「先生、入院は出来ません。
一人仕事であるのと、認知症の父の面倒を一人で見てるのと、
明日は父の受診予約してるので、ぜったいに同行しないとならないんです。
お薬が切れてしまうんです。」
先生、渋い顔する。そりゃそうやわね。
「とりあえず、通院の点滴でお願い出来ませんか?」
まだこの時点では肺炎をなめてかかっていた。
なぜなら、主人が入院と同時に、結構元気そうやったから。
あれ食べたいとか、これ食べたいとか。
すたすた歩けてたし、大きな無理さえしなければ、
通院の点滴で、乗り越えられると思っていた。
とにもかくにも、翌日3日の父の受診だけは何があっても外せない。
全部の検査と抗生物質の点滴を終えて、帰宅したら14時。
父から5回くらい電話が入っていた。
うん。お昼ご飯やろ?おなかがすくことは忘れていない。
なんとか、昼ご飯、晩御飯、3日の朝ごはん+洗濯、自分の点滴、昼ご飯、
父の受診、晩御飯を乗り越え、そこで一つ肩の荷が下りたのか、
やはり38度は平熱ではなかったのか、どんどん動きが取れなくなってきた。
4日、点滴の前に主治医の先生と会い、
「やっぱり、動けないです。けど、父の預かり先が無いのでどうしようもない・・」
と、話してみると、その病院と父のケアマネさんが同系列のところだったので、
すぐにショートステイを準備してもらえ、5日から、これまた人生初の入院となった。
しかしショートステイ先は、以前、父が通っていたデイサービスで、ここへ行くには
父が最も嫌いな高速道路のトンネルを通っていかなければならない。
それが理由でデイを別の施設に変えた経緯もある。
事前に父、ケアマネさん、ショートステイの職員さん、私の4人で担当者会議も
開いてもらわなければならない。
なので、ケアマネさんに
「明日、5日の午前中に担当者会議後、私がトンネルを通らない地道を使って
父を施設まで送り届けます」
ということで、話しがまとまった。
自分の入院まではなんとしてでも、気を確かに乗り越えなければ。
ま、主人のあの調子なら週末に入院して、月曜くらいには退院できるやろ。
まだ私は肺炎をなめきっている。
④に続く