文章を書くのが遅い人に限って、最初からきちんと(まじめに)書こうとする傾向があります。
「少し書いては消す。また少し書いては消す」という書き方をするため、どうしても時間がかかってしまうのです。
速く書くためのポイントは、ひとまず一気に全文を書き上げてしまうことです。
文章の完成度は50%、いえ、30%でも構いません。
風景画を描くときのことを思い出してください。
いきなり端から完璧に描いていきますか?
答えは「ノー」でしょう。
おそらくあなたも風景画を描くときは、ザっと全体を下描きし、そのあと細部を描き込んでいくのではないでしょうか。
文章作成のプロセスも同じです。1行目から完璧な文章を書こうとすると、一向に筆が進みません。
「少し書いては消す」をムダにくり返し、あれよあれよという間に時間が過ぎていきます。
そもそも全体が見えない状態で、ディテールを仕上げようとすることにムリがあります。「全体」なしに「細部」は存在し得ないからです。
細部はよく描けているけど、全体のバランスが崩れている……では本末転倒です。
文章作成で大切なことは、絵を描くときと同じように「いちどザっと書き上げること」です。
全体を書き上げてから(全体のバランスをチェックしてから)細部の完成度を高めていけばいいのです。
「全体(下書き)→細部(仕上げ)」を念頭に置いて、まずはザっと最後まで書き上げましょう。