最近、昔読んだ小説などを読み返しています。


そして新たに読み返し終わったのが

「博士の愛した数式」


数年前映画化もされた結構有名な小説で

80分しか記憶が持たない数学博士と家政婦、家政婦の息子√くんの

他愛もない日常を描いているだけなのに、普段の実生活と

それとは全く無関係に思える数学術が見事に調和され

読み終えると「静かだ」と感じることができる小説です。


この小説は1992年を舞台にしており実際の出来事も絡めることで

現実味を持たせているのですが、300年以上誰も成し遂げられなかった

フェルマーの最終定理を93年にイギリスの数学者によって証明された

ことも記載されています。


以前読んだときはあくまで話の流れのピースの一つに過ぎなかったので

完全にスルーしていましたが、今ではウィキペディアという百科事典があるので

フェルマーの最終定理に限らず登場する数式を考察しながら読んでみると

この小説の新たな面白さに気付くことができました。


「神は存在する。何故なら数学が無矛盾だから。そして悪魔も存在する。何故ならそれを

証明することはできないから。」「数字の関係を発見する。そう、発明ではない。

神の手帳にだけ記された真理を1行ずつ書き写していくようなものだ。」など神秘的な表現が

度々登場するのですが、その裏では幾人もの数学者の努力の積み重ねを表していたんだな~

とシミジミ感じました。


ページ数も少ないのでサラっと読みたいって人にもオススメです。

逆にこの小説面白いよ~ってのがあったら教えてくださ~い。

小説ではこういった普段の日常を主軸に置いてる話が好みです。