今朝の検診で再手術が決まりました。
『手術したばかりなのに、なぜ?』
切除した癌細胞の詳細な解析結果や写真を見せてもらい、
主治医からの病状や治療計画に関する説明を受け
以前から『私が患っている口腔内皮膚癌』に関しての知識を総動員し、
理解し
納得し
そして
その上で
今の傷口がもう少し落ち着いてから再手術を、という段取りになりました。
現在日本人は、一生のうちに、2人に1人は何らかの癌にかかるといわれています。
(by 国立がん研究センター)
私自身、治療方法に関しては
今の主治医の他にセカンドオピニオン、
もしくは更にはサードオピニオンの意見を聞いての結果なので、事実は事実としてしっかり受け止め、治療に取り組んでいきたいと思っています。
『もう一度手術をする』と聞いた時の感覚は。
『は???』
『へ???』
『ほぇ???』
こんな感じでしょうか?
椅子に座っているのに、座っている感覚がなく
その場にいるのに、自分の存在がない感覚。
時間感覚のない空間に放り込まれたイメージで
『えーーーっと、私、この一ヶ月入院してたんだよね??』
『手術ってさ、私もう受けたよね?』
『また手術?再手術ってなんのこと??』
この一ヶ月、頑張ってやってきたことを全部根元からかっさわれたような
足元をいきなり奪われて宙に浮くような
感情も何もない感覚がしばらく続き
しばらくしてから感覚を取り戻して
主治医に、ぽつりぽつりと質問を始めました。
一つ一つに丁寧に答えてくれる主治医の話、
次第に現実に戻され
事実確認の会話が続き
『じゃあお願いします』
でボーッとしながら診察室を出て
病院の待合フロアでお会計を待っている間、急に涙が溢れてきました。
今朝、この病院で受付の診察券を通す時とは全く違う感覚。
のん気に構えていたこの朝の時点の自分が懐かしくなりました。
『もう一回手術』。
言葉を繰り返しながら
まだ痛む頬を触りながら
事実として受け止めようと
繰り返し自分に言い聞かせて
病院を出たら。
偶然カレー屋のオーナーに遭遇!
いつも通り笑顔の彼は
『misakoサーーーン!ドコ行クノ〜?元気ソウネ〜』
ああ!そうだ!
今日病院終わったら、『来週から働きに行くよ!』ってお店に遊びに行く予定だったんだ!
私『お店に行こうと思ってたの!
でもごめん、来週から働けなくなっちゃった。
もう一回手術受けることになったの』
彼『オーーー大丈夫ジャナイネ!
OK、OK、全部治ッタラ オ店ニ オイデ!
misako来ルマデ ミンナ 待ッテルカラ〜』
私『本当にごめんなさい!
あとでお店に遊びに行くよ〜!』
彼『オッケーーーイ!後デネ!』
ということで病院の諸手続きを済ませてから、遊びに行く。
みんな笑顔で迎えてくれる、そして元気そうだ♡
いつも通り美味しいチャイを注いでもらって、ランチタイム営業準備中の彼らを邪魔してみる。
本当に彼らには癒される。
こちらはオーナー。
『カッコ良ク撮ッテ』って、あなたイケメンですから大丈夫!
テイクアウトでタンドーリ・チキンセットをテイクアウトでオーダー。
これが美味しいんだな〜
の、タンドーリ釜担当のお茶目な彼。
そしていつもの寡黙な、表情をあまり変えないシェフの彼にはカメラを向けられず・・・(気迫が凄くて、ね。。。)奥でピースしている彼の唯一の写真。
でもすごく体調を気にしてくれて、釜料理が焼けるまでの短い時間に色々と言葉をかけてくれる。
覚えたてのネパール語で話しかけると口元だけニヤリと笑う。相変わらずのツンデレぶりが健在で嬉しくなる。
調子がいい若者スタッフも相変わらずで。
なんか数時間前に再手術の知らせを受けた自分と
今のこの楽しい自分、
両方で生きてるんだな、と感じました。
昨日は一ヶ月ぶりにフラのクラスにも参加し
踊りはしなかったものの
皆さんの踊る姿を見て幸せな気分に浸っていました。
毎日起きる一つ一つの地道なことが
実はとっても幸せで
それは辛さもあり幸せもあり
でも事実は変わらない。
『辛い』とか
『幸せ』とか
感じて判断をつけているのは自分自身なのだと
あらためて
今日のジェットコースターのような時間の中で感じました。
そういえば。
私
今朝
主治医から
『今日の調子はどうですか?』
と聞かれた時
『入院中って、痛みはあるけれど、あんなに静かな空間で眠れるって幸せなことだと感じました』って言ったわ!!!!
そうだった!!!!
思い出しちゃった!!!!
事実は変わらない。
のであれば
変えられるところを変えていけば
視点を変えていけば
生きるペースが変わってくる。
そんなことを思いながら本屋さんへ立ち寄って、思わず目に入った本。
NHKの看板番組『プロフェッショナル〜仕事の流儀〜』のテーマソング、スガシカオさんの歌声が流れてきました。笑
もう一ヶ月、自由な時間が与えられたと思ったらいい。
入退院して手術を繰り返す人の辛さを体感出来る体験をしていると思ったらいい。
自分がいなくても当たり前に世の中は普通に回っているけれど、それでも待ってくれている人がいる嬉しさを感じたらいい。
と思ったら、
今度はちょっとホッとした涙が流れてきました。
思考回路のアップデートをしよう。
そう感じました。
入院中の思考回路はこちらから。
事実は事実。
それをしっかり受け容れること、
そういう練習をする旅をさせてもらえているんだと思って。
こんな考え方に思考を切り替えられるのも、yogaを学んできたから。
本当にyogaと出会えて良かったと思っています。
でも
癌にならなかったら、
私はyogaを学ぶという選択をしていなかった。
そう考えたら
癌が私に人生を教えてくれている。
素直に思考の舵取りが出来ている今の私の状況は
支えてくれている人たちがいるおかげです。
本当にありがとうございます!!!
我が身を使って『事実と向き合う旅』、続いています。
旅しなくても旅できちゃう。
サイコーだ♡






