なぜ愛は霊的な成長においてそんなに大切なのか。アダムとして生まれキリストとして甦ることについて。 | 沈黙こそロゴスなり

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キリストの使徒パウロは、次のような言葉を残しています。

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死が一人の人によって来たのだから、死者の復活も一人の人によって来るのです。つまり、アダムによってすべての人が死ぬことになったように、キリストによってすべての人が生かされることになるのです。

死者の復活もこれと同じです。蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、蒔かれるときは卑しいものでも、輝かしいものに復活し、蒔かれるときには弱いものでも、力強いものに復活するのです。つまり、自然の命の体が蒔かれて、霊の体が復活するのです。自然の命の体があるのですから、霊の体もあるわけです。

「最初の人アダムは命のある生き物となった」と書いてありますが、最後のアダムは命を与える霊となったのです。

最初に霊の体があったのではありません。自然の命の体があり、次いで霊の体があるのです。最初の人は土ででき、地に属する者であり、第二の人は天に属する者です。土からできた者たちはすべて、土からできたその人に等しく、天に属する者たちはすべて、天に属するその人に等しいのです。わたしたちは、土からできたその人の似姿となっているように、天に属するその人の似姿にもなるのです。
(1コリント15:21-22,42-49)

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これはキリスト意識に至る道を表しています。
私たちは肉体を持って生まれてきます。
アダムは、土という意味をもつ人を表す言葉で、人は土に属するものであることを意味しています。

人がキリスト意識に至るには、まず肉体を持って生まれ、そしてその状態を去らなければなりません。使徒パウロは、それを実際の死として述べている時と、自我の死(悟りの状態)として述べている時があり、それらは同じことを意味しています。

死と復活(自我の死と霊的な覚醒)はセットであり、切り離して考えることはできません。

さて、このことについて、OSHOが、別の側面からとてもわかりやすく述べている講話がありましたので、ご紹介いたします。



OSHO 『黄金の華の秘密』という講話シリーズのQ&Aより

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問い:
「何故愛は、霊的な成長においてそんなに大切なのですか?」

OSHO:
愛と気づきは、両極の最高の高みだ。
ちょうど、男と女、生と死のように、
暗闇と光、夏と冬のように、
外と中、陰と陽のように、
身体と魂、創造と創造者のようにだ。

愛と気づきは、両極の高みで、
変容が起こる最後の極みだ。

愛には2人が必要だ。それは関係性だ。
それは外に向かう。外に向かうエネルギーだ。
相手が、愛される人がいる。
相手が、あなた自身より重要になる
あなたの喜びは、相手の中にある。

もし相手が幸せなら、あなたも幸せだ。
あなたは相手の一部になる。
ある種の依存関係がある。
そのように、相手が必要だ。
相手なしでは、あなたは寂しさを感じる。

気づきは、完全に独りになって、
注意深く自分自身とともに、ただあることだ。
それは関係性ではないので、他者は全く必要ない。
それは外側に向かうことではない。
それは内側に向かうことだ。

愛はあなたの存在から出てくる光の動きだ。
気づきは、それとは反対の動きで、
源へ再度戻る光の反対方向の動き、
源へ帰る動きだ。

これはイエスが悔い改めと呼ぶものだ。
---これは言葉どおりの悔い改めるという意味ではなく、
源へ帰るという意味だ。
パタンジャリはこれをプラチャーラと、家に戻ってくることと呼ぶ。
マハヴィーラはこれをプラチクラマンと、自分自身に帰ることと呼ぶ。
環が完結したという意味だ。

黄金の華の秘密は、あなたのエネルギーの逆向きの動きに基づいている。
完璧にそれに基づいている。
しかし、この逆向きの動きが可能なのは、
あなたが外に向かう動きをしていたときだけだ。
あなたは愛の中に入っていかなければならない。
あなたは、自分自身にたどり着くために、関係性を持つ必要がある。
これは逆説的に見える。

再び子供になるためには、子供は世間に毒される必要がある。
無垢は、再び本当の無垢になるためには、
ずる賢さのあらゆる騒ぎに入っていく必要がある。
子供は無垢だが、それは無知によるものだ。
聖人も無垢だが、それは無知によるものではなく、
経験によるもの、成熟によるものだ。

彼は再び無垢になるが、その再びなることが非常な重要性を持っている。
---それ以上、彼の無垢を乱すことはできない。
子供の無垢は乱されざるを得ない。
全てのアダムはエデンの園を、無垢の世界を去る必要がある。
全てのアダムは、世間に、その泥沼に出ていく必要がある。
何故なら、そうして初めてあなたは成長し、成熟することができるからだ。

そこでだけ、あなたは学び、
そこでだけ、対比することによって無垢の美しさを見、
そこでだけ、あなたは無垢の輝きを理解する。

あなたが無垢の美しさを学んだ日には、
あなたは、気づきを持つようになっている。
あなたは、家に帰ってきている。

もしアダムが天国を去らなかったら、彼はキリストにはなれない。
彼は子供のままだ。
アダムは、外側への動きを意味している。

キリストは、内側への動きを意味している。
アダムは愛を意味し、キリストは気づきを意味している。
環は完結した。
アダムとキリストの違いは、その方向だけだ。

アダムは外側に向かい、その同じ人が反対に向きを変え内側に向いたら、彼はキリストになる。
アダムは潜在的なキリストで、キリストはアダムが実現されたものだ。

愛はとても本質的なものだ。
あなたは、自分を得るために自分を見失う必要がある。
愛は、自分を完全に失うことを唯一可能にするものだ。

あなたが完全に失われたとき、あなたは自分がしたことを思い出すことができる。
それはいつも大海に住んでいる魚のようなものだ。
彼は決して大海に気づかないし、その祝福に気づくことはない。
彼は網に捕まる必要があり、
漁師が彼を拾い上げ、砂浜に放り出す必要がある。
その砂浜で、暑い日の下で、
彼は初めて思い出す。
彼は何年も大海に住んできたのに、大海には気づかなかった。
全く気づかなかった。
今や渇きが、暑さが、大海を意識させる。
大海に帰りたいという大きな渇望が起こる。
それが大海にジャンプして戻るためのあらゆる努力を作りだす。

それが探求者の状態だ。
大元の源へ帰りたいという渇きだ。
そしてもしこの魚が大海に再び戻ることができたとしたら、
あなたはその祝祭がどれ程のものか想像できるだろうか?
その魚は大海にずっと住んできて何も祝祭はなかったというのに。
今や祝祭の可能性がある。
今はとてもうれしく、祝福されていると感じる。

霊的な成長のためには、愛は必要だ。
更に愛は鏡として働くので、それ以上のものだ。

誰かあなたを愛する人の目の中に、自分の顔を見たことがなかったら、
あなたが自分自身を知ることはとても難しい。
ちょうど、自分の肉体的な顔を見るのに鏡を見る必要があるように、
自分の霊的な顔を見るためには、そのような鏡が必要だ。

愛は、霊的な鏡だ。
それはあなたを育てる。
それはあなたを統合する。
それはあなたが内側の旅する準備を整える。
それはあなたの本当の顔を思い出させてくれる。

深い愛の瞬間、本当の顔の一瞥がある。
しかしその一瞥は反射という形でやってくる。
ちょうど満月の夜に、湖の中に写った、静かな湖の中に写った、
月を見るときのように、愛も湖のように働く。

湖に写った月は、本当の月の探求の始まりになる。
もしあなたが湖に写った月を見たことがなければ、
あなたは本当の月を決して探すことはないだろう。

あなたは月を探すために、何度も何度も湖に入っていくだろう。
何故なら、あなたは最初こう考えるからだ。

「湖のどこか深い底のところ、
これが本当の月がある場所だ」と。

あなたは何度も何度も飛び込み、そして手ぶらで上がってくる。
そこであなたは月を見つけられない。

そうしてある日、あなたはこの月がただの反射に過ぎないのだとわかり始める。
それはとてつもない洞察だ。
そうすればあなたは上を見ることが可能になる。
もしこれが反射だとしたら、月はどこにあるのだろう?
もしこれが反射なら、あなたは反対の方向を見なければならない。

反射は、湖の深い場所にある。
そうなら、本当の月は湖の上のどこかにあるに違いない。
そうして初めてあなたは上を見上げ、旅が始まることになる。

愛は、湖に写った月は、
瞑想の一瞥を与えてくれる。
しかしそれは反射であって本物ではない。
だから愛は決してあなたを満足させることはできない。
実際には、愛はあなたをいっそう不満に、不満足にする。

愛は何が可能かをあなたに気づかせるが、物を届けてくれる訳ではない。
それはあなたを欲求不満にする。
そして深い欲求不満の中でだけ、
自分自身の存在に向きなおる可能性がでてくる。

愛する人達だけが、瞑想の喜びを知っている。
愛したことがなく、愛に欲求不満を感じたことがない人は、
月を探しに愛の湖に飛び込んだことがなく、
決して欲求不満になったことがない人は、
空の本当の月を見上げることはない。
彼らは決してそれに気づくことはない。








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