大津市島ノ関駅徒歩2分、

びわ湖近くの

整いサロン

サロンミルテyukoです。

 

 

 
 

 

人生を自分で豊かに生きる

をテーマに

元鍼灸師のYukoの

日々の気づき

を書いています

 

 

 

「奇妙な魅力は僕を虜にする

変化は僕が通り抜けてきた速度でやってくる

変化だ

向き直れ 奇妙なものに目を向けろ

もうすぐ君も歳を取る

時は僕を変えるだろう

だが僕は時に足跡を残せない」

byデヴィッド・ボウイ「changes」





 

 

暑いといいながらの7月も

後半戦

世間は夏休みに入りましたね

 

ところで

昨今の学校では

もう屋外プールに入るのは危険というのが

常識になりつつあるようです

 

確かに

ちょっと外に出たら

瞬時に汗が噴き出す事態なんですから

そりゃもう屋外プールなんか無理って話です

あの

夏休みの水泳教室の途中

プールのコンクリートが

水泳で冷えた身体に

温かくて妙にホッとする

そんな密かな楽しみは

今はもう彼方へ

(どころか火傷する)

 

 

そんな昨日

私にとって

衝撃のニュースが

 

 

音楽評論家で

「ロッキングオン」社代表の

渋谷陽一氏が逝去されたとのこと

 

2023年に脳出血で入院後

闘病されていて

長年続けられてたラジオ番組を

降板された時から

こんな日が来るのではと思ってはいたけれど

思った以上に喰らっております

 

なんとも形容し難い気持ちが

渦巻いている

 

 

訃報を聞いた瞬間

「あ、もう(私の)時代が終わったんだな」

と思った

 

 

同時に

今の気持ちを

きちんと文章化しないと

とも思ったのです

 

 

 

なので

今日はいつも以上に

私情の嵐となります

そして長文になるかと思いますので

 

興味ある方のみどうぞ

 

 

 

 

 

渋谷陽一氏が7月14日に

亡くなった

 

 

渋谷陽一氏といえば

ロック好きな方なら

知らない人はいないと思う

 

1972年に「ロッキングオン」を創刊し

ラジオDJや

音楽総合プロデューサーとして

活躍された人

 

 

ロックについて

深く向き合い

論じるという観点での

雑誌は

私が知る限り

「ロッキングオン」と

「ミュージックマガジン」

が双璧だった

 

 

 

ほぼ文章のみの

「ミュージックマガジン」より

「ロッキングオン」は写真が

抜群にかっこよくてオシャレ

それでいて深く突っ込んだ内容の

ロングインタビューに加えて

ライターや一般投稿者の

難解かつ個性的な評論が

面白くて

毎月楽しみだった

 

 

当時から一般投稿が盛んで

そのうちこの人面白い!

と思ってた投稿者がライターとなり

編集者になるという過程も見てきた

そしてそんな人たちが今も

多くの音楽雑誌や業界で

活躍している

 

本当に

ロッキングオンが

今の日本の音楽のもと

を創ってきた大きな存在なんだなぁ

としみじみ思う

 

 

今こうして振りかえると

私の道を外しまくる人生の始まりの

間違いなく一端にも

ロッキングオンはあったと思う

 

 

 

高校時代は

NHKーFM「サウンドストリート」で

毎週木・金の渋谷氏の

最新の音楽情報を得るために

ラジオにかじりついて

録音に必死だった

(エアチェックって和製英語まであった)

 

 

火曜は坂本龍一がDJで

今思えばすごく贅沢な時代だった

 

リアルタイムで

日本の音楽シーンについての

あらゆる話を

ぼそぼそ声で話す坂本隆一氏に対し

 

渋谷陽一氏は

いつも軽快かつ歯切れの良く

難解かつ独断な解釈で

誤解を恐れず進言し

論評していた

文章もDJでも

明解な考察がすごかった

 

 

 

今の私の文章の在り方は

もしかしたら

「ロッキングオン」の

影響がかなり大きいのかもしれない

 

 

 

このアーティストが好きなのか

ということも

 

なんで私が好きなのか

どうしてこの曲が好きなのか

 

 

それを深くあらゆる角度から

掘り下げて解明せずには

いられない

 

 

そしてそれは

音楽だけでなく

映画でも小説でも

美術でも

勉強でも

日々の生活でも同じ

 

 

 

単に好き

ではダメなのです笑

 

 

 

昨日の訃報から

渋谷陽一氏のラジオの声が

たまらなく聴きたくて

色々探すと

なんと「サウンドストリート」

の録音が出てきた

 

(なんてありがたい)

 

 

試しにひとつ聴いてみると

あの懐かしい軽快な早口

そしてなんと

「デヴィッド・ボウイ」の特集の回とは


 

これがまた

まるで今の時代を暗示したかのような内容で

驚く

 

ボウイという人は

アルバムごとに

新たな展開や世界を

繰り広げる人なのだけれど

82年の「レッツダンス」

でその斜め上をいく

変貌っぷりに対して

 

「彼は無責任に自分の素材を変えてるけれど

その時点では

ものすごくしっかりした作品を生み出す

だからすぐ変わった

あの頃が良かったなどと

非難するよりも

自らをメディアとして

その時代状況とその時の自分の発想を

鏡のように反映させていく

彼自身のやり方を認めたらよいわけで

POPミュージックというものは

その時点の瞬間的な作品自体を

しっかり見つけていけば

それでいいんじゃないかと思う」

 

と明解に言い切っていた

 

要するに

その頃感動した自分なんて

ものに固執することなく

 

今の彼が

その時点で最高だと思う

音楽を心から楽しみ

その瞬間を味わうことが

ポップミュージックを

楽しむ最良だ

 

というわけです

 

ちなみに彼は

「レッツダンス」には

正直そんなに興味はない

と苦笑していながらも

今のボウイが

やりたい音楽と

それに懸ける情熱には

最大限にリスペクトしていた

 

そうそこが彼の素晴らしいところ

 

 

 

時代は変わる

同時に

その瞬間を

心行くまで味わうことは

その時しかない

 

 

これって

渋谷陽一氏自身も

同じ感覚を持ってたんじゃないだろうか

 

 

 

彼の面白いところは

割りにアッサリ(という感じがした)

自分が作った雑誌の編集長を

次の世代に譲り

総合プロデューサーという

ある意味究極の見守り役となりながら

 

最後までラジオで熱くロックについて

語っていたこと

 

昨日読んだ

ロッキングオンJAPANの編集長

山崎洋一郎氏の追悼文でも

ある日「お前に任せたから」

と言われて以後は本当にノータッチだった

とあった

(実際それまでも直接仕事を教えてもらう

こともなかったらしい)

そして話すといえば

洋楽邦楽の新譜やLIVEの話を

夢中で話してたという

憧れの存在であった渋谷陽一と

対等に自分の好きな音楽について

語り合える

 

 

このあたりも

実に渋谷陽一らしい

 

 

 


冒頭の詩は

昨日聴いた「サウンドストリート」で

かかったボウイの「changes」から

 

曲の後にいきなり

渋谷氏がこの歌詞の一節を

読みだして

思わず書き留めたのだけど

書いててちょっと鳥肌が立った

 

 

 

ボウイの名曲の1つ


 

 

 

 

時代はいよいよ

変わりゆくのだな

と昨日しみじみ思ったのだけど

久々にこの「changes」を聴いてると

 

 

歌詞にもあるように

 

 

変化は僕が通り抜けてきた速度でやってくる

 

ということだし

 

時は僕を変えるだろう

だが僕は時に足跡を残せない

 

でもそこに執着はいらない

 

こうやって

人も歴史も

世界も宇宙も

すべてが

変化(change)してきたし

これからも変化し続けていく

 

私の中の時代は

1つずつ終わっていくけれど

 

でもそのあとに

また新しい

変化がある

 

変わりゆく時代へ

 

これから私ができることを

少しずつやっていこう

そんなことをしみじみ思った



 

 

ありがとう

渋谷陽一さん

そして

安らかに

 

  

 

 

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