こんにちは〜|´ρ`)ノ
師走ですねー
暑い11月、秋はどうなったー?
と思っておりましたら、突然冬がやってきた福岡です。
今日は、許すことについてお話したいと思います。
宇宙はもともと完全だった
過去のブログでも何度かお話したことがありますが、この宇宙ができる前はどんな世界があったのかということですね。
宇宙が存在する前は、神学的には「神の絶対的孤独(アロンネス)」という状態であったとされています。
つまり神以外のものは何もないという世界ですね。
そしてその世界はどんな世界だったかというと、何の変化もない世界と言うことができます。
「完全」という状態は、完成されているので、それ以上何かを引いたり加えたり変化を必要としない状態です。
つまり簡単に言うと、「神の絶対的孤独」の状態は、「完全」で一切の変化や動きがないので、ゼロと同じ。
そこには全てがあるのですが、それは同時に何もない状態となんら変わらないのです。
ゼロは無限と同じということなんですね。
宇宙が存在するには完全でない状態にいる必要がある
その完全で完璧で、何の変化も動きもないゼロの世界において、ある時ひとつの試みが始まりました。
それは「完全でない状態を体験する」という試みです。
完全である世界の中においてゆらぎが生じ、完全でない状態が生まれました。
この瞬間、宇宙が誕生したのです。
それまで「無(ゼロ)=無限」であった神の意識が目覚め、創造がはじまりました。
こうして「体験」ができるようになったのです。
このように、この世界で起きていることというのは、完全ではないからこそ体験できているということなのです。
自然界に働く、「完全」に戻ろうとする力
完全な世界というのは無(ゼロ)と同じですから、この世界においてはその状態に逆らい、不完全な状態に向かうことで新たな体験を創造する力が働いています。
私たちが文明的な生活を送ろうとする時、そこには自然と戦い、自然の驚異を克服し、自然を治めようとしていきます。
この地球上においては、私たちが知る限り、メソポタミヤ文明にはじまり、エジプト文明、インダス文明、黄河文明など、いくつもの文明が花開き、衰退してきました。
記録が残っていないだけで、それ以前にも文明があったことが、最近の発掘調査などで明らかになって来ています。
これらの文明の特徴は、大規模な治水工事と、灌漑農業の実践、都市化です。しかし一方で大規模な森林破壊と、砂漠化を招いています。かつて文明が栄えた地域の殆どが砂漠化しているのです。
それは、創造の営みが、常に不完全さに向かうという法則と一致しています。
つまり現実的な体験においては、発展の一方で破壊や不調和を招いてしまうということなのです。
何をどうしても、その要素を取り除くことはできません。
一方で、この世界においては、元あった常に完全な状態に戻ろうとする力も働いています。
原始的な生活を今も送っている、アフリカのマサイ族や、北米や南米のネイティブ・アメリカンたちなどは、この法則に従って生きています。
自然の法則というのは、一言でいうと、完全な状態に戻ろうとする力のことです。
完全な状態というのは、全て満たされた状態とも言えます。
ですから自然の法則に従った生き方をしていると、必要なものは全て過不足なく与えられるようになります。
例えばマサイ族の人々が現代文明に触れても、そのことにあまり興味を示さないのは、それによって争いが生じたり、経済による必要以上の生産活動による歪みが生じたり、文明の利器を使うことによって、五感が閉じてしまうことをよく知っているからです。
彼らは、それよりも自分自身に備わった超鋭敏な感覚や、第六感、家族や友人たちとの絆、過不足なく与えてくれる自然界との関係を大事にすることを選択しています。
古代の日本でも、縄文時代の人々が戦争をすることなく1万年以上も平和に生活して来れたのは、この自然の法則に従った生き方をして来たからに他なりません。
バランスの大切さ
このように、創造は新たな体験を生み出しますが、同時に自然の法則に逆らい、それらを破壊する力を持ちます。
一方で、自然の法則は全てを満たす恵みと調和をもたらしますが、いわゆる「発展」はなくなります。
地球の歴史を振り返っても、自然を破壊し文明を発達させてきた人々と、自然と共に生き、平和を保ちながら文明とは離れた暮らし方をしている人々が常に存在しています。
どちらが良いとか悪いとかではなく、バランスが大事なのだと思うのです。
というのも、現在の世界を見ればわかるように、文明の発達は常に戦争と破壊、地球環境の汚染をもたらしていることは明らかです。
便利になったようで、不要な仕事が増えていたり、経済活動によって貧富の差が生じたり、自然な生き方をしていたら決して起きない様々な問題が生じています。
このまま進み続ければ、人類全体のみならず、地球環境そのものが破壊と滅亡に向かってしまうかも知れません。
文明の発達というのものは、創造の体験という意味では、神が望まれたとても大事なものです。
しかし、あまりにも自然の法則を無視してしまうと、破壊に向かってしまいます。興味深いことに、このことを突き詰めて考えてみると、結局、破壊の行き着く先は何も残らない「ゼロの世界」です。つまり無に戻ってしまうということ、言い換えると世界が誕生する前の完全なるの世界に戻るということです。
これでは神がわざわざ無の状態から世界を創造した意味がなくなってしまいます。
近年「持続可能な社会」という言葉が言われていますが、すこしスローダウンして、もう少し自然の法則に目を向け、その感覚を思い出して生きることが大切なのではないでしょうか。
許すということと、自然の法則
自然の法則に従って生きることとは、起きてくる全ての出来事は完全であるという視点で生きることでもあります。
つまりどんな体験も起こるべくして起こっているということを認めることでもあります。
これが許しの本質です。
自分の身に起きている出来事を認めること
言葉にすると簡単ですが、これが意外にできていない人が多いのです。
人は考える生き物でもありますから、ついつい自分の見たいものを見たいようにしか見ていなかったりします。
つまり、〇〇とは△△だと、なんらかの決めつけや思い込みを通して見ていることがほとんどです。
思い込みを通してものごとを見ている限り、そのものごとの本質はわからなくなってしまいますし、その出来事を通して体験するはずだったものを逃してしまいます。
許しというと、精神論や感情論で「起きていることを甘んじて受けろ」みたいに解釈されることも多いのですが、それはちょっと違うんですね。
自分の身に起きている出来事を認めることとは、別の言い方をすると、自分の身に起きている出来事をありのままに認識することです。
思い込みを一旦脇において、事実だけを見るということです。
そうすると、その出来事が何を生じさせているのかを知ることができます。
すると、その次に自分が何をすべきか、何を一番大切にするべきなのか、正しく判断することもできるようになります。
また、自然の法則を理解する上で大事なこととして、第六感が開く生活を心がけるということもあります。
このためには常日頃から五感を大事にし、「意識的に感じる」ということを心がけることで磨かれていきます。
例えば犬の嗅覚は人間の3,000倍から10,000倍と言われていますが、実は人間も潜在的にとても優れた感覚を備えています。
以前にもお話したと思いますが、これらの感覚は文明的な生活の中では衰えてしまいますが、自然の生き方をしていると回復してきます。
そうすると、様々なものごとが感覚的にわかるようになってくるので、頭で考えなくても判断を間違えなくなります。
ですから、自然と全てがうまくいくように感じられるようになるわけですね。
愛を持って人を見る
許すことのもう一つの側面が、愛をもって人を見ることです。
愛は、感情ではありません。
愛によって生じる感情は、あくまでも結果でしかありません。
愛の本質は、人を判断せずにありのままに見ることであり、その状態を肯定することです。
それをされた時、人は「愛された」と感じるのです。
どちらにしても、判断や感情を一旦脇において、「ありのままに見、肯定する」ということが大事であることに変わりありません。
なぜ許せないのか
許せなくなる一番の原因は、「痛みの記憶」にあります。
肉体の意識である自我は、自分を守るために痛みの体験を避けようとしますから、自分にとって痛いことをしてくる人から自分を守ろうとします。
それが「痛みの記憶」です。
痛みの記憶は、怖れの感情を生み出し、怖れを感じさせることで、自分に痛いことをしてくる相手から自分を避けさせようとします。
ここまでは自然の反応です。
ところが問題はここからです。
痛いことをしてくる相手から逃げられなかったり、その相手に対して何らかの思い込みがあると、その思い込みの内容によっては痛い体験を甘んじて受け続けてしまうのです。
しかし、痛い体験を甘んじて受け続けるには、感覚を遮断しなければなりません。
痛いと感じないようにすることで、自分を守ろうとするわけです。
しかし、痛みを感じないように遮断していたとしても、痛みの記憶は蓄積されていきますし、それを避けようとして反発する感情や思いも蓄積されていきます。そしてそれはいつしか、怒りや恨み、復讐心といった形で表に出てくるようになります。
許せなくなるのは、痛みを我慢し続けた結果なんですね。
許せない人を許すには
こうした状況で、相手を許すにはどうしたら良いのかというと、まず自分が置かれている状況を正確に見る必要があります。そのためには一旦感情や、さまざまな判断を脇において、自分自身の状態や、置かれた環境、相手の状態などを、ありのままに見ていく必要があります。
ありのままにみていくことができると、自分自身を冷静に見ることができるようになります。
次に必要なことは、自分の感じている感情をありのままに見ていくことです。
これをしっかり認識できるようになると、不思議なことに許しのプロセスが始まります。
許しのプロセスが始まると、痛い体験に自分を留めている思い込みに気づくようになります。
あとはそれを手放して行けばよいわけです。
そうすることで、人生が好転していきます。
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