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公認心理師・臨床心理士の

 

中村友一(なかむらゆういち)です。

 

いつもお読みいただきありがとうございます

 

 




前回のブログの中で、


「余白・空間・ゆとりに価値を見出す」


という話をしましたが、書いた後で、


「じゃあ、ゆとり教育については


どうなんだろう?」


と思ったので、今回は教育に関連する話を


したいと思います。




ゆとり教育は失敗だったという話は


以前からあちこちで出ていたことです。



また、ゆとり教育を受けた当の本人たちも、


社会人になって周囲から「ゆとりだから」と


揶揄されることもあり苦労しているという


話も聞きます。



もちろん単に学ぶ量を減らして、


ゆとりを持たせればよいというものでは


ありません。



総合的な学習の時間を導入したとしても、


それを有効に活かせているかどうかは


学校によってまちまちだと思われます。




子どもに何かを学ばせるうえで最優先なのは


「知らなかったことを知ることは


楽しんだよ」


「できなかったことを出来るようになるのは


楽しいんだよ」という感じで、


学ぶことの喜びや楽しさを体験を通して


教えることだと考えます。



そのためには、


まず子どもの周囲にいる大人自身が、


何かを学んだり練習したりして、


新しいことを学習したり習得したりすること


を楽しみましょう。



そして、


その後ろ姿を子どもに見せることで、


子どもは「あ、なんか面白そう」と感じて、


自然とそばに寄ってくると思います。



そうしたら、子どもと一緒になって、


何か新しいことをやってみるのです。



例えば、


韓流ドラマをはじめとした海外のテレビや


映画が好きな人は、その国の言葉が


話せるように練習してみましょう。



そうしたら、子どもにも、


英語をはじめとした外国語を習得することの


楽しさが伝わるのではないでしょうか。




また、それぞれの教科において、


何のためにその科目を学ぶのかという意義


をしっかりと説明することも重要です。



特に、


「生きる力」を養うという意味において、


それぞれの科目を担当する教員が、


自分が教える内容が「生きる」ことと


どのように関係しているのかということを


しっかりと理解して、


生徒に説明する必要があると思います。



実際に仕事や生活の場面を想定して、


そこで必要な知識やスキルを身につける


うえで、各科目で学ぶ内容がこのように


関係しているんだということを


生徒が腑に落ちると、


学習意欲が高まるものと思います。




そして、


教科の具体的な内容について学ぶ前に、


「学び方を学ぶ」、すなわち、


インプット・アウトプットの方法を学ぶ


ことにしっかりと時間を割く必要がある


のではないでしょうか。



大人向けのビジネス書などの中に


勉強の仕方について解説している書籍が


ありますが、その内容の一部は、


むしろ小中高の学生の時期に


知っておいた方がよいものが沢山あります。




近年盛んになっている


「アクティブラーニング」、すなわち、


自ら興味があるテーマについて調べて


発表したり、グループになって


ディスカッションしたり、といった


能動的な学習というものがあります。



これについても、


それらの活動を行う基礎となる力、


例えば、問題設定能力やコミュニケーション


能力などをあらかじめ習得しておかないと、


せっかくの時間が有効に活かせなく


なります。



グループワークを行っても、


さくさく出来る生徒と


なかなかスムーズに出来ない生徒では、


その能動性・積極性に差があり、


多様な意見を交わすことによる


発見や気づきを得る機会が


損なわれてしまいます。




やり方を全く知らない人に対して、


「自由にやっていいよ」と言われても、


どうしていいのか分からずに


戸惑ってしまいます。



特に子育てや教育においては、


先に様々な選択肢を提示し、


それぞれ少しずつ試しに体験させてみて、


その後に「どれを選択するかは自由だよ」


と伝えるといった工夫が大事だと思います。



まずは、大人の側が、


自分の人生の選択肢を広げるためにも、


学び実践することを始めてみましょう。

 

 

 

 

 

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