「10を集めたら9を捨てる」
濃い文章を書くために、押えておきたいポイントです。
インプットした10の情報のうち、8も9も使って書いた文章は、内容が薄くなりがちです。
8も9も使うのではなく、8や9を捨てることが肝心です。
「環境汚染」をテーマに、ブログ記事を書く場合で考えてみましょう。
<集める情報>
海洋汚染、大気汚染、土壌汚染、川や湖の水質汚染など、さまざまな汚染事例や汚染情報
<使う情報>
川の水質汚染
<切り口>
東京を流れる多摩川の水は、ろ過せずに飲めるか?
「多摩川の水(=水質汚染)」について書くなら、海洋汚染や大気汚染や土壌汚染の情報はいらなかったということ? 捨ててしまう情報(文章に書かない情報)を集めるのってムダじゃないの?
そんなふうに思う人もいるでしょう。気持ちはよくわかります。
しかし、「捨てる」は、あくまでも表向きの話です。
氷山をイメージすると分かりやすいかもしれません。水面上に見えるのは氷山の10%で、残りの90%は、水面下に隠れています。
文章も氷山と同じです。読まれるのは水面上の10%ですが、その10%は、水面下の90%によって支えられています。そして、その90%がしっかりしていればいるほど、氷山全体の安定性(=文章の説得力)が増します。
環境汚染の例にしても、海洋、水質、大気、土壌……すべての汚染は密接に結びついています。水質汚染以外の情報も、海面下でしっかり支えてくれています。
つまり、集めた情報にムダはないのです。
それどころか、捨てる情報が多いということは、質の高い文章になるポテンシャルを秘めている、ということ。
「ムダな情報は集めたくない」と思っている限り、文章力の向上は見込めません。一見するとムダな情報たちも、実は水面下からあなたの文章を支えてくれているのです。
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