前回から隔年の開催となったけど
それまでは毎年の恒例だった、
勤務先である昭和音大のオペラ。
オケも、合唱も、舞台スタッフも、
学生さんたちの大切な実習の場であり、
そこにプロの舞台スタッフさんや
先生方の手厚い指導があります。
キャストはオーディションで選ばれた
卒業生の皆さん。
フレッシャーズから、すでに外の現場で
幅広く活躍している方まで、様々です。
誰に言われるでもなく、自然に、
経験値の高いキャストさんが
フレッシャーズをたくさん助けている場を
たくさん目にします。
ディスカッションのきっかけを作ったり、
やらねばならないことを率先してやって
現場での振る舞いを示したり、と
もうひとつひとつは書ききれないけど
たくさん。
「いい先輩だね〜」というと
「自分たちも、先輩たちから
こうやってもらってたんで
」と。
学んだ時期は違えど、
同窓生という、ひとつのファミリー。
世代を超えて
大きく受け継がれていくものがあるのを
いつも感じます。
演出家も指揮者もイタリア人、そして
イタリアへの留学経験がある人も多く、
稽古場での公用語がイタリア語のように
なる場面も多いのですが、そこでも
自然な助け合い。
通訳さんが忙しいときには
イタリア語がわかる人が
演出家や指揮者の言葉を伝えて
コミュニケーションをとってます。
そしてその様子を
合唱の学生さんたちが、
自分たちの出番じゃないときも
目を輝かせながら見学に来ている。
キャストに選ばれた憧れの先輩たちの
歌や演技だけでなく、
稽古場でのふるまいや姿勢、
演出家や指揮者がどんなことを求めてるか、
いろんなことへの対応の仕方、
などなど、勉強になることがたくさん。
憧れで終わらず、自分たちもいつか
キャストに選ばれたい!
という目標にもなり、こうしてまた
伝統が続いていくんだなぁ、と
今回も感じました。
先週の日曜日と昨日、
ついに通し稽古をむかえました。
これにて今回の私のお役目は完了です。
大好きなボエームを久しぶりに弾けて
とてもしあわせでした。
楽譜に書かれている言葉ひとつひとつが
演出家を通して、煌くものになったり、
マエストロの指揮から、あらためて
楽譜にどう書かれているのかを
見直すきっかけになったり。
それだけでなく、歌い手さんたちからも
合唱の学生さんたちからも、
安全安心な舞台のために
サポートしてくださるスタッフさんからも、
そして何より、ずっと背中を追いかけてる
大好きなピアニストさんからも、
たくさんの刺激と学びをいただいた
素敵な時間となりました。
稽古場での時間は昨日でおしまい。
いよいよ劇場入りして、
10/11&10/12の公演に向けて
ラストスパートです。
昭和音大のオペラでプッチーニをやるのは
たぶん初めて。
オケも大変だろうなーと思うのですが、
どんなふうになるのか楽しみです。
写真は、稽古を支えてくれたピアノちゃん。
あなたのいい音を引き出すことが
少しでもできてたかな?
あなたを心地よく充分に
鳴らすことができてたかな?
ありがとう



