星野仁彦著『それって、大人のADHDかも知れません』から、ADHDとアスペルガー症候群の違いをメモしておきます。
日本人の1.5%~2%がアスペルガー症候群、約10%がADHDだと考えられています。10人に1人ってかなり多いですね。
●過集中
共通点:興味のあることに熱中して、時間を忘れたり、オタク的にのめり込む。
違い:ADHDには、アスペルガー症候群によく見られる「同じ動作を果てしなく繰り返す」癖、「におい、肌触りなど特定の感覚刺激への強いこだわり」はない。
●不注意
共通点:場に相応しくない衝動的、失礼な行動~突然わめく、暴れる、人を叩く、ける、割り込む、などの行動が見られる。
違い:ADHDは感情を爆発させるのは大人として恥ずべきことだとわかっている。
アスペルガー症候群には「相手に失礼」という概念がなく、「体が触れる→突き飛ばす」「鼻の大きい人を見る→大笑い」など、反射的にパターン化した行動がでる。また不安や恐怖を感じると、自分を叩くなどの自傷行為行動が出ることもある。
●癇癪とパニック
共通点:自分の思い通りにならないと混乱しやすく、癇癪やパニックを起こす。
違い:ADHDでは感情をストレートに噴出。早とちり、勘違いでキレることも。
アスペルガー症候群では「犬の鳴き声→轟音と感じてパニックに」など、知覚や認知の歪みから瞬間的に反応したり、急な予定変更や予想外の出来事に対処できなくて、癇癪やパニックをおこす。