あなたはが文章を書くときに、いちばん大切にしている意識は何ですか?
テーマ? 切り口? リズム? 文法? 文体? 具体性? 論理性? 構成? 言葉の選び方?
わたしが最も大切にしている意識は「読み手本位」です。
世の中のほとんどの人が「書き手本位」で文章を書いています。
書き手本位の文章とは「自分が書きたいことを、書きたいように書く文章」のことです。
一方、読み手本位の文章とは、読む人の立場に立ち、読む人のことを想像しながら、読む人のために書いていく文章のことです。
「読み手本位」の文章を書くために必要となるのが、以下の4つのポイントです。
1:読む人が知りたいことを書く
2:読む人が納得するように書く
3:読む人が興味をもつように書く
4:できる限りわかりやすく書く
仮に書かれている内容が同じだとしても「書き手本位=読んでもらえない」「読み手本位=読んでもらえる」という差が生まれます。
冒頭に挙げた文章作成の要素も、すべて「読み手本位」の意識で包み込むことが大切なのです。
・テーマ:読む人が興味をもつテーマ
・切り口:読む人が興味をもつ切り口
・リズム:読む人が読みやすいリズム
・文法:読む人が理解しやすい文法
・文体:読む人が受け入れやすい文体
・具体性:読む人がイメージしやすい具体性
・論理性:読む人が理解しやすい論理性
・構成:読む人が読みやすい構成
・言葉の選び方:読む人が理解しやすい言葉の選び方
言うまでもありませんが、「読み手本位の文章=読み手に迎合する文章」ではありません。
大事なのは、書き手がもっている情報を、読む人が受け取りやすい形(メッセージ)に変換して書く、ということです。
たとえ話をしましょう。
あなたが今、豚肉とピーマンをもっていたとします。生の豚肉と生のピーマンをそのまま丸ごとドーンと食卓に出したら、みんなに嫌がられるでしょう。「こんなもの食えるか!」とツッコミを入れられて終わりです。
でも、豚肉とピーマンをフライパンで炒めて味付けをしてあげれば、みんなに「おいしい!」と喜ばれるでしょう。あなたが、食べる人の「味の好み」に合わせて調理をすれば、なおのことあなたへの賞賛は大きくなるでしょう。
情報も同じです。あなたがもっている情報をドーンと出しても喜ばれないことが少なくありません。いえ、最悪の場合、煙たがられたり、反感を買われてしまうこともあります。
一方、相手の立場に立って、その情報を上手に調理していけば、大喜びしてもらうことができるのです。
文章は書き手のためにあるのではありません。それを受け取る読み手のためにあります。
文章は書き手から読み手への一方向な発信ではありません。書き手と読み手による<双方向のコミュニケーション>です。
情報を調理(編集)するあなたは、それを食べる人から「おいしい!」と言ってもらう必要があるのです。
あなたは、あなたが持っている情報を、上手に調理して出していますか?
もし答えが「ノー」であれば、「読み手本位」の意識を強化しましょう。