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公認心理師・臨床心理士の
中村友一(なかむらゆういち)です。
いつもお読みいただきありがとうございます
アドラー心理学に関する小説
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」
の文中において出てくる言葉の一つに、
キリスト教社会で古くから口承されてきた
「ニーバーの祈り」という言葉があります。
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神よ、願わくばわたしに、
変えることのできない物事を受け入れる
落ち着きと、
変えることのできる物事を変える勇気と、
その違いを常に見分ける知恵とを
さずけたまえ
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その「嫌われる勇気」の中で、
哲人はこのように言っています。
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課題の分離もそうですが、
「変えられるもの」と「変えられないもの」
を見極めるのです。
われわれは「なにが与えられているか」
について、変えることはできません。
しかし、
「与えられたものをどう使うか」
については、自分の力によって
変えていくことができます。
だったら「変えられないもの」に
注目するのではなく、
「変えられるもの」に注目するしか
ないでしょう。
わたしのいう自己受容とは、
そういうことです。
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遺伝的なもの、すなわち、肌や髪の色、
目鼻立ち、身長、身体障害や発達障害の
有無や程度などは、
自分では変えられません。
環境的なもの、すなわち、親兄弟、
生まれた場所や幼少期を過ごす場所、
母国語、幼少期における栄養面や
衛生面のこと、なども
自分では変えられません。
また、他人の価値観や考え方や習慣について
「こうした方がいいんじゃないの?」と
何らかの指摘をすることができても、
実際にその価値観や考え方を
変えるかどうかは相手次第です。
自分が相手を無理矢理変えることは
できません。
そして、自分が過去に行ってきた言動などの
事実も変えられません。
一方で、
現在および未来における自分のことは
変えられます。
自分の行動、習慣、価値観、考え方は
変えられます。
ある程度大人になってからであれば、
自分が生きる環境も変えることが可能です。
さらに、自分が得た知識を、
体験を通して知恵に変えて
腑に落とすことができれば、
自分の現在の状況を冷静に分析することが
できるようになります。
変えられないことばかりに注目し、
自分で自分のことを見くびるのは
悲しいことです。
そのことは、未来の自分に対して
未練と後悔しか残しません。
私自身の半生を振り返っても、
そう思えます。
自分の人生を本気で改善したいのであれば、
他人の人生に口出ししている時間も、
過去のことを思い返して
くよくよ悩んでいる時間も、
惜しむはずです。
周りの事ではなく自分のことに意識を集中し
これからの自分を変えるための
勇気を持ちましょう。
勇気という言葉がしっくりこないのならば、
真剣さ・覚悟・本気・決意・腹をくくる、
といった言葉に言い換えても良いです。
未来の自分に対して誇れる
今の自分であるために、
まずは落ち着いて今の自分を受け入れて、
スタートラインに立つところから
始めましょう。
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