しばらくオンライン原書会の本を読んでいなかったのですが、莫言祭りは9月まで延長していたのですね!

6月に『檀香刑(白檀の刑)』を読み始めたものの、難しいやら、世界観が気持ち悪い(日本語訳を読んだのですが、最初に語っている女性のなんとも言えない品のなさというかなんというか・・)のとで、ほんのさわりだけで挫折・・。

 

そこで、短編作品を1つだけタイトルに惹かれて読みました。

 

 

こちらは檀香刑とはうって変わって平易な文章。

児童作品のようにわかりやすいです!

 

がっ!!滝汗

 

内容は児童作品じゃない。

非常にいや~~~な気持ちになるので心身共に体力ない時には読まないほうがいいです。

 

いつものようにざっくりまとめると、(ネタバレ注意)

 

 

母親と2人で暮らしてる男の子。(10歳くらいか??)

ある朝、母が血を吐いて苦しんでいる声で目が覚めた。

息子は薬を買いに街まで出かける。

不気味な墓場をクリアし街で無事薬をゲット。

さあ、母の待つ家へ!

が、途中でうさんくさい姿の男女に呼び止められ、泥棒扱いされたあげく拇指铐で木の幹を抱きかかえるようにして繋がれてしまう。

そして彼らは彼を放置し去ってしまった。

途中、通行人が通りかかるも気がつかれず・・

ようやく気づいてくれた3人も、解錠できず「解铃还靠系铃人!」と行ってしまう。

子供を抱いた母親も水を少し飲ませたあげく逆切れ状態で去る。

指は腫れ上がり、スプリングがギリギリ食い込みいずれ切断されてしまうだろう。

放り出された薬の袋はいつのまにか破れてしまった。

太陽は沈み、霰が降り出し・・

お母さん!!!

・・・・・・。

 

そしてラスト。

 

理不尽さでいっぱいになりますよ。

むやみに美しい幻想的なラストは解釈がわかれそうです。

 

そんなストーリーなのだけど、田園風景の描写は、吹き渡る風の音、草の香りまでしてきそうな豊かな表現で映像を見ているようでした。

他の作品もこうなのかしら?

何か読みやすい作品があれば引き続き読んでみたい作者です。カエル