、しゃあないな。って思えるけど
忙しいなかで、気を使って作って、嫌いやって言われたら、つらいねん。」
「そうなんや!あははははは」
え。そこ、笑うとこと違う。
うん。分かってる。分かってるねん。
もういろんなことが理解出来なくなっていることも。
知らない間にスーパーで大量の果物を買ってきて、
冷凍庫に入れてしまったり。
逆にアイスクリームを冷蔵庫でドロドロにしたり。
なんでか分からんけど、保湿ローションを野菜室で冷やしたり。
お昼ご飯を食べさせて、私が仕事に戻ってる間に
まだおなかいっぱいのはずやのに、お弁当を食べきって晩御飯が無いとか。
一段と認知症の症状が進んでるな。と、思う。
週2回のデイサービスも、かれこれ2年近くなるけれど、
いまだに仕事に行かされてる気持ちなのか、
「昨日行ったのに、また明日行かなあかんのか?
何しに行くねん。もう仕事は辞めさせてもらわなあかん。
年寄りをこきつかうなんて考えられへん」
「仕事でもボランティアでもないで。
お風呂に入りに行ってるねん。
自分で家のお風呂に入れないからな~」
「ちゃんと入ってるわ!!自分の家のお風呂やのに!!」
うん。入ってない。2年ほど。
もうパジャマに着替えることすら、準備してても出来なくなっているのに。
そんな中、政府は認知症予防にテコ入れするってニュースが。
治す方法が無いのに、予防する方法なんてもっと無いやん。
そのお金、ものすごく大変やのに低賃金な介護職や
保育園、幼稚園の先生方の給与に反映させてほしいわ。