呉で猫の連続虐待死  住民に広がる不安


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10月、2匹の猫の死骸が見つかった和庄公園。フェンスには注意を呼びかけるチラシが貼られている(呉市本町で)

 呉市内で体を切断された猫の死骸が相次いで見つかり、住民から不安の声が上がっている。犯行の手口が共通していることから、呉署は同一犯の可能性 が高いとみて動物愛護法違反、器物損壊の容疑で捜査。呉市教委は、学校の登下校時間にパトロールをするなど警戒を強めている。(長尾尚実)

 呉署によると、呉市内で今年に入って見つかった猫の死骸は、3月の西惣付町(1匹)、8月の瀬戸見町(1匹)、10月の和庄登町、西中央など(6匹)の計8匹に上る。大半は野良猫とみられる。

 ほとんどの死骸は鋭利な刃物のようなもので切られれていたが、発見場所の周辺に血痕などはなく、別の場所で切断された後、運ばれたらしい。

 10月22、25日に計2匹が相次いで見つかった本町の和庄公園。立ち木が多く、夕方になると暗くて死角になる場所も多い。

 小学3年の長女がいる近くの会社員男性(39)は「子どもには学校から帰っても公園で遊ばず、家の外に出るなと言い聞かせている」と話す。別のパート従業員女性(50)は「夜に出歩くのがとても気持ち悪い。もうやめてほしい」と不安げだ。

 呉署は25日、「動物(猫)への虐待(連続)発生!」と赤字で書かれたチラシを作成して、市教委を通じて市内小中学校に配布するなどし、不審者に関する情報提供を求めている。

 また、市教委は、市内の幼稚園、小中高校の計73校園に対して児童・生徒の見守り活動を徹底するよう指示。登下校時には車を巡回させ、「不審者に注意しましょう」と呼びかける活動を始めた。

 市教委の細川司学校安全課長は「犯人は、弱いものを標的にしており、児童らにも危害を与えかねない。各家庭でも子供には『外を一人で行動しない』『人通りの少ない道を通らない』などと言い聞かせてほしい」と話す。

(2012年11月1日 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20121031-OYT8T01423.htm