先日、今にも雨が降り出しそうな朝、小学生の次男に傘を持たせて学校へ送り出そうとした時、


「傘は振り回さないで真っすぐ持って行くんだよ、約束。」


と小指を出して指切りをしました。


指切りをしたら次男の小指の力が意外にも強くて私の小指をギュッと握って来ました。


ずっと握ったままでいそうな勢いでしたが、もう学校へ行かなくてはならない時間、私も支度をして家を出なくてはならない時間だったのでそっと小指を離して次男を送り出しました。


その後、私も家を出て電車に乗りました。


電車に乗っていたらふと次男の小指のギュッと握ってきた感覚を思い出して、何故か涙が出そうになりました。


「そんな風に握ってくれるのはあとどのくらいなんだろうな?」

から始まり今までの出来事とか思い出とかぐるぐると頭の中を巡りました。


電車の中なのでぐっと涙をこらえました。


その日の夜、また小指の感覚を思い出してぽろぽろと泣けてきました。


しばらくしたらこんな些細な出来事は忘れてしまうかもしれない。


でも、


人が死ぬ瞬間に今までの人生の全てが走馬灯のように思い出されると聞いたことがありますが、きっとこの次男の指切りの事も思い出してまた泣けてくるのかな・・・とそんなことを思いました。




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